
2018年03月08日 [動物のこと]
キメラの翼って便利だったよねぇ…。
お疲れ様です。院長です。
3月8日の木曜日でございます。
毎日々、春きた春きた書いてますが、まだ寒い瞬間は当然あります。
わたくしは朝が早いので、それなりに寒いですし、夜も帰りは遅いのでそれなりに寒いです。
けど、真冬を経験してきたこのタイミングだと、まぁマシだよねってことになるわけで…。
つまり、慣れからくる感覚の差異ってやつですな。
同じ温度でも、涼しい時期からだと、すごく寒くなったと感じるんですよね。
人間っていい加減だから(笑)
感覚だけで同じものを、暑いの寒いのと適当に感じちゃうんですねぇ…。
ってことで、今日もネタに突入していくわけですが、今日のネタはちょっとサイエンテイックなお話です。
研究者によって新種のキメラが開発されたそうです。
はい。キメラ。
わたくし世代の男の子なら、キメラと言えば「キメラの翼」ってワードを思い浮かべる方も多いかと思うんですが、キメラとはザックリ言うと、同一個体内に異なった遺伝情報を持つ細胞が混じっていることを指してます。
うん。ややこしい。
wiki読んで理解してくれたらええんですけど、難しいと感じた人は、まぁ身体の中に、他の遺伝子がある状態って感覚だけで読んで下さっても差し支えありません(笑)
で、話を戻すと、米スタンフォード大学の研究者らは、羊とヒトのハイブリッド胎児を作り上げました。
将来的に、臓器移植は人から人ではなく、動物から人への時代が来るのかもしれないという良いのか悪いのかよく分からない話…。
世界で初めて作られた羊ヒトキメラは、ヒトの幹細胞を羊の胚に導入することで誕生しました。
99パーセント以上は羊ですが、ほんのごく一部分だけ我々と同じ人間の遺伝子を持つって言うキメラなわけです。
で、実験で作られた胚は、ヒツジの体内に戻して3週間成長させて胎児にし、28日に達する前に廃棄されたそうです。
というのも、ヒツジにおけるヒトの部分はごくわずかですが、それが存在するという事実は、この研究分野において凄まじい議論を巻き起こしているそうなんですね。
もちろん、ヒト細胞の寄与率は今のところ非常に小さいもので、人の顔や脳を持つ豚といった類のものではありませんが、これまたええんですかねぇ…。
実験に携わった米スタンフォード大学の幹細胞生物学者、中内啓光教授教授(日本人なんや)によれば、羊胚の中の人間の割合は細胞1万個につき1個でしかないということですが…。
割合の問題じゃないよね。
とわたしは思うんですけどねぇ…。
こうした実験を行う研究者には「マッドサイエンティスト」といったレッテルが貼られがちですが、この研究は実は臓器移植の提供者を待つ無数の患者を将来的に救う可能性を秘めているという事実があるのはよく分かります。
現状ではそうした人々の多くは、適合する臓器に巡り合うことなく亡くなっています。
確かにね。
今日、最適と判定された臓器でさえ、それが一卵性双生児から提供されたというのでない限りは、免疫系が継続的に攻撃を仕掛けるためにそれほど長くは保たないとされています。
実現までまだまだ先は長いですが、種間キメラで作られた内臓はいつの日か臓器需要を満たす手段の1つとなるかもしれません。
つまり羊や豚で作られたハイブリッド膵臓が患者に移植されるかもしれないということですよね。
とりあえず、賛否は置いておいてこの他臓器移植、人間に移植できる臓器は1%以上は人間のものでなければならないらしいんですね。
したがって今回の羊ヒトキメラ実験はまだごく初期段階のものということになるわけです。
無論キメラの中のヒトの割合を増やせば、移植用の内臓を提供するためだけに作られる生物の性質を巡り、倫理的な懸念が増すことは避けられないことでしょう。
でも1%も10%もアカンもんはアカンのちゃうの?
確かに、臓器移植の一つの新しい手段になり得る研究だとは思います。
そして、アメリカだけでも10分に1人の割合で臓器移植待機者リストに名前が加わっていってるというのも事実です。
この研究から、ひょっとしたら人々を救う、新しいものが出来上がるかもしれません。
としても、わたしは反対ですが(笑)
現在の技術で完成していて、本当に救える、大丈夫ってんなら、百歩譲って仕方ないかとも思います。
でも、数ある手段の中の一つの選択肢ってのなら、この選択肢は削除して、他に賭けりゃええんやないの?
そして色々な事を研究して研究して、その結果としてキメラ臓器に賭けるしかない!ってなったら、また話も違ってくると思うんですけどね。
他に手があるなら(可能性だけでも残ってるなら)それらをまずは潰すべきなんじゃないでしょうか…。
じゃなければ、この研究の意義なんてなくなりませんかね?
