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2018年03月05日 [からだのこと]

わたしは絶対鬱じゃない。てことか(笑)

お疲れ様です。院長です。

3月5日の月曜日でございます。

日に日に春めいてくるこの季節、花粉も飛びまくりますねぇ…

わたくし院長は、花粉症はないんですが、アレルギーは結構もってます。

こう見えて、皮膚は結構弱く、金属もゴムもあきまへんし、化繊もあまり得意ではありません。

昔は、こんなに花粉症だのアレルギーだの、言わなかった気がするんですがねぇ…。

一応、1960年代から花粉症という認識的なものはあったようなんですが、やはり近年多発してる気がします。

現代病ってやつですかねぇ…。

このアレルギーと並び、もうひとつ現代病として、すさまじい勢いで増加している疾患がございます。

それが「うつ」に代表される精神疾患です。

うつ病は世界中で、3億5000万人が罹患しているといわれていますし、日本でも100人に3〜7人が経験しているとされています。

100人に3〜7人ってことは、まぁクラスに1人、2人はいる計算ですかね。

程度にもよりますが、見た目にはうつ病だと周囲から気付かれない場合もあり、理解されづらい精神疾患の1つだと言われています。

ですが、この度、最新の言語分析により、うつ病の人には特有の言語的特徴があることが判明したそうなんです。

最新研究によりますと、うつ病患者は「鬱語」ともいうべき特殊な言葉を話していることが明らかになったといいますから、これはちょっと興味深いですな。

うつ病患者の話す言葉には、言語的な特徴があることは以前から知られており、これまで、米ロックシンガーのカート・コバーンや、米詩人のシルヴィア・プラスといったうつ病を罹患していた人物が書いたエッセイや日記が分析対象として活用されてきた経緯もあるそうです。

なるほどねぇ…。

でも、いくら慎重になっても、人間の能力では言葉遣いの細かな違いを見逃してしまう場合が当然ありますし、言語選択には色々な要素が絡み合い過ぎています。

生まれ育った環境でも変わるでしょうし、地方や国によってももちろん違うでしょう。

で、今回、英レディング大学の心理学研究者モハンマド・アルモサイウィ氏らは、数分で巨大なデータ群を分析することができる最新のコンピュータ解析技術を利用し、小さな変異、よく使用される語や語の種類、語の多様性、文の平均的長さ、文法的パターンなどを数値で正確に計測したらしいのです。

まず、言語というものは、大きく分けて「内容」と「スタイル」てものの2つの部分に分かれているそうなんです。

で、「内容」は言語によって表現されたもの、つまり話された物事の意味のことを指しています。

うつ病患者が、“さみしい”、“悲しい”、“みじめ”といったネガティブな感情表現を使いがちであることは何となく容易に想像できると思います。

ですが、今回の研究で明らかになったのは、もちろんそれだけではありません。

うつ病患者には、“私”“あなた”“彼ら”などの「人称代名詞」の使用頻度に大きな偏りがあることが分かったんだそうです。

アルモサイウィ氏によると、英語の1人称代名詞、me、myself、Iの使用頻度が統計的に有意に多かったということらしいです。

つまり、うつ病患者は“私”を中心とした言語使用を無意識のうちに行っており、他者への関心が希薄であるということの現れなんだそうです。

1人でうつうつと生活上の問題を考えたり、社会的な孤独を感じることはうつ病のよく知られた特徴であり、1人称代名詞の使用頻度の高さも、そのことを反映していると見ることができるそうです。

この傾向は、統計的には明らかだそうなんですが「1人称代名詞」の高頻度使用と、うつ病の因果関係は今回の研究からは明らかになっていないそうです。

つまり「1人称代名詞」を使う自己中心的な思考が、うつ病を引き起こすのか、うつ病になると自己中心的な思考になるのか、原因と結果の向きが定かではないということです。

そして、次の言語の「スタイル」ですが、これは表現された内容よりも、表現の仕方に関係します。

研究者らが、64のオンラインメンタルヘルス掲示板から6400人のメンバーの会話データを分析した結果、うつ病患者には言語スタイルにも有意な違いがあることが分かったということです。

「絶対語」と呼ばれる語の使用頻度が極めて高かったそうなんです。

ここに書かれている「絶対語」ってのを調べたんですが、そもそもそれに該当する言葉がなく…

この研究論文自体が、日本語で書かれているものではないので、翻訳した人がとりあえず訳した言葉だと思うんですが、この場合の「絶対語」とは

「絶対に」とか、「必ず」とか、「常に」、とか、「完全に」などの「例外がなく、100%正しいか、100%間違っているかいずれかの場合に使用される語」のことなんだそうです。

総じて、「絶対語」の使用が多い人ほど、白黒をはっきりさせたい絶対主義的な傾向が強いと言えるとうことです。

まぁ、何となくわかるね。

研究者らは、子育てのためのオンライン掲示板と、学生のためのオンライン掲示板など19の掲示板と、うつ病患者が集うオンライン掲示板を比較したところ、「不安とうつ掲示板」では50%、「自殺願望掲示板」では80%も「絶対語」の使用頻度が高かったらしです。

また、どちらの掲示板でも「1人称代名詞」の使用頻度も高く、ネガティブな感情表現に関しては、「不安とうつ掲示板」よりも「自殺願望掲示板」の方が少なかったそうです。

さらに、うつ病から回復した人々が集うオンライン掲示板では、ポジティブな感情表現の使用頻度は、うつ病と特別関係のない掲示板と比べて約70%も高かったが、「絶対語」の使用頻度も比較的高かったそうだ。

これは、うつ病が再発しやすい精神疾患であることと関係していると研究者は見ているそうです。

うつ病の自覚がない人でも、無自覚な「絶対語」の多用は、うつ病再発のサインの可能性があると…

同様の傾向は「1人称代名詞」の多用にも見られましたが、ネガティブな感情表現には見られなかった。

この点からも、ネガティブな感情表現よりも、「1人称代名詞」や「絶対語」の使用頻度の方がうつ病患者特定に有効だと分かります。

アルモサイウィ氏によると、コンピュータによる言語解析はうつ病だけでなく、他の精神疾患にも有用で、その能力はすでに熟練のセラピストを凌駕しているといいますから、まぁかなり信憑性は高いんでしょう。

今回の研究はうつ病患者の言語分析だけだったが、いずれ自己学習型の会話ができるAIに精神疾患を診てもらう時代が来るかもしれないとのことなんですね。

なるほどねぇ…。

まぁ、精神疾患の中でも、比較的分かりにくいとされるうつ病ですから、こういったデータによる解析は有効な手段なのかもしれません。

なにせ、患ってる本人も、うつとは分かってない場合が多いんですからねぇ…。

わたくし個人的には、こういうやり方は、必ず例外がいそうで、あまり賛成はしませんが、まずこういった言語解析で「うつ病の疑い有り」位まで篩うというのなら良いかなと…。

人って意外と、場によって言葉を変えますし、その変え方によってはこういった言葉が多用される可能性ってありますからね。

例えば、普段はそうでもないですけど、立場上、部下の前とか、子供の前ではつい「絶対語」が多くなるとかね。

人間は複雑ですから、ま、こんなんもあるよ程度でいいんじゃないですかね(笑)

それと、周りの人で「1人称代名詞」と「絶対語」を多用する人がいれば、ちょっと注意してみるのはいいかもしれません。

あなたに発せられた「サイン」かもしれませんから…

ではまた〜




utubyou




京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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