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2020年09月22日 [色々なこと]

ハゴロモチョーク

世界の名だたる数学者がこぞって日本のチョークを買い求める理由

お疲れ様です。院長です。

9月22日の火曜日でございます。

世間じゃ、4連休の最終日ってトコですな。

9月も後半ですんでさすがに少々、秋めいてきましたね。

とか、毎日似たような書き出しになってますが、そりゃ毎日やもんそうそう変わったことも起きないしねぇ。

ネタ的にも何となく偏ってきますし、そりゃ書いてる人間が同じだもん、そうそう知らない事も書けないしねぇ…。

ってんで、今日は比較的このブログでは珍しい系のお話しでもしようかと…。

どんな話かと言いますと、主役は「チョーク」でございます。

「チョーク」と聞いて何を思い浮かべます?

普通は黒板に書く、いわゆる「白墨」を浮かべると思うんですが、わたくし院長はなんでか先に、「チョークスリーパー」って絞め技が頭に浮かびました(笑)

では、今日の「チョーク」はというと、絞め技ではなく、黒板に書く方のチョークでございます。

今では、ホワイトボードや、電子黒板が主流になりつつあると思うんですが、かたくなに黒板とチョークを使い続ける人々がいるそうなんです。

それは何故だか、世界の名だたる数学者たちなんだそうです。

数学者と言えば、難解な数式や図式の解を求めるわけですが、彼らには強いこだわりがあるそうなんです。

黒板は答えを導き出すための最高のツールであり、それは最高のチョークを使用することで実現するんだとか…。

そしてその数学者たちにとっての最高のチョーク、それは日本の羽衣文具が発売した「ハゴロモ(HAGOROMO)”フルタッチ”」チョークなんだそうです。

炭酸カルシウムを主原料とするこのチョークは、なめらかで書き味に優れ、折れにくいことから、数学者の間では「チョーク界のロールスロイス」とまで言われる最強のアイテムなんだとか…。

まぁ、チョークに限らず、筆記具って好みが分かれますよね。

わたくし院長も、いつも使うボールペンは必ず同じものを使います。

が、このボールペン、他のスタッフには不評だったりしますから、ほんと人それぞれなんでしょう。

ですが、このチョークに関しては、多くの数学者が絶賛してるそうなんで、これはこれでスゴイよね。

ってより、なんで数学者はチョークなんでしょうか。

わたくし院長が思うに、ホワイトボードのマーカーなんかでは、細かい数式が書きにくいんじゃないでしょうかね。

ほら、数学のややこしいヤツって、細かい数字とか記号がいっぱいあるでしょ?

あれ、ホワイトボードマーカーじゃ、うまく書けないんじゃないですかねぇ…。

チョークの場合、角をうまく使うと、結構細かい文字も書けますし、そういう意味で数学者に人気なんじゃないでしょうか。

もちろん、推測ですが(笑)

で、その数学者たち御用達のハゴロモチョークなんですが、残念なことに羽衣文具が2015年3月、後継者不在を理由に廃業となり、80年余りの歴史に幕を下ろしたんだそうです。

そしてこれに嘆いたのは、世界中の数学者たちだったわけです。

廃業が発表になるや否や、海外から羽衣文具にチョークの注文が殺到したそうです。

この魔法のアイテムをなんとかして買いだめしようと、数学者らは必死になったようなんです。

最近公開された動画では、普段から羽衣”フルタッチ”チョークを愛する世界トップクラスの数学者たちがこのチョークの魅力を熱く語っています。

こんな動画ですが(笑)

もちろん、何を言うてるかは分かりませんが、みなさんチョークを褒めてるのは間違いないです。

アメリカのワシントン大学のマックス・ライブリッチ数学教授はこう語っています。

「このチョークの特別な材料は“天使の涙”だと私は思っている。

だからこんなに完璧でスムーズなんじゃないかなと…。

日本でしか手に入らない物だから、これまでは日本に行った人に買ってきてもらったりしてたよ。

これから自分が、何箱のチョークを使うのか計算してみたんだけど、買いだめした分は、多分10年〜15年はもつんじゃないかな。

貴重なチョークだから、アパートの1室で密かにチョークディーラーになってみるのも面白いかもね。」だって(笑)

さらに、スタンフォード大学のブライアン・コンラッド数学教授はこう語ってます。

「ハゴロモチョークの書き心地は、言葉ではちょっと説明し難いね。

4年前に羽衣文具が廃業を決定した時には、「チョーク・アポカリプス(チョーク文明の崩壊)」なんて冗談を周りで言っていたぐらいだったからね、私もすぐに大量に買いだめしたよ。

職場で売買して、これまで同僚8〜10人ぐらいに売ったかな。」

元数理科学研究所所長で、現在カリフォルニア大学バークレー校で教鞭を執っているデイヴィッド・アイゼンバッド数学教授は、次のように語っています。

「このチョークにまつわるレジェンドに、誤った定理を当てはめることは不可能だ。

私が羽衣チョークに初めて出会ったのは、東京大学を訪れた時だった。

出会った教授の1人が、アメリカよりも優れたチョークが日本にはあると言ってきてね、最初はチョークなんてどれも同じだろうと思っていたんだけど、試しに使ってみたら彼が正しいと知って、驚いたよ。

羽衣チョークは徐々に数学界に浸透していってムーブメントを起こした。

私も今は買いだめをして、10年分は家にあるよ。」

って、みなさん、10年単位で買いだめしてるようなんですな(笑)

さらに、愛好者の言葉を綴ると、「質の悪いチョークだと、力を入れないと太く書けないけど、HAGOROMOなら楽に書けて疲れない」

「使ってみて信じられない感触を味わった。どのチョークよりも一番濃密で清潔、そして綺麗な線が引ける」

等々…

とんでもなく高評価のチョークなわけですが、では、羽衣チョークは今どうなってるのか…

実は、羽衣チョークの熱心な愛用者だった1人の韓国の塾教師が、廃業のニュースを聞きつけて日本にかけつけました。

彼は私財を全て投げ出し、5000万円かけて羽衣文具の機械を全て買い取り、韓国内に生産ラインを設けたんだそうです。

その名をセジョン社と変え、ハゴロモチョークの販売を行ってるそうです。

アマゾンで売ってました。

この時は在庫切れでしたが…

まぁ、興味のある方は是非一度、ハゴロモチョークを使ってみて下さい。

って、一般人は地面にでも落書するくらいしか使い道ないかもですけどね(笑)

ではまた〜。



020922



京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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