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2022年05月13日 [動物のこと]

照明とカモフラ

お疲れ様です。院長です。

5月13日の金曜日でございます。

あら。

13日の金曜日じゃん。

これ、年に数回は必ずあるんですが、必ず反応しちゃうよねぇ。

でも、最近の人はそうでもないようで、やはりジェイソン世代じゃないとそこまでインパクトはないようですな。

では今日のネタですが、なんでも、照明技術の進歩で、沿岸部の生物たちのカモフラージュ効果が低下し、生態系に影響が出てるんだとか…。

海の沿岸に生きる生物の中には、外敵から身を守るために、カモフラージュしている生物がいます。

しかしそんな彼らのカモフラージュの効果が、照明の進歩のおかげで薄れつつあるそうなんです。

エネルギー効率のいいLED照明などの世界的な普及は、視覚を利用した生物の営みを破壊する恐れがあり、生態系に悪影響を及ぼすことが懸念されています。

新たな研究では、夜間の人工光技術が進歩し、広域を照らすことで、周囲の風景に紛れていたはずの生き物たちが目立たせ、捕食されやすくなっているそうなんです。

なるほど…。

そう言う事ね。

今まで、暗くて見えなかったのが、明るくなったもんだから、敵に発見されやすくなったという事のようですな。

英プリマス大学とプリマス海洋研究所による最新の研究は、夜間の照明が沿岸部に生息する生物のカモフラージュ機能に与える影響を検証した初めてのものだそうです。

研究の中心人物であるプリマス大学のオーク・マクマホン氏は、「最新の照明はカモフラージュの効果を低下させて、エサになる生物を目立たせています」と説明しています。

例えば、沿岸部でよく見かける「タマキビ貝」の仲間は、古いタイプの照明なら問題なく隠れることができたそうなんです。

ところが、最新の広帯域照明では捕食動物にはっきりと見えてしまい、長期的には大きな捕食リスクにさらされると考えられるんだそうです。

自然環境研究評議会から助成された今回の研究は、夜間の照明が増加しており、それが沿岸部の環境に与える影響を浮き彫りにしています。

今回の研究では、それぞれ独特な色をしたタマキビ科の貝3種をいくつかの照明で照らし、その目立ちやすさを検証しました。

検証対象となった照明は、20世紀に利用された狭帯域の「低圧ナトリウムランプ」、今日普及している広帯域の「高圧ナトリウムランプ」「LED(発光ダイオード)」「メタルハライドランプ」、そして「太陽と月の自然光」です。

その結果、低圧ナトリウムランプでは特に違いはありませんでしたが、LED・メタルハライドの場合、黄色い貝は茶色やオリーブ色のものよりも目立ちやすくなることがわかったそうなんです。

そりゃ、そうなるわなぁ…。

明るいんやもんね。

考えるまでもないわな。

研究の主執筆者であるプリマス大学のトーマス・デービス博士はこう語っています。

技術が発達するにつれて、狭帯域の照明から、生活や移動を安全確実に照らしてくれる広帯域照明へと移り変わりました。

しかし北境圏と南極大陸に挟まれた地域の4分の1では、夜になると光に汚染されます。

今後5年ほどで、街灯市場の85%はLEDになるだろうとの予測もあります。

今回の研究は、こうした変化によって今現在人間と動物が受けている影響が、今後も繰り返されるだろうことを示しています。

24時間照らせるようになったことで、過去1世紀のうちに都市の風景が一変してしまいました。

1970年代、80年代に街を照らしていたオレンジ色の光は、エネルギー効率に優れた広帯域LEDに変わり、私たちはより正しく色を認識できるようになりました。

ですが、こうした進歩は自然界に予期せぬ影響を与えています。

自然は人間が作り出した人工的な変化にますます早く適応するよう強いられているのです。

こうした技術の普及による最悪の結果を予防できるよう、私たちはその使い方を学ばねばなりません。

て、事らしいです。

まぁ、言われてみればこういう事も起るでしょうね。

ですが、人間も進歩してるわけですから、動物たちにも進化してもらうしかない気もしますけどね。

夜でも明るいってのは、ある意味当たり前になっていますし、これからも照明設備だけでなく、進歩していくでしょうしね。

人間が便利をひとつ手に入れるたび、どこか自然破壊につながるなんて、今に始まったことじゃないですが、人間の進歩が止まる事もないでしょう。

ですが、今回の研究では、そのための対策もいくつか提案されてはいます。

たとえば、「光量を落とす」「光を遮蔽して周囲への影響を緩和する」「需要のピーク時には半夜間照明を利用する」「帯域を調整して生態系への影響を最小限にする」などが挙げられています。

なお、直感的には昔ながらの狭帯域照明を使えば、光の影響を抑えられるように思えるが、そう単純な話でもないようです。

今回の研究グループは、可視光ならどの帯域であっても多かれ少なかれ生態系に影響する可能性が高いと指摘しています。

夜の照明によって影響を受けるのは、カモフラージュで身を隠す生物だけではありません。

人間も寝るときは暗くしないと、健康に悪影響を及ぼすという研究結果も報告されていますからね。

まぁ、暗くなったら寝る、明るくなったら起きるってのが理想なのかもしれませんが、そんなことは無理に決まってます。

なんとか、共存の道を模索するしかないんでしょう。

にしても、人間ってホント色んなとこに迷惑かけてるねぇ(笑)

ではまた〜。









京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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