2019年08月11日 [からだのこと]
(128)サンデーイルネス(仮)起立性低血圧症について
お疲れ様です。院長です。
8月11日のサンデーイルネスでございます。
今日はなんと「山の日」なんだとか…。
まぁ、そんな日があったなぁ〜なんて記憶はありますが、それが何月何日だったかまでは記憶してませんでしたな。
あのハッピーマンデー制度が出来てからというもの、祝祭日に重みが無くなるっつうか、なんだか覚えられなくなりましたよねえ。
でも、「山の日」は固定の祝日なんだよね(笑)
ですから、今年は偶然にも日曜にあたり、明日12日(月)が振替休日となるため、大型連休が実現したわけでやんすな。
当院も、お盆休みとしては13日、14日、15日の3日間なんですが、今日、明日が祝祭日のため、5連休とさせていただいとる次第です。
これ、なんで12日にせんかったんやろね?
今年は偶然にも連休になりましたが、例えば来年、2020年なら8月11日は火曜日になります。
ですから、11日は祝日で、12日は平日、そして13日からお盆休みってとこも多くなると思うんですけどねぇ…。
あ。
当院は水曜日が休診なので、来年も11日から5連休ってことになりますけど(笑)
ま、休みは嬉しいんだども、こうも多いとちょっと困りますよねぇ…。
とは言え、今日からお休みですから、キッチリ身体を休めたいと思います。
まぁ、休むといっても何をするわけでもなく、そしてジムにも毎日普通に行きます。
ってことで、今日のイルネス辞典に突入ですが、今日は「起立性低血圧症」について解説しておきたいと思います。
まず、どんな病気かって事ですが、起立性低血圧症は体位変換時、とくに臥位(がい)(寝た状態)や座位から急に立ち上がった時に血圧が下がり、ふらつきやめまい)、動悸(どうき)、視野のかすみ、眼前暗黒感、時には失神などを伴う病気です。
いわゆる「立ちくらみ」ってヤツのヒドイ版だと思って頂ければ分かりやすいかと思います。
原因は、立位になると全身の循環血液量のうち、500〜800mlは腹部や下肢に移行します。
そうすると心臓にもどる静脈還流量が減少します。
そのため、心拍出量(心臓から送り出す血液量)は減少し、大動脈や頸(けい)動脈洞に存在する圧受容体(血圧をコントロールする器官)の刺激も低下します。
正常なら、これが誘引となって交感神経を中心とする調節反射がはたらいて、心拍数の増加や心臓の収縮能、末梢血管の抵抗が高められ、立位になっても血圧が維持されます。
ですが、このような血圧コントロールの過程のなかで、何らかの原因で調節反射が正常にはたらかないと、血圧は起立時に下がったままで臥位の状態にもどらず、起立性低血圧となります。
めまいやふらつきなど起立時の症状は午前中に出現しやすく、とくに食後や運動後に増悪することがあります。
高齢者ではとくに食後に一過性の意識消失発作(失神)を認めることがありますが、その原因として、食後に血液が内臓にたまることが、全身の血管抵抗を減少させていると考えられています。
診断には起立時に血圧測定を行うことが必要です。
起立試験の結果、臥位(寝た状態)や座位時の血圧と比較して、起立後3分以内で収縮期血圧20oHg、拡張期血圧10oHg以上の低下を認めた場合を陽性として、起立性低血圧症と診断されます。
その際、起立時にめまい、ふらつき、眼前暗黒感、失神などの症状が生じた場合、起立性低血圧症に伴う症状と判明します。
では治療の方法ですが、起立性低血圧症の治療では、生活指導を含めた一般療法と薬物療法が基本となります。
この症状は、比較的誰にでも起こるものなので、起立時のみに症状が出現する場合、専門医(内科)を受診し、起立試験により起立性低血圧症の精査を行ってもらう必要があります。
起立性低血圧症の診断がついた場合は、原因疾患の精査やそれに伴う治療が行われます。
普段から、立ちくらみがするなぁ〜って感じてる方は、一度調べてみた方がいいかもしれませんぜ。
では、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月11日のサンデーイルネスでございます。
今日はなんと「山の日」なんだとか…。
まぁ、そんな日があったなぁ〜なんて記憶はありますが、それが何月何日だったかまでは記憶してませんでしたな。
あのハッピーマンデー制度が出来てからというもの、祝祭日に重みが無くなるっつうか、なんだか覚えられなくなりましたよねえ。
でも、「山の日」は固定の祝日なんだよね(笑)
ですから、今年は偶然にも日曜にあたり、明日12日(月)が振替休日となるため、大型連休が実現したわけでやんすな。
当院も、お盆休みとしては13日、14日、15日の3日間なんですが、今日、明日が祝祭日のため、5連休とさせていただいとる次第です。
これ、なんで12日にせんかったんやろね?
