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2016年04月08日 [からだのこと]

疲れた疲れた言う病気

お疲れ様です。院長です。

4月8日、金曜日です。

今週もやっとここまできましたよ(^^)


毎週同じように仕事してても、全然疲れてない週もあれば、とにかく休みたい位、疲れてる週もあります。


今日で、診療時間を変更して丸1週間。

慣れてきたといえば、慣れてきましたが、その分疲れも出てきたかなぁと…


そして、新一年生というか、4月1日から新しく就職された方など、かなり疲れが出てくるんじゃないでしょうか…


今日は、そんな疲れについてお話しましょう。



日常的な疲れは、誰しもあること。

ですが、どんなに休養を取っても 疲れが取れない、体がだるい、熱っぽい、そんな症状が半年以上続いたら「慢性疲労症候群」かも知れません。


この症状をもつ患者は、約6〜7割が女性で、特に20〜40代と、比較的活発な世代での発症が目立つそうです。

つまり、若い女性に多い疾患と言えますね。


みなさんの身の回りにも、いらっしゃいませんか?



何かいつも疲れてらして、さえない表情をされてる女性…



検査をしても異常が見つからず、「気のせい」だとか「怠け病」なんて言われ、それが余計に患者さんを苦しめてるわけです。

周りの協力を得られないってのは辛いですよね…

本人はすごくしんどいのに、「怠け病」なんて言われた日にゃ、疲れも倍増してしまいます。



しかし、この「慢性疲労症候群」、重症化すると仕事どころか、自分の身の回りのことすら出来なくなり、ほぼ寝たきりの状態となってしまいます。


この病気になってしまう人は、どちらかというと仕事もバリバリこなし、人間関係もスムーズにできるタイプ。

周囲からするとストレスとは無縁に見えることもあり、発病すると思うように動けず「早く元気にならなければ…」との焦りがさらに治癒を長引かせます。




そして、2007年に遡りますが、日本疲労学会(こんな学会があるんだねぇ)は 慢性疲労症候群について、下記の診断基準(3つの前提)を発表しました。



みなさんもちょっとチェックしてみて下さい。



前提T

1) 日常生活が損なわれる激しい疲労が半年以上続く

2) 検査では他の病気でないことが証明されている(うつ病を含む気分障害、 不安障害、線維筋痛症は併存する場合もある)



前提U

1) 全身の倦怠感は新しく急激に始まった

2) 充分な休息を取っても回復しない

3) 現在行っている仕事や生活習慣ではない日常の生活活動が発病前に比べて50%以下になっている。あるいは、疲労のため、月に数日は社会生活や仕事ができず休んでいる



前提V

1) 軽い作業のあとに全身の倦怠感が1日以上続く

2) 筋肉が痛む

3) あちこちの関節が痛む

4) 頭痛がする

5) のどが痛い

6) 不眠、眠りすぎなどの、睡眠障害

7) 思考力・集中力が低下する

8) 微熱がある

9) リンパ節が腫れて痛い

10) 筋力が低下する




前提T、前提Uが、4項目以上該当、前提Vが10項目中5項目以上該当する場合、 慢性疲労症候群と診断されるそうです。



まぁ、女性が多いということもあり、基本的には原因のつかめていない、更年期障害も含めた不定愁訴全般がこの症候群を形成してると思われるのですが、やはり男性には分かりづらい辛さがあるようです。


女性特有のホルモンバランスの乱れが一番の原因と言われていますが、それも詳しくは分かっていないため、検査しても「異常なし」という結果が出てしまうわけです。





この「慢性疲労症候群」、専門的に治療してくれる医療機関は、まだまだ少ないのが現状なんですが、日本疲労学会(ちゃんと活動してらっしゃるんだねぇ)に所属している内科や、心療内科を受診するといいそうです。


この疾患は、ハードワークや家事も含め、何でも頑張ってしまう人が陥りやすい症候群なので、自覚のある方は気を付けて下さいね。




因みにわたしは、該当する項目がひとつもない、スーパー健康体でした(笑)




では、また〜





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京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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