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2017年04月23日 [からだのこと]

(8)サンデーイルネス(仮)糖尿病について(後編)

お疲れ様です。院長です。

4月23日の日曜日です。

早いもんで、4月ももう後1週間となりましたよ。

来週は月末ですもんね〜…

春の陽気も、5月半ば位まででまたジメジメした梅雨がきちゃうんですよねぇ…

梅雨が来る前に、少しでもいい気候を楽しんでおきましょうぜ。

ってことで、(8)サンデーイルネス(仮)糖尿病について(後編)いってみましょう。

前回、広義で糖尿病は4種類あるという話をしましたが、基本的には「1型糖尿病」と「2型糖尿病」の2種類と考えて問題ないです。

そして、以前は1型をインスリン依存性糖尿病あるいは小児糖尿病、2型をインスリン非依存性糖尿病あるいは成人型糖尿病と呼んでいました。

って事で、分かるように1型は完全な遺伝性と考えられ、因子を持っている場合、幼少から発症してしまうということで小児糖尿病と呼ばれてたわけです。

ですが、日本を始め世界中で急増しているのは全体の95%を占める2型糖尿病です。

医療機関を受診している糖尿病患者は2005年の推計で約247万人ですが、2002年の推計で検査値から糖尿病を強く疑われる人は740万人、糖尿病の可能性を否定できない人は880万人にのぼり、合計すると1600万人を超します。

現在ではさらに増え、2000万人を超えるともいわれている位、非常に日常的な疾患と言えるでしょう。


1型と2型はその原因がまったく異なりますが、双方とも家族で同じ病気にかかる人が多いことから、古くから遺伝が関与していると考えられています。

ちょっと専門的過ぎるので、読み飛ばして下さって結構ですが、1型はHLA遺伝子領域が強く発症に関係していることがわかっており、これを含めて15カ所以上の領域に、この病気のかかりやすさを決めている遺伝子があると考えられています。

一方、2型に関与している遺伝子が明らかになってきたのは、ごく最近のことです。

2007年にヒトゲノム全体の遺伝子多型を使った網羅的な解析ができるようになり、白人において10個前後の遺伝子が2型糖尿病に関与していることが明らかになりました。

そのなかでも、PPARG、KCNJ11、TCF2L7遺伝子は複数の研究で一致し報告されています。

また、2008年には同じ手法で日本人を含む東アジアの人種において、KCNQ2遺伝子が関与していることが報告されました。

な。専門的過ぎやろ?(笑)

ま、要するに、今までただの生活習慣病(成人病)と考えられていた2型糖尿病にも、何らかの遺伝的要素がみられるって所までは研究がすすんできたよって感じですかね。

しかし、これらの研究成果を実際の発症予防に役立てるには、まだ多くの研究が必要となります。

現時点で見つかった個々の遺伝子の糖尿病発症における影響力が小さすぎるため、実際の発症予測には、まだ使えないって事ですな。

ただし、今後さらに研究が進み、生活習慣や他の検査データを組み合わせることができれば予防に役立つと期待されているのは事実です。

日本人において糖尿病が激増していることは先に述べたとおりで、この50年間に患者数は実に70倍以上となっています。

70倍ってのはまた、凄まじい数字やね…(^^;

糖尿病の4大原因は加齢、遺伝、肥満、運動不足といわれています。

50年間で日本人の遺伝子が変化することはありえないと考えられるため、糖尿病患者の激増原因は、肥満および運動不足を来す悪い生活習慣が増えたこと、高齢化が進行したことだと考えて間違いはないでしょう。

しかし欧米の白人に比べ、日本人は明らかに肥満の程度が軽いんですよね。

ですがその割に、糖尿病の頻度が高いことが知られています。

これはなぜか…?

