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2020年11月13日 [色々なこと]

反依存

お疲れ様です。院長です。

11月13日の金曜日でございます。

きたな。

13日の金曜日。

年に数回は必ず訪れ、そのたびに書かれるヤツ(笑)

我々世代には、ジェイソンのイメージだけですが、平成っ子には通じませんし。

ジェイソンと言えば、稀代の殺人鬼でしたが、それも過去の話になっちゃうんですねぇ…。

そんなジェイソンを偲ぶ日、今日は反依存ってことについてお話ししていきましょう。

人間は一人では生きていけません。

多かれ少なかれ、誰かの支えがあって今を生きているはずです。

かのジェイソンも、元々は母親との愛情を描くドラマでした。

ですが、特定の相手に過剰に心の支えを求めてしまうと「共依存」となります。

共依存とは、特に「人間関係」への依存を意味しており、他人に頼り切りになって、一人では生きていけなくなっている状態のことを指します。

こうなればトラブルの元であり、社会生活を困難なものにしてしまうこともあります。

とは言え、他者への依存は、あくまで程度問題で、健全なレベルならちっとも悪いことではありません。

たとえば仲間を信頼し、困ったことがあれば相談し、誰かと支え合うといった生き方は、むしろ好ましい結果につながるでしょう。

では「反依存(逆依存)」とはどういうものでしょう?

文字通りそれは、依存することを拒絶する共依存と真逆の状態のことを指すんですね。 

「反依存」になると、他人を信頼せず、誰かと親しくなることを避け、他人から助けられてしまうと、さらし者になったような情けなさを味わいます。

ゆえに「回避性愛着障害」と呼んだりもします。

その原因は、しばしば子供の頃のトラウマや、あまりにも早い時期から自立を強いられたといった経験に起因します。

このために誰かに頼ることに強い抵抗を感じてしまうわけです。

他人に頼らず、自立して生きるのは素晴らしいことです。

誰しもが自分で物事を決めて、自らの力で人生を切り開きたいと願っていることでしょう。

ですが自立とは、自分の力できちんと生きていることに自信を持つことなのであって、必要なときに助けてもらうことを恥ずかしいと感じることとは違います。

反依存になると、他人に心を開くことができず、人間関係を築けなくなります。

自己批判や不安・不信に苦しみ、ゆったり寛ぐことができなくなります。

本当は孤独なのに、自分のそうした気持ちをうまく伝えられず、助けが必要な自分を恥じたり、情けなく思ってしまうのが反依存の特徴です。

次にあげる10の項目は、反依存の傾向を示したものです。

ほぼ全てがあてはまり、常にそう感じているのなら、反依存の可能性があるということのようです。


1. 他人を自分の人生に立ち入らせてしまうと自分が失われそうで、人と親しくなることに抵抗を感じる。

2. 望まれている状況でもないのに極端なまでに独りでやることを好み、苦境にあっても支援を求めようとしない。

3. 助けを求めることに恥かしさや情けなさを感じる。それは弱さの印であると感じ、何がなんでも避けようとする。

4. 感情を隠すクセがあり、心の内を見透かされそうな人物と関わることに不安を感じる。

5. 好意を感じる相手であっても遠ざける。さらし者になったり、親しい友人を作って弱くなるくらいなら独りの方がマシと考える。

6. 幸せになることよりも、成功や目標達成の方が大事。ゆえに長時間働き、仕事に全精力を注ぎ込む。また、人付き合いをしなくて済む仕事を探そうとする。

7. 性急で、目標に突き動かされており、他人に不満を感じている。チームで仕事をする際は、怒りっぽく、歯に衣を着せない発言をする。また仕事をすべて自分独りでやろうとする。

8. 用意周到で、身だしなみやプレゼンの準備などには多大な時間と労力をかける。ゆっくり寛ぐことや、自分の感情を伝えることを避ける。

9. 問題が起きると他人のせいにする。他人は自分よりも劣っていると感じており、信頼もできない。

10. 常に独立独歩で、そうあるよう望んでいる。他人に頼ると考えただけで、嫌な気分になる。


なお、これらのいくつかは、普通の人でも感じることがあるものです。

たとえば、経験が浅い人と一緒に仕事をするようなとき、自分独りでやった方が速いとイライラすることは誰にだってあるでしょう。

ですが、上記項目のほぼすべてが当てはまり、こうしたことを普段から強く感じているのなら、それによって人間関係や幸せが壊れたりしないうちに、対処することが大切かもしれません。

ここで鍵となるのは、あなたが反依存になった原因です。

反依存の人は、突然そうなったわけではありません。

これは受け入れがたい状況から自分を守るための防衛機制(自己防衛本能)なんですね。

しかし、そのためにかえって孤立を深め、消耗するハメになってしまっているわけです。

こういった状態に自分があると気付けた方は、気付いた時点で半分は治ってます。

ですから気付けたことをしっかり把握し、もう一度自分自身と向き合い、肩の力を抜いてみれば良いんじゃないでしょうかね。

頑張り屋の多い日本人ですから、意外とこの手の方は多いと思いますよ。

実はわたくし院長も、かなり当てはまる項目がありましたしね(笑)

ではまた〜。


021113


京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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