弘泉堂ブログ | 京都中のアスリートが通う、スポーツ障害なら「弘泉堂鍼灸接骨院」にお任せ下さい。痛くない骨格矯正、鍼灸治療も好評です。

弘泉堂鍼灸接骨院
その痛み…治せます!
ブログ
2018年04月24日 [からだのこと]

「脳」 activation

お疲れ様です。院長です。

4月24日の火曜日でございます。

今月も1週間を切ってしまいましたんで、なんだか焦るの巻き〜(笑)

何回も言うてますが、連休前の月末前で、月末が休みなんで、末の出来事が27日まで前倒されるんだってば。

つまり、27日には給料日もくるんだぞぃ(^^;

は、はやいやん。

もうかなんわぁ〜…

こうバタつくとあれもこれもやらないと〜って、頭がテンパります。

頭がテンパるということは、つまり「脳」が疲労するということ…

今日は、そんな「脳」のいいはなし、いってみましょう。


「脳の自己再生力を高める細胞が新たに発見される」


こんな話。

内容的には、ケンブリッジ大学の研究者が、再生能力を持つ脳の休止幹細胞を発見、これにより脳の自己治癒力を高める方法が存在する可能性が出てきたって話なんです。

脳は自己治癒力に乏しく、かつては外傷をはじめ、脳卒中やアルツハイマー病などによって一度損傷を受けると再生しないと考えられていました。

しかし昨今、脳科学の進歩によって、損傷された脳を修復する、いわゆる再生医学の研究が、積極的にすすめられているんです。

そしてこのほど、細胞の自己複製能力と別の種類の細胞に分化する能力を合わせもつ「幹細胞」のなかに、脳の損傷や疾患から再生する力を持つものが存在することがわかったって運びでございます。

英ケンブリッジ大学ガードン研究所の研究プロジェクトは、2018年4月、学術雑誌「サイエンス」において、既知のものよりも高い再生能力を持つ、新たな脳の休止幹細胞を発見したことを報告しました。

G2期(細胞周期における分裂前準備期)で休止状態になっているこの幹細胞は、活性化されると脳の神経細胞や、神経膠細胞において重要な細胞を速く生成するのが特徴です。

幹細胞は、脳のあらゆる細胞を生成する能力を有しますが、通常は何故か休止状態にあり、新しい細胞を増殖させたり、生成したりすることはありません。

従って、幹細胞に働きかける再生医療においては、まず、幹細胞を休止状態から活性化させることが不可欠なんですね。

そこで研究プロジェクトは、ショウジョウバエを使って、G2期で休止状態となっている幹細胞を制御する「Trbl」という遺伝子を特定し、この遺伝子がG2期にある神経幹細胞を休止状態へと誘っていることを突き止めました。

とその前に、ショウジョウバエ??

と思った方も多いと思うんですが、なんでかショウジョウバエは、ヒトのDNAとよく似ており、疾病に関連するヒトの遺伝子の60%が存在するっていう、まぁ遺伝子の実験には重宝されるヤツのようです。

で、話を戻して、休止状態になっちゃう原因を突き止めたわけですね。

ということは、何らかの形で「Trbl」に働きかけることによって、G2期で休止状態になっている幹細胞を再び活性化させることができるかもしれないというわけです。

研究プロジェクトでは、今後、「Trbl」を阻害し、脳の幹細胞を活性化させる分子の特定に取り組む方針だそうです。

研究チームは、「脳は自己再生しづらいものですが、新たに発見されたこの幹細胞によって、脳の自己治癒力を高める方法が存在するの可能性が出てきた」と述べています。

脳以外の器官にも同様の休止幹細胞があるとみられており、この研究成果は、再生誘導医薬の進歩に寄与するものとして高く評価されているってわけですな。

なるほど…。

まだまだ、人間の身体は分かってない事だらけですねぇ…。

特にこういった、「何のためにあるのか分からない細胞」がまだまだありますし、これらが一つ一つ解明されてくことで、ヒトの全容が見えてくるでしょう。

ま、コイツもわたくしの生きてるうちには無理かなぁ(笑)

早いとこ、「脳」の自己再生力を高める方法を発見してくれないと、退化のスピードに追い付けませんぜ。

ではまた〜



syogi



京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


  • Facebook
  • Twitter
  • はてなブックマーク

PageTop