弘泉堂鍼灸接骨院
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老化防止ワクチン
2022年01月21日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。

1月21日の金曜日でございます。

なんやねんこの雪は…。

昨日の夜から降ってきてましたし、明日は積もってるかもなぁとは思ってましたが、もう真っ白やん。

メッチャ寒いし、もう雪はかんべんしてほしいなぁ…。

これ、年々、寒さが堪えるようになってきた気がします。

やはり、老化が原因なんでしょうか…。

まぁ、年をとるのは誰しも同じ条件ですし、どうすることも出来ないんですが、「老化」となると、これはやはり個人差が出てきます。

わたくし院長、こう見えて筋トレが趣味なんで、比較的「運動器」は丈夫だと思います。

まぁ、筋トレのやり過ぎでケガすることは多々ありますが、筋力低下等は起っていないはずです。

ですが、身体の中身、内臓となると、なかなか鍛えるってわけにもいきませんし、やはり老化が心配になります。

てことで、今日のネタですが、そんな「老化」を食い止める事が出来るかもしれない、そんな話です。

順天堂大学の研究グループによって、老化をもたらす細胞を掃除してくれるワクチンが開発されたそうなんです。

マウス実験で老化の兆候が少なくなったということらしいです。

年をとると、だんだん体の中に老化した細胞が溜まり、慢性的な炎症を引き起こすことが知られています。

これが加齢によって病気になる原因の1つとされています。

順天堂大学の研究では、こうした老化細胞をターゲットにするワクチンを開発し、それを除去することに成功したってことらしいんです。

「糖の代謝異常」や「動脈硬化」の改善、「加齢による身体機能低下」の抑制、さらには「早老症」のマウスの寿命を延ばすなど、老化に関連した病気の新しい治療法として期待できるそうなんです。

順天堂大学、南野徹教授らの研究グループは、これまで長年、老いにともなって現れる病気のメカニズムについて研究してきました。

そこから明らかになったのは、加齢やストレスによって体の中に細胞分裂できなくなった「老化細胞」が溜まるということです。

これはがんの発生を予防するメカニズムでもあるんですが、同時に慢性的な炎症の原因にもなるんだそうです。

この炎症が、老化による病気の引き金になると考えられています。

そうした老化細胞を取り除いてくれる薬なら、これまでにも報告されてきました。

ただし、それらは「抗がん剤」として利用されているものがほとんどで、強い副作用があったわけなんです。

そこで南野教授らは、より少ない副作用で老化細胞を取り除く方法を開発することにしたんだそうです。

今回の実験で、老化細胞だけに特有の「抗原」を老化した血管細胞の遺伝子解析を使って発見しました。

それは「GPNMB」というたんぱく質の老化抗原なんだとか…。

これは老化した人間の血管細胞だけでなく、マウスの血管細胞、さらには動脈硬化や肥満になったマウスの細胞にもはっきりと増加するそうなんです。

そこで、人工的に作った「GPNMB」の断片の物質をワクチンのように投与したところ、免疫細胞が刺激されて抗体が作られ、実際に「老化細胞」を取り除くことができたそうなんです。

そのアンチエイジング効果は素晴らしいらしく、たとえば、肥満したマウスに投与したところ、内臓脂肪に蓄積した老化細胞が取り除かれ、慢性炎症が緩和し、さらには糖の代謝異常も良くなることが確認されたそうなんです。

また同じように老化細胞が除去されることで、動脈硬化も改善してくれるんだそうです。

老いといえば、体の衰えが思い浮かびますが、老化細胞除去ワクチンはそれにすら効くようなんです。

老化したことで身体の機能が低下したマウスに接種したところ、ワクチンを接種していないマウスに比べて、体が衰えるペースが低下したそうなんです。

また遺伝子操作で早老症にしたマウスに投与したところ、寿命が延びることも確認されたそうなんです。

ここまで聞くと、夢のようなワクチンじゃないですかぁ。

また、老化細胞除去ワクチンは副作用が少なく、効果も長続きするというまさに、高齢者にとって宝のようなワクチンなんです。

マウスで確認された効果や副作用の少なさから、加齢に関連する病気の新しい治療法として期待できるとのことです。

今回の研究結果は、歳をとると少しずつ蓄積してしまう老化細胞をターゲットにしたアンチエイジング医療の実現を示唆するものです。

研究グループは今後、アルツハイマー病をはじめとする加齢関連疾患への効果や、人間への応用可能性について探っていく予定であるとのことです。

これはもう、是非、とっとと完成させて貰いたい(笑)

これらのワクチンを投与することによって、今までどうにもならなかった「慢性痛」を取り除ける可能性もありますし、痛みがなければ高齢者の健康寿命も飛躍的に伸びるでしょう。

まさに、これからの高齢化社会に必要不可欠なものですな。

後は、わたくし院長が動けてるうちに、完成させて貰いたい。

そう願います。

ではまた〜。








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