2型糖尿病はインスリン分泌低下と、インスリン感受性低下の2つを原因とします。

欧米では肥満による感受性低下が原因として強い影響があることが多いのですが、日本人では体質的に膵臓からのインスリン分泌能力が低い傾向にあり、それほど太っていなくても発症しやすいのではないかと考えられています。

まず1型糖尿病は、インスリンを産生する膵臓の細胞(膵β細胞)が破壊・消失することで発症します。

原因としては、多くは免疫系の異常により自らの細胞が攻撃される自己免疫によるものと考えられています。

1型糖尿病になりやすい遺伝素因があることは判明していますが、日本人では1型糖尿病自体が非常に少ないので、1型糖尿病の患者さんが自分の子どもが1型糖尿病になることを心配する必要はほとんどありません。

環境因子も関係しているものと考えられていますが、まだよく分かっていないのが現状です。

ウイルス感染なども一部関係していると考えられていますが、人から人に1型糖尿病がうつるということはありません。

1型糖尿病は、口渇、多飲、多尿、体重減少などの症状で急性に起こり、数カ月以内にインスリン治療が必要であることが多いのですが、2型糖尿病と同様にゆっくり発症し数カ月から数年の経過でインスリン治療が必要となってくる場合もあり、成人発症の患者さんで多いことがわかっています。

一方、極めて急激に発症し、1週間くらいで糖尿病の急性合併症であるケトアシドーシスを来すような場合があることも分かっています。

この場合はかぜ症状、腹痛などの消化器症状が初発症状であることが多いのですが、ただちにインスリン治療を開始する必要があります。

一方、2型糖尿病は自覚症状に乏しいことが多いのですが、症状の有無にかかわらず適切な治療が必要となります。

治療の第1の目的は、糖尿病の代謝異常に伴って起こってくる種々の合併症の発生を予防することです。

そのうえで、健康な人と変わらない生活の質を維持し、健康な人と変わらない寿命を確保することが最終的な目標となるわけです。

糖尿病は慢性の病気で、完全に治ることは残念ながらほとんどないと言われています。

定期的な受診をまず心がけましょう。治療の中断は、慢性合併症を起こしやすくする大きな原因になりますからね。

2型糖尿病は、食べすぎ、運動不足、ストレスなどの生活習慣の乱れと、その結果起こってくる肥満が、その発症および病態に強く関係していると考えられています。

これらは主にインスリンのはたらきを悪くし、血糖上昇などの代謝異常を招くわけです。

したがって、通常の2型糖尿病の治療としてまず行うのは、食事療法、運動療法を含めたライフスタイルの改善、および肥満がある場合にはその解消です。

それで不十分な場合に薬物療法が追加されます。

また、ライフスタイルの改善のためには、患者さん自身が糖尿病をよく理解し、進んで治療を継続する意欲をもつことが重要です。

そのために行われる糖尿病教室、糖尿病の教育入院などの糖尿病患者教育も、糖尿病の治療に大切な役割をもっています。

しかし、1型糖尿の病患者さんでは自分のインスリン分泌がなくなりますので、インスリン注射だけで生理的なインスリン分泌を補う必要があります。

健常者の生理的なインスリン分泌は、基礎分泌と追加分泌に分けられることがわかっています。

基礎分泌は、食事をしていない時でも少しずつ出ているもので、これがないと肝臓などから出てくるブドウ糖で血糖が上昇してしまいます。

一方、追加分泌は、食事や間食をした時に急速に出るもので、食後の血糖の上昇を抑えます。

したがって、1型糖尿病のインスリン療法の基本は、基礎分泌と追加分泌をできるだけうまく補充するということになるわけです。

かなり奥深い部分まで突っ込んできましたが、何となく理解していただけましたか?

しかし結局最後は、1型、2型ともにインスリン療法に頼らざるを得なくなります。

そしてそうなると、合併症等予後不良になることもかなり多いので、1型はともかく、2型に関しては甘く見ず、生活習慣を見直す事が本当に大事になります。

まずは、医療機関で受診し、適切な指示に従い、それを実行すると…

こう書くと簡単なんですが、いかんせん糖尿病の場合、食事制限や運動などただ辛いだけの治療がほとんどですので、心が折れてしまう患者さんが多いのも事実です。

ですから、そうならないためにも早め早めに手を打つ…

これが一番大事ですからね。

いかがでしたか?


みなさんもとにかく、注意して下さいね。

では、素敵な休日を〜





ketu




京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
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