弘泉堂鍼灸接骨院
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堆積古代DNA
2022年11月03日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。

11月3日の木曜日でございます。

本日は「文化の日」って事で、お休みでございます。

文化の日…

何を祝うねんって感じもしますが、趣旨としては「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日なんだそうです。

実は、この11月3日って、元天皇誕生日なんですよね。

明治天皇の誕生日で、1927年〜1947年までは、明治節として、明治天皇誕生日っていう祝日だったんだとか…。

となると、明治節って何やねんって話になりますが、わたくし院長も詳しくは知らないんですが、どうも昭和の初めころは祝日ってのが、そんなにたくさんなくて、新年・紀元節・天長節・明治節てのが祝日だったようです。

新年は1月1日・3日・5日のことで、年の始めを祝い、紀元節は2月11日で、神武天皇の御即位の礼を祝い、天長節は4月29日で、天皇陛下の誕生日、そして明治節は、11月3日で、明治天皇の御恩を仰ぎ、明治の御代の栄えを祝う日ってことだったようです。

昭和初期の話なんですが、これを調べてて違和感が…。

明治天皇の誕生日、11月3日は、後に文化の日として、祝日として残りましたし、昭和天皇の誕生日も、現在は昭和の日となっています。

あれ?

大正は…?

この昭和初期の頃の祝日にも大正天皇の誕生日ってのは、ありませんし、現在もありません。

ちなみに、大正天皇の誕生日は、8月31日です。

ま、何か理由があるんでしょうね。

知らんけど(笑)

てな、文化の日、今日もネタにいきましょう。

今日のネタは、考古学なお話しでございます。

なんでも、南極の海で100万年前の古代生物のDNAを発見したんだそうです。

これは、これまで確認されたものの中で最古となるそうです。

南極海と大西洋にまたがる「スコシア海」の海底で発見された古いDNAは、100万年という悠久の時間を生物がどのように生きてきたのか読み解く貴重な手がかりになります。

過去を知ることは、気候変動によって南極が今後受けるだろう影響を予測するヒントにもなるとのことなんです。

古代の堆積物の中には、たとえそこに化石がなかったとしても、生物のDNAが残されていることがあります。

こうしたDNAを「sedaDNA(sedimentary ancient DNA/堆積古代DNA)」といい、古生物学の分野では遠い過去の生命の営みを知る新たな方法として注目を集めているそうなんです。

堆積古代DNAはさまざまな環境で見つかっています。

たとえば、これまで陸上の洞窟では40万年前の、亜寒帯の永久凍土では65万年前の古いDNAが採取されました。

100万年前の堆積古代DNAが発見されたスコシア海は、低温・低酸素・低紫外線という好条件のおかげで、大昔のDNAを探すには格好の場所となっているそうなんです。

今回、発見されたDNAは、2019年に海底から採取されたもので、現在までに確認されたものとしては最古の海洋堆積古代DNAとなるそうです。

今回の調査では、堆積古代DNAのほか、54万年前の単細胞生物、藻類のグループ「珪藻(ケイソウ)」も発見されています。

こうした発見は、この地域が長い年月をかけて経た変遷を読み解く手がかりとなるわけです。

スコシア海が最後に温暖期だったのは約1万4500年前のことだそうですが、この時期には珪藻が豊富だったろうことが判明しています。

そのおかげで、南極大陸では海洋生物が全体的に活発化していたようです。

ドイツ、ボン大学の地質学者、ミヒャエル・ウェーバー氏は、「気候変動による世界的な海面上昇と南極の氷の大量喪失に関連する、興味深く重要な変化です」と話しています。

堆積古代DNAを分析することで、数十万年という長いスパンの生態系の変化を再現できます。

海の歴史的な変化が、まったく新しいレベルで理解されることでしょう。

地中から古代のDNAの断片を採取し、そこから新しいDNAによる「雑音」を取り除くことで、より鮮明な過去の姿を観察する…。

今、こうした技術がどんどん進化しているようなんですねぇ。

過去に起きた気候変動や、それに海の生態系がどのように反応したかのか理解することは、南極の将来を正確に予測することにもつながると考えられています。

「南極は地球上で最も気候変動に脆弱な地域の一つであり、過去および現在、その海洋生態系が環境の変化にどのように反応するのか調べることは、緊急の課題である」と、論文でも述べられています。

なるほどね。

過去を知り、未来を予測するわけですな。

そして、予測がエライ事になってたらどうすんでしょう。

本来の問題はそこのような気もするんですがね。

ではまた〜。











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