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2022年01月13日 [色々なこと]

AIと倫理観

お疲れ様です。院長です。

1月13日の木曜日でございます。

このブログでも、ここんとこ登場頻度が非常に高いネタにAIネタがございます。

これは世の中の流れが、やはりAI全盛に傾いてるゆえの事ですが、そうなると色々問題点も出てきます。

例えば、AI搭載による自動運転の車なんかの場合でも、実際に事故が起こった場合、運転者に過失があるのはもちろんですが、自動運転の機械をつんでるメーカーに責任はないのか?等ですな。

これは、これから、AIが高度になればなるほど、直面してくる問題でもあるわけです。

それから、AIをどこまで使っていいのかって問題も出てきます。

つい先日も、AIによる嘘発見器のお話しもしましたよね。

で、こうなれば指針が必要となってくるわけで、このたび、ユネスコが世界初となるAI(人工知能)の倫理的使用に関するガイドラインを採択したんだそうです。

世界195か国が加盟している国際連合の専門機関、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の総会で、世界初となるAI(人工知能)の使用に関する倫理的ガイドラインが採択されました。

AIが我々にもたらしてくれた恩恵は大きく、今後はさらにその利用が加速されることでしょう。

AIシステムは、社会を大きく向上させる可能性がある一方で、使い方次第では、人権や基本的自由を侵害し、持続開発な開発目標が阻害される恐れもあるわけです。

ユネスコのガイドラインは、倫理的観点を重視し、AIが社会にとって有益な使い方をされるよう利用者に求めています。

今やAIはさまざまなところで活躍するようになりました。

ですが、当然ながら、それと同時に新しい問題も生み出しているわけです。

人々の監視に利用され、個人のプライバシーや主体性を脅かし、ジェンダーや民族への偏見を強めるような使い方もされています。

たとえば、中国では、AIを搭載したカメラを街中に設置して、歩行者や運転者の身元を特定できるシステムが導入されています。

また機械であるはずのAIが、人間が知らず知らずのうちに持ち続けている偏見を受け継ぐことも知られてきています。

これまで、こうした問題に対処するための普遍的な基準が存在しませんでした。

そこで2018年、ユネスコは、AIの利用に関する倫理ガイドラインを設けるという野心的プロジェクトを発足。

世界中から大勢の専門家が参加し、国同士の激しい交渉が交わされた末に、このほどついに加盟国193か国によって正式に採択されたという運びです。

倫理ガイドラインは、AIが社会にもたらす利益を実現し、それにともなうリスクを緩和することが目的です。

倫理とは社会生活で人の守るべき道理のことで、善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるものですね。

対象とするのは、これまでユネスコが取り組んできた「人権」や「持続可能な開発目標(SDGs)」などをはじめとする幅広い分野で、たとえば次のようなものがあります。

・データの保護

個人情報を扱う企業や政府は、現在でもその透明性や管理に注意を払い、個人を保護するよう求められていますが、AIを使うならばよりいっそうの対応が必要になるでしょう。

たとえばガイドラインは、個人は自分の情報すべてにアクセスし、それを消去できるべきだと定めているそうです。

また企業や政府は、個人が自分のデータを知り、管理する権利を強化するよう努めねばなりません。

・監視や社会的スコアリングへの利用禁止

AIによる監視や格付けは、人権を侵害し、基本的な自由を妨げる恐れがあります。

そこで倫理ガイドラインでは、AIを利用した人々の監視や社会的スコアリングをはっきりと禁止しています。

また、各国がこれに関する規制を具体的に策定する際は、最終的な責任を人間が負うようにせねばならないとしています。

責任をAI任せにしてはならず、法人格を与えるべきでもないと、ガイドラインは強調しています。

・環境の保護 

AIの強力なパワーは、温暖化をはじめとする環境問題との戦いにおいて、重要なツールになると期待されています。

それを使うことで、かえって環境が悪化するようなことがあってはなりません。

そこでガイドラインは政府に対し、排出される二酸化炭素やエネルギー消費量など、AIが環境に与える影響を評価するよう求めています。

このAI利用の倫理ガイドライン発表にあたり、ユネスコ人文社会科学局のガブリエラ・ラモス副事務局長は次のようなメッセージを述べています。

【何百万人もの人たちに影響がある決定は、公正で透明性が高く、なおかつ議論できるものでなければなりません。

こうした新しい技術は、格差の拡大や環境問題といった、今日世界が直面している大きな課題に対応する手助けとなるものでなければなりません。

それらを悪化させるものであってはならないのです。】と…。

AIを巡っては、ここで述べた以外にも、仕事を奪う、人類に反乱するなど、さまざまな不安や猜疑の声が伝わってきています。

ですが、どれほど高度であったとしても基本は道具なのだとすれば、結局はそれを使う私たち人間次第ということなのかもしれません。

て考えれば、こういったガイドラインは非常に有効でしょう。

ま、もちろん、各国がこれを遵守するっていう大前提がありますが…。

わたくし院長は、そこがもう無理なんじゃないの?って気もしますけどね。

おそらく、日本以外の戦争をする国は、AI兵器なんて開発してくるでしょう。

最終的には、AIが戦士になって襲ってくるんですよ。

これはもう目に見えてます。

すでに手遅れ感もありますが、ガイドラインが出来たなら、それを守らせるということも大事になってきますよね。

その辺もキッチリとお願いします。

ではまた〜。







京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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