2018年04月22日 [からだのこと]
(60)サンデーイルネス(仮)手根管症候群について
お疲れ様です。院長です。
4月22日のサンデーイルネスでございます。
早いもんで、来週からGWに突入ですよ。
今月は末が休みになりますから、色々支払い等が前倒されて、27日に一緒くたにきちゃうねん。
27日と31日じゃ、4日も違うし…
てことで、明日からはなにかとバタバタしそうですが、落ち着いていきましょう。
大体、慌てて良い事なんか何にもおへん。
ひとつひとつ終わらせましょう。
ってことで、何かと忙しい週となりそうですが、今日のイルネス辞典は「手根管症候群」について解説していきたいと思います。
まずは、どんな病気かってとこですが、手首の手のひら側にある骨と、靭帯(じんたい)に囲まれた手根管というトンネルのなかを、正中神経と9本の指を曲げる筋肉の腱がとおっています。
このトンネルのなかで神経が慢性的な圧迫を受けて、しびれや痛み、運動障害を起こす病気です。
では、原因は何かってことですが、手の過度の使用、妊娠によるむくみ、骨折や腫瘤(しゅりゅう)によるトンネルの圧迫、血液透析(とうせき)によるアミロイドという物質の沈着などが原因になります。
では、どんな風に症状が現れるかと言いますと、初めは人差し指、中指を中心にしびれと痛みが起こります。
これらの症状は朝、目を覚ました時に強く、ひどい時は夜間睡眠中に痛みやしびれで目が覚めます。
そしてこの時に、手を振ったり、指の運動をすると楽になるのも特徴のひとつです。
進行すると親指の付け根の母指球筋(ぼしきゅうきん)という筋肉がやせてきて、細かい作業が困難になります。
とくに親指を他の指と向かい合う位置にもっていく対立運動ができなくなります。
この手根管症候群の診断法として、手首の手のひら側をたたくと、痛みが指先にひびくティネル徴候といわれる症状ががみられます。
そして、手首を手のひら側に最大に曲げるとしびれや痛みが増強する、手関節屈曲テストが陽性になります。
電気を用いた検査では、神経を電気で刺激してから筋肉が反応するまでの時間が長くなります。知覚テスターという機器で感覚を調べると、感覚が鈍くなっています。
頸椎の疾患による神経の圧迫や、糖尿病神経障害、手指の他の腱鞘炎(けんしょうえん)との鑑別が必要です。
では、治療の方法としまして、しびれや痛みが軽症〜中等症の場合は、手首を安静に保つための装具を使用したり、ステロイド薬のトンネル内注射を行います。
内服薬では消炎鎮痛薬やビタミンB剤を使用します。これらの保存療法が効かない場合や、筋肉にやせ細りがある場合は手術を行うこともあります。
手術の方法は、靭帯を切ってトンネルを開き、神経の圧迫を取り除きます。
トンネルの上を4〜5p切って行う場合と、トンネルの入り口と出口付近でそれぞれ1〜2p切って内視鏡を入れて行う場合とがあります。
まぁ出来れば、保存療法で治したいところですので、出来るだけ早く、治療に入る事が大事ですね。
そのためにも、指にしびれや痛みがあり、朝起きた時にひどかったり夜間睡眠中に目が覚めるようなら、整形外科を受診してみてください。
親指の付け根の筋肉がやせていれば、手術を含めた早急な治療が必要です。
この状態が長く続くと、トンネルを開放する手術だけでは回復できず、腱移行術という健康な筋肉の腱を移動する手術が必要になってりしますので、まずは早期に発見しましょう。
当院にも「かも…」って患者さんは来られますし、そこまで珍しい病気でもないですし、誰にでも罹患する可能性があると思っておいた方がいいですからね。
でも、わたくし院長の経験上、女性に圧倒的に多いかと思います。
年齢は一概に中年とは言えず、20代で罹患された患者さんもいらっしゃいます。
まずは指先のしびれに注意し、もしなにかしびれがあるようなら、手首を内側にいけるとこまで曲げてみて下さい。
しびれや痛みが増すようなら、かなりヤバイです。
とりあえず、整形外科にいきましょう。
いかがですか?
