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2018年03月23日 [動物のこと]

クリーンミート。

お疲れ様です。院長です。

3月23日の金曜日でございます。

さぁさぁ、日本中桜が開花しだしてますよぉ〜。

今週末は少し早いですが、もう花見にくり出すって人もいらっしゃるでしょう。

週末だけで言えば、3回か4回ですもんねぇ…。

とりあえず、咲いてりゃ花見して飲まないとね(笑)

今しか出来ない娯楽ですから、是非みんなで楽しみましょう。

とりあえず、人が集まり、会話と食べ物と飲み物があれば、楽しいもんですからね。

ってことで、しばらくは花見シーズンですが、今日のネタはそんな春を告げる桜とは、何の関係もないお話。

みなさん「クリーンミート」って聞いたことあります?

名前からして、お肉なんだろってとこまでは分かると思いますが、では何の肉でしょう。

クリーンって位ですから、なんか自然に育てた報牧牛とか、無農薬の餌で育てた牛とかそんなんを想像されるかもしれませんが…

全然ちゃいます。

この場合の「クリーンミート」とは、人工肉の事を指しています。

そして、この「人工肉」が少しづつ、完成に近づいてるってお話なんですよね。

人工って事ですから、動物を殺さずにホンモノのお肉を「創る」ってことですね。

まずは、なぜそんなことが必要かと言うところからいくと、普段何気なく口にしているお肉を作るのには、実は水やエサなどの莫大な資源、そして土地が必要となります。

さらに、「食べるためだけに育てる」家畜のシステムには倫理的な批判も根強いのが現実ですし、そこは誰しもが感じたことはあるでしょう。

動物愛護が叫ばれ、劣悪な環境下での飼育や、繁殖、販売は今や罪として罰せられます。

って劣悪って言っても、殺してないしね。

って言っちゃえば、もうこれ倫理か道徳か分かりませんが、家畜を食すこと自体どうなんだろうって考えて当たり前ですわね。

とはいえ、命をいただくのは自然の摂理ですし、他に方法もないし…と人類はここまでやってきたわけですが、じゃあもしも、「時間も資源もかけずに、殺さずに、本物のお肉が食べられる」としたら?

ってことで、開発されてきてるのがこの「クリーンミート」なわけですわ。

一昨日だかのブログで、再生医療について書いてましたが、あんな高度なものに比べたらこんなもの、簡単なんでしょう。

ニワトリや牛の成体から細胞を採取し、培養して、食肉を生産…

そりゃ、出来るわね。

だって、クローンの生物が作れるんですもの。

ただの食肉が作れないわけはないわね。

この、人工肉の手法が確立されつつあり、従来の方法で生産された肉と区別して、「クリーンミート」と呼んでるわけですね。

この「クリーンミート」、とても人工培養だなんて思えない完璧な見た目で、味も普通のお肉に劣らないどころか、油分が気持ち少なめで食べやすいという意見すらあるそうです。

環境にも動物にも優しい人工肉は、これから世界が直面するであろう人口増加とそれにともなう食糧難への解決策にもなるだろう、と製作者は言ってます。

具体的に「クリーンミート」の生産は、動物の体内にある幹細胞を採取するところから始まります。

そしてその幹細胞に水や養分、ミネラル、糖分など、成長に必要な要素を与えて培養することで、食肉を生産するという仕組みらしいです。

で、今までは牛のクリーンミートが中心に研究されていたんですが、今回、鶏肉も研究対象として開発される運びになったようです。

まだ、こちらは実験段階で、食べた感じは通常のチキンに比べ「スポンジっぽい」らしいです。

まぁ、こういった味的なものはこれからドンドン改良されていくでしょうし、おそらく問題にはならないと思います。

では、こんな素晴らしいお肉、なんで市場に出回らないの?って事になりますよね。

まぁ、人工ってとこに引っかかる人は多分出てくるでしょうが、今の動物愛護の風潮からも、この人工肉、わたしは普及するとにらんでおります。

ただし…

今の一番の問題は、コストなんですよね。

実は、今現在だと、1ポンド(約454g)のクリーンミートを作るのに、約100万円かかるそうです。

高っ!(笑)

まぁ、このままではさすがに売れませんが、コストに関しては需要とともに落ちるもんですから、まぁ商品が良ければ必ず下がるでしょう。

現に、いくつかの企業が開発に乗り出してますし、近い将来、我々も人工肉を食すことが出来るときがくるでしょう。

みなさんはどうですか?

人工培養肉…

わたしは楽しみですけどね。

では、このネタも続報が入り次第、お伝えしたいと思います。

ではまた〜



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京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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