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2018年06月07日 [動物のこと]

トマトオニオン。

お疲れ様です。院長です。

6月7日の木曜日でございます。

どうも、近畿地方も、昨日から梅雨入りしたそうで、昨日は何となく、一日中雨降ってましたねぁ…。

で、梅雨となると、雨が降ってないってだけでなんか得したような気がしますよね。

ちょっと買い物に出るとか、そういう時にたまたま雨がやんでたりするとツイてる気がします。

慣れって言うんでしょうか、梅雨に慣れたら雨も当たり前やしね。

てことで、これから梅雨に慣れてかなきゃいけませんが、今日も元気にネタいってみましょう。

今日のネタは比較的、雨や湿度を好む生物でもある、植物の力についてお話してみましょう。

植物は基本的に動きません。いや動けません。

ですから外敵から逃げたり、隠れたりすることができないわけで、生存率を上げるため、別の戦略が必要になるわけですよね。

例えば、葉を巻き上げたり、不味い化学物質を分泌したりします。

普通ならそれらを引き起こすのは、かじられたり、卵を生みつけられたりといった、明らかに攻撃されたときなんですが、最新の研究によると、植物の中には、草食動物が攻撃を開始するずっと前にそれを察知して、事前に防衛に備える種があるという話なんです。

しかも、それは害虫に対しても有効な手立てだということですから、なかなかな能力ですな。

で、その植物とは、特殊なヤツではなく、みなさんご存知のトマトなんだそうです。

トマトはこれまでの研究で、昆虫の栄養分を吸い取ったり、昆虫に食われた葉から毒性物質を発し、周囲の虫を根こそぎ駆除するなど、まるで意志を持った動物のようなアグレッシブな性質が確認されてます。

今回の研究で明らかになったのは、トマトは攻撃される前から防御に備えているという点で、今回は、米ウィスコンシン大学マディソン校の生態学者ジョン・オロック博士が、カタツムリの粘液(這う際に潤滑剤として分泌する粘液)を土に吹きかけたところ、その近くに生えていたトマトはそれに気がついたという報告をされました。

つまり、カタツムリってのは、植物にとっては天敵なわけですよ。

葉っぱかじっちゃうからね。

で、そのかたつむりの粘液があるってことは、カタツムリが近くにいるって事で、危険を察知できる能力があるってことなわけですね。

このカタツムリの粘液を感じたトマトは、リポキシゲナーゼという草食動物が嫌うことで知られている酵素のレベルを上昇させたらしいんです。

これは、実際には攻撃されていなくても、敵の接近を示唆するサインだけでその化学的組成を大きく変化させたという結果なわけですね。

で、この反応はカタツムリに対する防衛だと思われましたが、実はこの反応が生じた後、トマトが大好きなはずのお腹をすかせたイモムシもまたそれを食べなくなることが明らかになったそうなんです。

つまり、トマトはカタツムリだという事を感知したというより、危険を察知し防御力をマックスに上げたってことなんでしょうね。

不思議なのは、トマトはカタツムリの粘液に直接触れていないのにそれを検出していることで、この謎はまだとけてないそうです。

まぁ、動くことのできない植物にとっての最大の攻撃は毒性ですからね。

例えばその毒が、人間にも有効だっていう植物もたくさんありますよね。

幻覚作用を及ぼしたり、殺傷力のあるやつまであるわけで…

こういった「毒性」も、植物が進化する過程で身につけていくもので、これからもドンドン毒草が増えるかもしれません。

ひょっとして、全植物が、外敵除けに毒性を持ってしまったら…

草食獣は絶滅してしまいます。

そうなると、人間も同じくでしょう。

ものも言わず、動きもしない植物ですが、実は地球の未来の鍵を握ってるのはコイツ等かも知れませんぜ。

なんてな。

てことで、これ書きながら、昔は結構カタツムリってその辺這ってたんですけど、最近見ないよね。

トマトが進化して絶滅してもうたんやろか?

とか思う院長でした。

ではまた〜



tomato



京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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