ある程度の年齢を超えてくると、指先にしびれが出ると訴える方は比較的多いです。
その中の一つの疾患ですから、放置せずしっかり対応できるよう、知識を身につけておいて下さいね。
そして疑わしい時はまず病院へ。
これが、なにより一番の対処法ですからね。
では、今週はこのへんで、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月22日のサンデーイルネスでございます。
早いもんで、来週からGWに突入ですよ。
今月は末が休みになりますから、色々支払い等が前倒されて、27日に一緒くたにきちゃうねん。
27日と31日じゃ、4日も違うし…
てことで、明日からはなにかとバタバタしそうですが、落ち着いていきましょう。
大体、慌てて良い事なんか何にもおへん。
ひとつひとつ終わらせましょう。
ってことで、何かと忙しい週となりそうですが、今日のイルネス辞典は「手根管症候群」について解説していきたいと思います。
まずは、どんな病気かってとこですが、手首の手のひら側にある骨と、靭帯(じんたい)に囲まれた手根管というトンネルのなかを、正中神経と9本の指を曲げる筋肉の腱がとおっています。
このトンネルのなかで神経が慢性的な圧迫を受けて、しびれや痛み、運動障害を起こす病気です。
では、原因は何かってことですが、手の過度の使用、妊娠によるむくみ、骨折や腫瘤(しゅりゅう)によるトンネルの圧迫、血液透析(とうせき)によるアミロイドという物質の沈着などが原因になります。
では、どんな風に症状が現れるかと言いますと、初めは人差し指、中指を中心にしびれと痛みが起こります。
これらの症状は朝、目を覚ました時に強く、ひどい時は夜間睡眠中に痛みやしびれで目が覚めます。
そしてこの時に、手を振ったり、指の運動をすると楽になるのも特徴のひとつです。
進行すると親指の付け根の母指球筋(ぼしきゅうきん)という筋肉がやせてきて、細かい作業が困難になります。
とくに親指を他の指と向かい合う位置にもっていく対立運動ができなくなります。
この手根管症候群の診断法として、手首の手のひら側をたたくと、痛みが指先にひびくティネル徴候といわれる症状ががみられます。
そして、手首を手のひら側に最大に曲げるとしびれや痛みが増強する、手関節屈曲テストが陽性になります。
電気を用いた検査では、神経を電気で刺激してから筋肉が反応するまでの時間が長くなります。知覚テスターという機器で感覚を調べると、感覚が鈍くなっています。
頸椎の疾患による神経の圧迫や、糖尿病神経障害、手指の他の腱鞘炎(けんしょうえん)との鑑別が必要です。
では、治療の方法としまして、しびれや痛みが軽症〜中等症の場合は、手首を安静に保つための装具を使用したり、ステロイド薬のトンネル内注射を行います。
内服薬では消炎鎮痛薬やビタミンB剤を使用します。これらの保存療法が効かない場合や、筋肉にやせ細りがある場合は手術を行うこともあります。
手術の方法は、靭帯を切ってトンネルを開き、神経の圧迫を取り除きます。
トンネルの上を4〜5p切って行う場合と、トンネルの入り口と出口付近でそれぞれ1〜2p切って内視鏡を入れて行う場合とがあります。
まぁ出来れば、保存療法で治したいところですので、出来るだけ早く、治療に入る事が大事ですね。
そのためにも、指にしびれや痛みがあり、朝起きた時にひどかったり夜間睡眠中に目が覚めるようなら、整形外科を受診してみてください。
親指の付け根の筋肉がやせていれば、手術を含めた早急な治療が必要です。
この状態が長く続くと、トンネルを開放する手術だけでは回復できず、腱移行術という健康な筋肉の腱を移動する手術が必要になってりしますので、まずは早期に発見しましょう。
当院にも「かも…」って患者さんは来られますし、そこまで珍しい病気でもないですし、誰にでも罹患する可能性があると思っておいた方がいいですからね。
でも、わたくし院長の経験上、女性に圧倒的に多いかと思います。
年齢は一概に中年とは言えず、20代で罹患された患者さんもいらっしゃいます。
まずは指先のしびれに注意し、もしなにかしびれがあるようなら、手首を内側にいけるとこまで曲げてみて下さい。
しびれや痛みが増すようなら、かなりヤバイです。
とりあえず、整形外科にいきましょう。
いかがですか?
ある程度の年齢を超えてくると、指先にしびれが出ると訴える方は比較的多いです。
その中の一つの疾患ですから、放置せずしっかり対応できるよう、知識を身につけておいて下さいね。
そして疑わしい時はまず病院へ。
これが、なにより一番の対処法ですからね。
では、今週はこのへんで、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院