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2023年06月05日 [動物のこと]

雲の中のスーパーバグ

お疲れ様です。院長です。

6月5日の月曜日でございます。

やっぱり6月に入って、少し湿度が上がってきた様な気がしますねぇ…。

もう梅雨入りしているちほうもあるようですし、近畿地方もボチボチですな。

例年なら、来週あたりには梅雨入りって感じでしょうな。

ま、どうせくるもんですし、少々早かろうが遅かろうが構いませんが、梅雨明けは早い方が良いですよね。

夏が待ち遠しいってな前向きな意見ではないですが、梅雨の暑さよりもマシかなと…。

まぁ、ここ数年の暑さときたら、もはや生きる気力すら奪われかねない勢いですけどね。

ま、それも言うてても勝手にやってきますし、何とかやり過ごしましょう。

てことで、今日もネタにいきますが、今日はちょっと恐ろしい菌のお話しでございます。

なんでも、空に浮かぶ雲の中から薬剤耐性菌の遺伝子を大量に発見したんだとか…。

細菌といえば、土の中や澱んだ水の中にいるものと思うかもしれませんが、彼らは空にもいるんですね。

驚いたことに、それらは抗生物質への耐性すら備えているそうなんです。

最新の研究では、カナダとフランスの研究チームが、空に浮かぶ雲の中で大量のスーパーバグ、薬剤耐性菌の遺伝子を発見したと報告しています。

一体なぜそんなところに、しかもよりにもよって薬剤耐性菌がいるのでしょうか?

どうやら細菌は想像以上に舞い上がりやすく、それゆえに地上の活動は空の上の雲にまで影響を与えているようなんですね。

従来の抗生物質が効かない「薬剤耐性菌」は、スーパーバグとも呼ばれ、世界の医療にとって重大な脅威とみなされています。

このブログでも何度か紹介しましたね。

これとか、これとか、これとかね。

厚生労働省のレポートによれば、それで亡くなった人は2013年に少なくとも70万人いるそうで、2050年には1000万人に増加すると予測されているそうです。

その脅威から身を守るためには、細菌そのものだけでなく、それがこの地球のどこで発生し、どう移動しているのか知ることが大切です。

ラヴァル大学(カナダ)とクレルモン・オーヴェルニュ大学(フランス)の研究チームは、フランスにある標高1464メートルのピュイ・ド・ドーム山山頂で、2年間にわたり雲を採取。

そこに含まれているものを分析しました。

すると、雲の中には水1ミリリットルあたり約8000個の細菌がいたばかりか、同じ量の水に薬剤耐性菌の遺伝子が平均2万以上も含まれていることがわかったそうなんです。

そうした細菌は、雲の種類によっても違いがありました。

海を通過した雲と陸を通過した雲では薬剤耐性菌の種類が異なり、とりわけ陸を通過した雲には家畜に使われる抗生物質に耐性を持つ細菌が多く含まれていたそうです。

本研究の筆頭著者であるラヴァル大学のフローラン・ロッシ氏は、今回の研究について、「雲にほかの自然環境と同レベルの薬剤耐性菌の遺伝子が含まれていることを示した初のもの」と、プレスリリースで述べています。

ロッシ氏によると、雲の中で見つかった細菌は、普通なら植物や土の表面に生息しているものだそうです。

ではそれがなぜ雲の中で見つかったのか?

どうもそうした細菌は、風や人間の活動によってエアロゾル(気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子と周囲の気体の混合体)となり、大気中に舞い上がってから雲になっているようなんですね。

また薬剤耐性菌の遺伝子が大量に含まれていたのは、畜産業で使用される抗生物質が主な原因ではないかと推測されているそうです。

しかも、こうした細菌入りの雲は、薬剤耐性菌の遺伝子を拡散させる運び屋であるとも考えられるという話しですから、これはかなり危険な状況ですな。

今後の研究で、人間のどんな活動が細菌の排出源になっているのか突き止めることができれば、より効果的な封じ込め作を考案できるかもしれないとのことです。

てか、早いトコ突き止めてくれないと危ないんじゃないの?

抗生物質が効かないって事は、最悪死に至りますからねぇ。

こんなもんが雲の中にあるとか怖すぎます。

雨が降ったら、地上に落ちてくるんでしょうか?

恐怖しかないな。

ではまた〜。








京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院



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