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2021年06月10日 [色々なこと]

パーシーの快挙

お疲れ様です。院長です。

6月10日の木曜日でございます。

何だかアッちゅうまに6月も1/3が過ぎ去っていきましたね。

そう言えば6月って祝祭日が全くないんですよね。

で、今年はオリンピックが開催されますから、来月は少々連休があるんですよね。

て、去年もあったけどね。

7月は22日木曜日が、「海の日」そして23日金曜日が「スポーツの日」、で、土曜日、日曜日っていう4連休があります。

ま、この「スポーツの日」はオリンピックにあわせて移動してきた日ですから、今年限りとなりますね。

来年からは、10月の第二月曜に戻る予定です。

ほんと、最近の祝日ってややこしいよねぇ。

この「スポーツの日」もいつの間にか「体育の日」から名前変わってるし(笑)

まぁ、「体育」って言葉も、授業でしか使わない気はしますから、スポーツの方がシックリはきますけど、そこは伝統ですやんねぇ。

てな祝日ばなしから入りましたが、今日のネタとは例によって無関係です。

今日のネタは、久々の天体ネタとなっています。

NASAの探査機「パーサヴィアランス(愛称:パーシー)」が火星に到着して2か月ほどが経過しましたが、すでに大きな成果を届けてくれています。

これは将来、人類が火星へ移住するための大きな前進となるかもしれません。

その成果とは、地球以外の惑星で初めて、二酸化炭素から酸素をつくり出すことに成功したんだそうです。

Mars Oxygen In-Situ Resource Utilization Experimentを縮めて「MOXIE」(ガッツの意)と呼ばれるその装置は、トースターくらいの大きさの装置なんだそうです。

ですが、そこから飛び出してくるのは焼きたてのパンではなく、新鮮な酸素なんです。

実験では、1時間の稼働で、10分の呼吸分に相当する5グラムの酸素を見事につくり出してくれたそうです。

1時間の稼働で、10分の呼吸ってな微妙な数字ですが、何事もまずはその第一歩が大切ですもんね。 

と言うのも、火星の大気は96%が二酸化炭素で構成されています。

当然ながら、人類がそこで暮らそうとするなら、何らかの手段で酸素を作らないといけません。

そこでMOXIEはこの豊富な二酸化炭素から酸素をつくり出すわけです。

少し科学の勉強をすると、二酸化炭素分子(CO2)は炭素原子1つと酸素原子2つでできています。

ですから炭素原子から酸素原子を切り離して、2つの酸素原子を結合すれば酸素(O2)になるわけです。

そして残った一酸化炭素(CO)は不要なので捨ててしまえばいいと…。

これが基本的な理屈です。

CO2からO2だけ取り出して、COは捨てるって式ですな。

しかし化学式ではなく、実際に炭素を酸素に転換するには、約800度もの熱が必要になります。

そのためMOXIEのパーツには、耐熱性のあるニッケル合金やエアロゲルなどが使われています。

またMOXIE表面はパンの焦げ目のような金色で、これは赤外線を反射して、熱が外に逃げにくいようにするための工夫なんだそうです。

こうすればパーサヴィアランスに搭載されているほかの機器が熱で傷んでしまうことを防ぐことができるんだそうです。

じつはこの酸素は、将来的な火星の移住者がそこで生活するために不可欠なばかりでなく、地球へ帰還するためにも重要なものです。

地球と火星との間の移動にはロケットが使われます。

ロケットの推進力は、燃料を燃やすことで発生します。

ですが燃料を燃やすには、酸化をうながしてくれる酸素が必要不可欠なんですね。

NASAによると、たとえば宇宙飛行士4人を載せたロケットを火星から打ち上げるためには、7トンの燃料と25トンの酸素が必要になるそうです。

これは火星で呼吸するために必要な酸素よりもずっと多いんだとか…。

それだけの酸素を地球から持ち込むのは骨の折れる作業なので、それならば火星で現地調達してしまったほうがずっと経済的かつ現実的なのだそうです。

そりゃ、帰りの酸素まで地球から持っていくとなったら、荷物が増えますわな。

なお火星への移住までには、今はトースターサイズのMOXIEを100倍以上に大型化して、25トンの酸素をつくれるようにしなければならないとのことです。

まぁ、大型化が難しければ、100台置けばいいんでしょうから、これはいけるでしょ(笑)

将来的には酸素の現地調達が可能となるでしょうし、藻類を育成することにも成功していますし、水もあるわけですからこうなると食料の調達も可能になってきます。

あとは超高性能ロケットの開発と、宇宙放射線対策で、火星への有人飛行の未来が少し見えてきますかね。

まぁ、これこそ、生きてるうちには無理でしょうけど、夢は膨らみますね。

火星に住めば火星人ですからね(笑)

ではまた〜。


030610


京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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