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2020年01月15日 [からだのこと]

見えないタトゥー

お疲れ様です。院長です。

1月15日の水曜日でございます。

いや〜、気付けば1月も半分終わって折り返しじゃないの。

まぁ、始まりが遅かったわけですから、短いのは当たり前なんですが、こないだまで正月や〜って浮かれてたのにねぇ…。

ボチボチ、本気の本気を出さないといけませんが、気持ちとは裏腹に寒さがだいぶキツくなってきましたよね。

まず朝の体感温度がグッと変わってきましたね。

わたくし院長、結構出勤時間が早いんで、通勤中が凍るように寒いです。

まぁ、実際そこらに停めてある車のフロントガラスなんかもビッシリ凍ってますから、文字通り氷の冷たさなんですよね。

これぞ真冬。

これから2月半ば位までは極寒なうえ、インフルエンザや風邪の大流行が考えられますんで、まずは体調管理を徹底させましょうね。

ってことで、今日はそんなインフルエンザにも関係する予防接種のお話でもいってみようかと思います。

わたくし院長、インフルエンザに限らず、予防接種ってのはあまり打ったことないんですが、子供はやはり受けた方が良い場合が多いです。

そんな予防接種なんですが、我が国のように比較的安定した医療を受けることが出来る国なら問題ないんですが、世界に行くとそんな国ばかりではありません。

途上国で予防接種プログラムに携わる人たちにとって、誰が、いつ、どのワクチンを接種したのか把握するのは厄介な仕事なんだそうです。

しかしMITの科学者が開発した目に見えない不思議なインクによって、その問題が解決できるかもしれないんだそうです。

そのインクで肌につけられた予防接種済みのタトゥは、普段は見えないんですが、スマホのカメラを通せばはっきりと確認することができるそうなんです。

この目に見えないインクのタトゥを使うことで、書類などで予防接種の記録を間接的に管理するのではなく、本人に直接書くことができるわけです。

紙のワクチンカードがすぐに失くなってしまったり、そもそもそんなものがないような地域、あるいは電子記録なんて聞いたこともないといった地域であっても、子供全員がきちんと予防接種を受けられるよう、記録を迅速かつ匿名で検出できる技術なわけですな。

この研究開発は、ポリオや麻疹の撲滅に取り組んでいるビル・ゲイツ氏から直々に要請されたものだそうで、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から助成を受けているそうです。

開発にあたって難しかったのは、人体に安全で耐久性のあるインクを開発することだったそうで、人体に無害な染料があっても、日光にさらされているうちに色あせて見えなくなってしまうんだそうです。

また子供のプライバシーにも配慮する必要も当然あるわけで、大切な個人情報である予防接種の記録を肌に直接書き込もうというんですから、簡単に他人から覗かれてしまうようなものではダメですよね。

そこで採用されたのが、もともとは細胞をラベリングするために開発された「量子ドット」という技術です。

これは裸眼では見えませんが、赤外線を照射すると光る小さな半導体クリスタルでできているんだとか…。

半導体クリスタル。

もちろん初耳(笑)

まぁ、分からなくても大丈夫なんで、あえてとばしますが、この量子ドットを特定のパターンで肌に埋め込んだら、スマホのアプリで赤外線を照射しつつ、その反射を検知するのだそうです。

こうすることで、その子が受けた予防接種の種類や時期を把握することができるってことのようですな。

よく、コンサート会場とか、イベント会場で入場時に手にスタンプ押すヤツしりません?

そのスタンプにブラックライトを照射すればぼんやり光って、入場券を払ってるかどうか分かるってヤツ…

あんなイメージですが、中身はすんごいのね(笑)

この目印となる、量子ドットは、ポリマーと糖類から作られた分解性のマイクロニードルつまり極細のハリを使って、ワクチンと一緒に接種されます。
 
マイクロニードルはバンドエイドのようなパッチに仕込まれており、ぺたっと肌に貼り付けるだけでいいそうです。

これなら子供は針を刺される恐怖もないですし、注射のように特別な技術がなくても誰でも使用できるところもポイントですね。

ラットを使った実験では、接種から9ヶ月後もきちんと検出できたそうですし、人間の皮膚モデルでも、太陽5年分に相当する照射に耐えたとのことですから実用性も備わってきてるようですな。

日本ではもちろん必要ないと言えばないんでしょうけど、日本ほど住みやすい国もまた珍しいわけですからね。

この見えないタトゥーが途上国の子供の命をまた救ってくれることでしょう。

ではまた〜。


020115


京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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