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2020年01月07日 [からだのこと]

骸骨ヘルメット

お疲れ様です。院長です。

1月7日の火曜日でございます。

みなさん、もう正月ボケは抜けましたか?

いやいや。

まだ全然(笑)

わたくし院長はまだ全然フワフワした感じでございます(笑)

まだ当分はボケまくってると思うんですが、まぁ、それでも身体は徐々に動きだしてます。

こうやって気付けば、春になってんだろうなぁ(笑)

ってなボンヤリしている院長ですが、今日も元気にネタ突入といきましょう。

わたくし院長、施術をしていない時は、基本パソコンの前でなにやら作業しています。

まぁ、なにもせず、ネットを眺めたりしてることもあるにはあるんですが、大体はこのブログを書いたり、通信を作ったりとやる事はたくさんあります。

で、そのパソコンの横に骨格模型が置いてあって、常に目につく位置にあります。

で、見ているとやはり、模型とは言えヒトの骨格なわけですから、複雑な形なのはもちろんですが、なにやら造形物として見ても非常に完成された形をしています。

まぁ、うちの場合、親愛を込めてハロウィンやクリスマスで帽子を被せたりしてますが、どこか信仰の対象にさえなり得る神々しさも感じなくはないフォルムです。

そんな「骨」についてのお話ー…。 

南アメリカのいくつかの地域の文化では、人の頭部が強力なシンボルとして用いられてきました。

また、インドネシア、オセアニア、インド、アフリカなどの一部部族にも、首狩りという風習があり、頭蓋崇拝と呼ばれることもあったそうです。

「首狩り族」なんて称される部族がいくつかあり、中には狩った首を特殊な加工を施して、拳大まで小さくし、それで首飾りを作るなんて話も残ってますもんね。

何でも、これは狩った生首から、骨を抜きとり、煮込んで乾燥という工程を繰り返し作るんだそうです。

まぁ、さすがに今はそういうことを行う部族は無くなったとされますが、まだ文明の入ってない土地は結構あるそうですから、どこかに潜んでるかもしれません。

ってな方向に話は逸れましたが、今日のお話は、エクアドルに「グアンガラ」という紀元前100年頃に存在した酋長文化の埋葬地があるんですが、ここの発掘調査で、遺体11体のほか、遺物、貝殻、小さな石像といった副葬品が発見されました。

その中に人間の子供の頭蓋骨をかぶせられた2体の幼児の遺体があったそうなんです。

米ノースカロライナ大学とエクアドル、マナビー工科大学の発掘グループによると、遺体のひとつは生後18ヶ月の幼児だということです。

奇妙なことに、その幼児の頭部には、顔が見えるように加工されたヘルメットのようなものがかぶせられていました。

調査の結果明らかになったのは、なんとそのヘルメットが4〜12歳の別の子供の頭蓋骨だったということなんですねぇ。

もう1体の幼児は生後6〜9ヶ月とさらに幼かったんですが、やはり2〜12歳の子供のものと思われる頭蓋骨ヘルメットがかぶせられていたそうです。

どちらの幼児の頭にも、ヘルメットがぴったりとほとんど隙間なくかぶせられていたことから、幼児と頭蓋ヘルメットは同時に埋葬されたものだと推測されています。

これがその画像でございます。

南アメリカの死に関連する文脈では、しばしば頭部が登場しますが、大抵は成人の戦死者か偶像化された祖先です。

という意味からも、子供の頭蓋骨はかなり珍しく、「社会に仲間入りする前の野生の魂」を守ることが目的だったのではないかと研究グループは考えているそうです。

祖先の石像が一緒に埋葬されていたのも、頭蓋骨にパワーを与え、幼くして亡くなった子供を守るという意図があったからではと推測されています。

なお埋葬されていた幼児の骨にも、ヘルメットにされた子供の頭蓋骨にも、貧血の形跡が見られるそうなんです。

この時代のこの地域に貧血があったというような事は確認されてないそうなんですが、それは今まで確認できてなかっただけかもしれませんしね。

頭部のイメージがよく登場する古代アンデス文化でも、今回のような埋葬形式はかなり奇妙なものだそうで、これからDNA解析や同位体分析が行われ、埋葬されていた幼児の正体や頭蓋骨の本来の持ち主との関係を探っていくそうです。

まぁ、真相はきっと分からないでしょうけど、埋葬した遺体に同じくヒトの骨を被せるなんて行為は、なにかの儀式でしかあり得ないと考えられます。

例えば、その埋葬された子供が、その部族の酋長の子供とか、それに類する子供の場合、こういった特殊な埋葬をすることも考えられますよね。

で、そんなに頻繁に起ることでもないですから、偶然見つかった今回は、今までに例のないものになると…。

いずれにせよ、ヒトにとって人間の骨、特に頭蓋骨は特別なものという認識があるのは間違いありませんね。

わたくし院長も、頭蓋骨、好きですもん(笑)

ではまた〜。


020107


京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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