どうせ、反対する人も団体も、国も出てきますよ。
日本じゃこんな臓器移植、承認されっこないっすもん。
なら出来ないのと同じですからねぇ…。
って、この手の論議に答えもオチもないんですが…
アカン気がするなぁ…
ま、わたしの意見はどこにも反映されませんがね。
ではまた〜

京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月8日の木曜日でございます。
毎日々、春きた春きた書いてますが、まだ寒い瞬間は当然あります。
わたくしは朝が早いので、それなりに寒いですし、夜も帰りは遅いのでそれなりに寒いです。
けど、真冬を経験してきたこのタイミングだと、まぁマシだよねってことになるわけで…。
つまり、慣れからくる感覚の差異ってやつですな。
同じ温度でも、涼しい時期からだと、すごく寒くなったと感じるんですよね。
人間っていい加減だから(笑)
感覚だけで同じものを、暑いの寒いのと適当に感じちゃうんですねぇ…。
ってことで、今日もネタに突入していくわけですが、今日のネタはちょっとサイエンテイックなお話です。
研究者によって新種のキメラが開発されたそうです。
はい。キメラ。
わたくし世代の男の子なら、キメラと言えば「キメラの翼」ってワードを思い浮かべる方も多いかと思うんですが、キメラとはザックリ言うと、同一個体内に異なった遺伝情報を持つ細胞が混じっていることを指してます。
うん。ややこしい。
wiki読んで理解してくれたらええんですけど、難しいと感じた人は、まぁ身体の中に、他の遺伝子がある状態って感覚だけで読んで下さっても差し支えありません(笑)
で、話を戻すと、米スタンフォード大学の研究者らは、羊とヒトのハイブリッド胎児を作り上げました。
将来的に、臓器移植は人から人ではなく、動物から人への時代が来るのかもしれないという良いのか悪いのかよく分からない話…。
世界で初めて作られた羊ヒトキメラは、ヒトの幹細胞を羊の胚に導入することで誕生しました。
99パーセント以上は羊ですが、ほんのごく一部分だけ我々と同じ人間の遺伝子を持つって言うキメラなわけです。
で、実験で作られた胚は、ヒツジの体内に戻して3週間成長させて胎児にし、28日に達する前に廃棄されたそうです。
というのも、ヒツジにおけるヒトの部分はごくわずかですが、それが存在するという事実は、この研究分野において凄まじい議論を巻き起こしているそうなんですね。
もちろん、ヒト細胞の寄与率は今のところ非常に小さいもので、人の顔や脳を持つ豚といった類のものではありませんが、これまたええんですかねぇ…。
実験に携わった米スタンフォード大学の幹細胞生物学者、中内啓光教授教授(日本人なんや)によれば、羊胚の中の人間の割合は細胞1万個につき1個でしかないということですが…。
割合の問題じゃないよね。
とわたしは思うんですけどねぇ…。
こうした実験を行う研究者には「マッドサイエンティスト」といったレッテルが貼られがちですが、この研究は実は臓器移植の提供者を待つ無数の患者を将来的に救う可能性を秘めているという事実があるのはよく分かります。
現状ではそうした人々の多くは、適合する臓器に巡り合うことなく亡くなっています。
確かにね。
今日、最適と判定された臓器でさえ、それが一卵性双生児から提供されたというのでない限りは、免疫系が継続的に攻撃を仕掛けるためにそれほど長くは保たないとされています。
実現までまだまだ先は長いですが、種間キメラで作られた内臓はいつの日か臓器需要を満たす手段の1つとなるかもしれません。
つまり羊や豚で作られたハイブリッド膵臓が患者に移植されるかもしれないということですよね。
とりあえず、賛否は置いておいてこの他臓器移植、人間に移植できる臓器は1%以上は人間のものでなければならないらしいんですね。
したがって今回の羊ヒトキメラ実験はまだごく初期段階のものということになるわけです。
無論キメラの中のヒトの割合を増やせば、移植用の内臓を提供するためだけに作られる生物の性質を巡り、倫理的な懸念が増すことは避けられないことでしょう。
でも1%も10%もアカンもんはアカンのちゃうの?
確かに、臓器移植の一つの新しい手段になり得る研究だとは思います。
そして、アメリカだけでも10分に1人の割合で臓器移植待機者リストに名前が加わっていってるというのも事実です。
この研究から、ひょっとしたら人々を救う、新しいものが出来上がるかもしれません。
としても、わたしは反対ですが(笑)
現在の技術で完成していて、本当に救える、大丈夫ってんなら、百歩譲って仕方ないかとも思います。
でも、数ある手段の中の一つの選択肢ってのなら、この選択肢は削除して、他に賭けりゃええんやないの?
そして色々な事を研究して研究して、その結果としてキメラ臓器に賭けるしかない!ってなったら、また話も違ってくると思うんですけどね。
他に手があるなら(可能性だけでも残ってるなら)それらをまずは潰すべきなんじゃないでしょうか…。
じゃなければ、この研究の意義なんてなくなりませんかね?
どうせ、反対する人も団体も、国も出てきますよ。
日本じゃこんな臓器移植、承認されっこないっすもん。
なら出来ないのと同じですからねぇ…。
って、この手の論議に答えもオチもないんですが…
アカン気がするなぁ…
ま、わたしの意見はどこにも反映されませんがね。
ではまた〜

京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院