今年は偶然にも連休になりましたが、例えば来年、2020年なら8月11日は火曜日になります。
ですから、11日は祝日で、12日は平日、そして13日からお盆休みってとこも多くなると思うんですけどねぇ…。
あ。
当院は水曜日が休診なので、来年も11日から5連休ってことになりますけど(笑)
ま、休みは嬉しいんだども、こうも多いとちょっと困りますよねぇ…。
とは言え、今日からお休みですから、キッチリ身体を休めたいと思います。
まぁ、休むといっても何をするわけでもなく、そしてジムにも毎日普通に行きます。
ってことで、今日のイルネス辞典に突入ですが、今日は「起立性低血圧症」について解説しておきたいと思います。
まず、どんな病気かって事ですが、起立性低血圧症は体位変換時、とくに臥位(がい)(寝た状態)や座位から急に立ち上がった時に血圧が下がり、ふらつきやめまい)、動悸(どうき)、視野のかすみ、眼前暗黒感、時には失神などを伴う病気です。
いわゆる「立ちくらみ」ってヤツのヒドイ版だと思って頂ければ分かりやすいかと思います。
原因は、立位になると全身の循環血液量のうち、500〜800mlは腹部や下肢に移行します。
そうすると心臓にもどる静脈還流量が減少します。
そのため、心拍出量(心臓から送り出す血液量)は減少し、大動脈や頸(けい)動脈洞に存在する圧受容体(血圧をコントロールする器官)の刺激も低下します。
正常なら、これが誘引となって交感神経を中心とする調節反射がはたらいて、心拍数の増加や心臓の収縮能、末梢血管の抵抗が高められ、立位になっても血圧が維持されます。
ですが、このような血圧コントロールの過程のなかで、何らかの原因で調節反射が正常にはたらかないと、血圧は起立時に下がったままで臥位の状態にもどらず、起立性低血圧となります。
めまいやふらつきなど起立時の症状は午前中に出現しやすく、とくに食後や運動後に増悪することがあります。
高齢者ではとくに食後に一過性の意識消失発作(失神)を認めることがありますが、その原因として、食後に血液が内臓にたまることが、全身の血管抵抗を減少させていると考えられています。
診断には起立時に血圧測定を行うことが必要です。
起立試験の結果、臥位(寝た状態)や座位時の血圧と比較して、起立後3分以内で収縮期血圧20oHg、拡張期血圧10oHg以上の低下を認めた場合を陽性として、起立性低血圧症と診断されます。
その際、起立時にめまい、ふらつき、眼前暗黒感、失神などの症状が生じた場合、起立性低血圧症に伴う症状と判明します。
では治療の方法ですが、起立性低血圧症の治療では、生活指導を含めた一般療法と薬物療法が基本となります。
この症状は、比較的誰にでも起こるものなので、起立時のみに症状が出現する場合、専門医(内科)を受診し、起立試験により起立性低血圧症の精査を行ってもらう必要があります。
起立性低血圧症の診断がついた場合は、原因疾患の精査やそれに伴う治療が行われます。
普段から、立ちくらみがするなぁ〜って感じてる方は、一度調べてみた方がいいかもしれませんぜ。
では、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院