弘泉堂鍼灸接骨院
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民家にミイラ
2022年08月22日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。

8月22日の月曜日でございます。

お盆を過ぎて少し気温も落ち着いたかとも思いますが、それでも、まだまだ暑いですなぁ…。

もうそろそろ、夏の終わりって形容詞が使われる時期なんですけど、こういった季節の言葉も、そろそろ変化させないといけないかもしれません。

いわゆる、暦の上ではってヤツね。

暦の上では、なになにですが〜って、違うならもう暦を変えちゃってもいいんじゃないのとか思いますけどね。

時代が変われば気候も変わりますしね。

温暖化が止まる事はないでしょうし、ますます夏は暑く、そして長くなっていくでしょうしね。

てな感じで、そんな夏と言えばホラーってことで、今日はちょっとホラーでミステリーなお話しでもしてみようかと思います。

なんと、イギリスの民家の屋根裏で、ミイラの頭部が発見されたそうなんです。

なんで民家にミイラって話しですが、これだけならただのホラーなんですが、この発見されたミイラの頭部、なんと古代エジプトのミイラであることが判明して二度びっくりってお話しなんです。

このミイラ化した人間の頭部を、考古学者と医療関係者がCTスキャンして調べたところ、古代エジプトミイラの頭部であることが判明しました。

事の経緯としては、1820年代、2700年前の古代エジプトのミイラが、船に乗せられてイギリスへ向かいました。

ケント州東部、サネット島の港町、ラムズゲートのとある人物に土産物として贈られたんだとか…。

時代が下り、その家の持ち主が亡くなると、屋根裏に打ち捨てられていたミイラの頭部が見つかり、遺族がそれをカンタベリー博物館に寄贈したと言う事らしいです。

カンタベリー・キリスト・チャーチ大学で、X線撮影が行われ、この頭部は成人女性のものであることがわかりました。

さらに、CTスキャンによって、彼女の生前について新たな詳細が次々と明らかになったそうです。

コンピューター断層撮影法(CTスキャン)は、体のさまざまな角度から、X線画像を連続して撮影する技術です。

その後、スパコンでその断面画像をつなぎ合わせて、高解像度の体のマップを作りました。

カンタベリー・キリスト・チャーチ大学の診断放射線学講師で、上級放射線技師であるジェームズ・エリオットが、新たにCTスキャンを行ないました。

これによって、歯の状態、病理、遺体の保存方法など、ミイラの年齢や性別の推定に役立つあらゆる情報が明らかになったそうです。

この女性は、死後、脳が取り除かれていたそうです。

これは、彼女が死後にPerNefer(美の家)に運ばれたということを示してるんだそうです。

PerNefer(美の家)とは、浄化やミイラ化の初期作業や儀式が行われた場所なんだそうで、まず、鼻骨から器具を使って脳に鉄のフックを挿入し、ゆっくりと脳漿を掻き出します。

残りはスプーンですくい出し、空洞になった頭蓋は水で洗います。

古代エジプト人は、人間の心は心臓にあると考え、脳は重視していなかったそうなんですね。

なので、脳はかきだされて捨てられるんだそうです。

CTスキャンによって、脳を取り除く方法には、大きなばらつきがあったこともわかるそうです。

この女性の舌の保存状態は大変良かったそうなんですが、歯はかなりすり減っていたそうです。

前者からは、古代の保存技術が進んでいたことがわかり、後者からは、この女性は生涯に渡って粗末な食生活だったことがうかがえるようです。

左の鼻腔に未知の物質でできたチューブのようなものが残されていて、さらに、同じものが脊柱管にも確認されたそうです。

こうした遮蔽物(しゃへいぶつ)の起源や組成は今のところわかっていないそうです。

もっと現代の、ひょっとするとヴィクトリア朝時代のものかもしれないんだとか…。

このプロジェクトは、ミイラの頭部を保存し、いずれ公開するという大きな目的の一環だと、ボーウェンは言っています。

新たなCTスキャンデータから、女性の頭部の3次元レプリカを作る計画もあるとのことで、さらに、実際のミイラを見せずに、女性の生前の顔を3Dで復元する試みも行われる予定だそうです。

もう研究者にとったらいいオモチャですな(笑)

まぁ、頭部のミイラを手土産にってとこから理解は出来ませんが、このミイラの女性が何者で、なんでミイラになったのかなど、興味はありますね。

でも、自分の家の屋根裏からミイラが出てくるとか、なかなかショッキングな出来事でしょう。

想像したら恐ろしいですが、夏にはピッタリなホラーサスペンスでした。

ではまた〜。








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