弘泉堂鍼灸接骨院
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猫用シェルター。
2019年08月29日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。

8月29日の木曜日でございます。

8月が終わりそうってことで、なんとなく夏も終わるんやなぁ〜って寂しい気分になったのは、遠い昔ですなぁ。

最近じゃ9月は「夏」の延長ですし、決して秋って雰囲気じゃなくなってますよね。

今年の9月も暑そうだしねぇ…。

ってな夏の終わり、今日も元気にネタ突入といきましょう。

昨日は、動物ネタの中でも定番中の「猫」の謎に迫ってみたわけですが、今日もそんな「猫ネタ」をお送りいたしますよ。

ですが、今日のはただの動物ネタではござらん。

猫ネタプラス、サイエンティックな「猫シェルター」のお話で、中国で開発された超優れものでございます。

日本に限らず、猫ってヤツはどこの国にも「野良」が存在していて、まぁ、地域住民と、もめたり癒しになったりと、本人たちの意思とは関係なく人間との距離が曖昧な部分があります。

実際、地域住民がエサを与えたりする地域では、やたら野良猫が多くなって、猫嫌いの方から大クレームがあり、住民どうしがもめたりもしますよね。

当の猫たちは、エサがあるからそこにいるだけで、そんな人どうしの紛争など、どこ吹く風って感じでしょう。

まぁ、日本にいる野良たちは、基本気ままで裕福な暮らしをしてるんじゃないですかね。

そこまで食べ物に困るって事もないでしょうし、暑いだの寒いだのあっても、凌げる場所って結構ありますもんね。

ですが、それは日本だけの話です。

というのも今日、ご紹介する猫用シェルター(避難所)が開発されたのは、中国は北京でしてご存知の通り、北京の冬は厳しく、氷点下9度まで下がることもあり、冬を超えることができる北京の野良猫は40%ほどだという話なんですよ。

こんな気候なら、野良たちも暖をとるのに必死になりますわな。

では、その猫用シェルター、どんな物かといいますと、中には猫用家具やおもちゃも完備され、常に室温も27度に保たれ、適切に換気もされています。

そしてキャットフードと水も用意されているという野良にとっては非常に快適な場所でございます。

もちろん、そこに入れるのは猫だけです。

猫がシェルターの入り口に来ると、スマートカメラによる猫の顔認証が行われ、キャットドアが開いて中に入れる仕組みになっていて、猫が入るたびにドアは閉じるように作られています。

これは、野良猫(地域猫)に快適な環境を与えようと、中国のコンピューターエンジニアが開発したもので、このシェルター1つで、現在174種類の猫の識別ができるそうで、認識された猫は自由に出入りができるようになっているんだとか…。

このスマートシェルターを開発したのは、中国最大の検索エンジン「バイドゥ(百度)」のコンピュータエンジニア、ワン・シーさんって方で、もともと猫好きのワンさんは、野良猫たちに「冬に暖かく過ごせる場所と、食べ物と凍っていない水を提供してあげたい」という一心でこのプロジェクトをスタートさせたんだそうです。

これは素晴らしいですねぇ。

しかもこのスマートシェルターのもう一つの優れた点は、百度のEasyDLという技術を用いて、猫が口内炎や皮膚炎を患っていないか、怪我をしていないかなどを認識し、治療が必要と思われる場合はボランティアに通知がいくんだそうですよ。

なんか、動画を見る限り、そこまでの性能があるシェルターには見えないんですが、これが本当なら、こんなシェルター、ぜひ世界中に広まって欲しいもんですが…。

結局、野良猫は野良猫ですし、野良猫になってる理由があるわけで、そこを改善していかなきゃいけんでしょうなぁ。

日本のように生活環境が猫にとって整ってる場合、はたして猫はこのシェルターに入るんでしょうかね?

一度や二度は興味本位で入ったとしても、気まぐれな猫の事ですから、飽きたらすぐに来なくなりそう(笑)

だって、日本じゃホントに餌に困らないですもんね。

エサをくれる家を何軒かキープしとけば、そこを気ままにグルグル回って、ニャァニャァ言うてればご飯にありつけますから…。

逆に日本じゃ、冬を越せない猫なんかいないでしょうしね。

にしても、この技術自体はスゴイもんだと思います。

この技術がさらに進化したら、野良猫が野良猫じゃなくなるための一歩になる気もしますから、ぜひ頑張っていただきたいもんですな。

野良猫がのびのび暮らせる未来へ━━

ではまた〜。
  

nekogoya


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