弘泉堂鍼灸接骨院
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植物コミュニケーション
2021年04月16日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。https://youtu.be/uky40A2z-ws

4月16日の金曜日でございます。

4月も後半に入り、春感でるはずなんですが、まだ寒い日が多いねぇ…。

桜はタイミングがずれましたが、気温的にはこれからがホントの春です。

そして、ちょっと暑いなと感じだしたら、もう初夏で梅雨がきて、夏が来ると…。

これからの時期は暑くなりますから、キツイっちゃキツイんですが、植物にとっては春〜夏ってテンションの上がる時期だと思います。

まぁ、植物ってのは冬が好きなヤツもいるんですが、やはりこれからの時期の方が色んなヤツが顔を出します。

園芸愛好者の方なんか、ワクワクする時期だと思うんですが、今日はそんな植物のお話しでもひとつー。

植物には意思があり、話しかけながら育てるとよく育つなんて話は聞いたことある方もいると思うんですが、とは言えこれまで残念なことに、そんな植物たちとコミュニケーションを取る方法はありませんでした。

ま、一方的に話しかけるだけですわね。

特殊な人を除いては…(笑)

ですが、それももう過去の話になるようで、シンガポール、南洋理工大学の研究者が、植物の電気シグナルを聞き、こちらから語りかけることもできる通信デバイスを開発したそうなんです。

植物は周囲の状況を感知し、それに対応するするために、電気シグナルを発することが知られています。

これにより、他の同種に危険を知らせたりすることも可能なんだとか…

『Nature Electronics』で紹介されているのは、そんな植物の機能を利用して、電気シグナルを送受信することができる電極付き通信デバイスです。

これをピタッと植物に貼り付けておけば、電気シグナルを通じて、こちらの意思を伝えることができるそうなんです。

その反対に、植物が発している電気シグナルを読み取ることもできるんだとか…。

電極は直径3ミリほどで、植物を傷つけることもないし、光合成を邪魔することもないそうです。

ただ、実際に電極を通じて植物とコミュニケーションを交わすには1つ難題がありました。

それは彼らの電気シグナルがとても微弱ということです。

それをうまく検出するには、電極をきちんと植物に取り付けてやる必要があります。

しかしその表面には凹凸や生毛があったり、あるいはロウ分におおわれていたりして、薄いフィルムのような電極をぴたりとくっつけるにはなかなか難しい構造をしています。

そこでシンガポール科学技術研究庁などが開発した「サーモゲル」という新素材が使われました。

この新素材は、常温で液体からゲル状物質に変化してくれる優れもので、その粘着力は、一般的なヒドロゲル(恐らくスマホ画面などに貼りつけるようなフィルム)よりも4、5倍強力であるそうなんです。

これならじっとしているようで意外にもよく動く植物であっても、電極をぴったりくっつけて、ノイズに強い円滑なコミュニケーションを実現できるわけです。

実験として、ハエトリグサに電極を取り付け、スマートフォンから電気シグナルで葉を閉じるよう伝えると、見事1.3秒でお願いした通りにスッと閉じてくれたそうなんです。

ついでにロボットアームの先端にハエトリグサを取り付け、これをロボットハンドがわりにして針金のような細い物をつかませることにも成功したんだとか…。

これは、遊んでいるわけではなく、壊れやすい物体を優しくつかむことができる植物ベース・ロボットの可能性を探るための実験なんだそうです。

植物用通信デバイスは、ほかにも病気を早期に検出する診断装置としての応用も考えられるといいます。

植物が発している電気シグナルから異常やストレスを検出できれば、症状が表面化する前にいち早く病気を察知して、早期に治療を行えるようになる可能性もあります。

今、温暖化によって世界の食料の安全が脅かされていますが、作物の生産アップにつながると期待できる早期診断システムは、南洋理工大学が掲げる持続可能な未来へ向けた最先端の技術的ソリューションの一例であるそうです。

これ、ホントいいね。

わたくし院長、こう見えて植物は結構好きなんですが、比較的枯らしちゃうタイプです(笑)

水とか肥料とか、温度や湿度によっても適切な量って変わりますから、これを植物本人が伝えてくれたら最高ですわね。

「もっと水くれ」とか、「水多すぎ」とか…。

まぁ、言葉じゃなくても、信号だけでも水の量なんかだったら、反応で分かるんじゃないでしょうかね。

こんなものが世に出たら、植物好きはたまりませんよね。

ぜひ、早いとこ商品化して下さい。

楽しみにしてます。

ではまた〜。


030416


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