2017年11月30日 [色々なこと]
AIドクターは果たして人類を救えるか。
お疲れ様です。院長です。
11月30日の木曜日でございます。
ついに月末。
明日から12月。
そして年末。
ってことで、冬も本番、これから慌ただしくなってきますねぇ…。
寒さも益々厳しくなってきてますし、この忙しくなる時期に風邪などひかないように注意して下さいよ。
てな感じで、11月最後のブログも始まりましたが、段々キーを打つ指が動かなくなってきました。
基本、毎日朝にこれを書くんですが、指が冷たくてねぇ…。
年々、身体の冷えを感じるわたくし院長ですが、寒さはあんまり感じないんですよ。
でも手足は冷たいなんていう、割と女性っぽい悩みがあったりしますんですよ(笑)
では、今日のネタに突入ですが、その女性に特に注意が必要な疾患と言えば「乳がん」という病気がありますね。
詳しくはここで解説しておりますので、参考にしてくださったらよろしいかと思うのですが、乳がんという病気も早期発見が治癒への鍵となります。
そんな乳がんですが、検査の方法として「マンモグラフィ検査」というのがあります。
中には経験されたことのある方もいらっしゃるでしょうが、聞いたところによるとすげー痛いとか(^^;
ですが、早期発見の一次検査として広く行われている検査でございます。
で、このマンモグラフィですが、まぁ簡単に言えば、乳房をX線にかけ、白くうつるがんを発見するというものなんですが、乳腺密度が濃い場合なんかも同じように白く映ってしまいます。
最近では、MRIやCTを使って精度を上げる技術も高まっていますので、かなりの確率でリスク病変を発見することが出来るそうです。
ですが、この時点で発見される「リスク病変」が、必ず「がん化」するとは限らないわけです。
そこで、今日のネタなんですが、この「見極め」に、人工知能を利用することで、マンモグラフィ検査と生検で見つかった乳房の「高リスク病変」ががん化するかどうかを97.4%の確率で正確に予測できる可能性が新たな研究で示されたそうなんですよ。
研究を実施した米マサチューセッツ総合病院は「この人工知能システムを導入すれば、不要な手術を減らすことができるかもしれない」と話しているそうです。
現在の診断方法としては、マンモグラフィ検査で乳がんが疑われる病変に対しては生検が行われ、細胞に異常が認められる場合は高リスク病変と判定されます。
で、ここからが本題なんですが、この状態で切除に踏み切るドクターと、がん化リスクが特に高い病変のみに対して切除術を行う方針のドクターがいます。
これも当たり前の事かもしれませんが、ドクターの判断ひとつってことですね。
がんの取り逃がしを避けるためには、切除という選択肢も当然ありなんですが、こうした高リスク病変は実際には手術時には、まだがん化していないことが多いんですね。
かといって、切除しない方針となると取り逃がしのリスクが伴います。
しかしがん化する可能性が低い病変に対しても不要な手術が行われるということは、当然患者の負担も大きいですし、ドクターとしても判断が難しいところでしょう。
そこで今回、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者らと共同で、切除の必要な高リスク病変を見極める「機械学習モデル」を開発したそうなんです。
機械学習は人工知能の一種で、過去の経験に基づいて自動的に学習し、進歩していくというシステムです。
このモデルに生検で高リスク病変と判定され手術または2年以上の経過観察を受けた患者の計1,006病変のうち671病変について、その種類や患者の年齢など多岐にわたるリスク因子に関する情報のほか、生検結果のテキストデータなども組み込み、学習させました。
次に、残る335病変でこのモデルを用いてリスク予測を行ったところ、97.4%(38病変のうち37病変)の確率でがん化を正確に予測し、がん化しなかった高リスク病変の30.6%(297病変のうち91病変)で手術を回避できることが示されました。
今回の研究結果を踏まえ、研究グループは「マンモグラフィの画像と病理標本のデータを機械学習モデルに組み込み、最終的には臨床に取り入れたい」との考えを示しているそうです。
これは人工知能の使い方として、かなり素晴らしいですな。
ま、全てを人工知能に任せるとなると、ちょっと不安がありますが、この場合判断材料が格段に増えるわけですし、さらに経験値の低いドクターでも診断がつきやすいでしょう。
こういった研究は、ほんとに頑張っていただきたいですね。
そしてまた、人類は不死に一歩近づくわけですね。
ま、いつものように、わたくしの生きてる間には、何も変わらないと思いますが、そう遠くない未来には、医者って職業も全てAI化されてるかもしれませんよね。
ドクターAI(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月30日の木曜日でございます。
ついに月末。
明日から12月。
そして年末。
ってことで、冬も本番、これから慌ただしくなってきますねぇ…。
寒さも益々厳しくなってきてますし、この忙しくなる時期に風邪などひかないように注意して下さいよ。
てな感じで、11月最後のブログも始まりましたが、段々キーを打つ指が動かなくなってきました。
基本、毎日朝にこれを書くんですが、指が冷たくてねぇ…。
年々、身体の冷えを感じるわたくし院長ですが、寒さはあんまり感じないんですよ。
でも手足は冷たいなんていう、割と女性っぽい悩みがあったりしますんですよ(笑)
では、今日のネタに突入ですが、その女性に特に注意が必要な疾患と言えば「乳がん」という病気がありますね。
詳しくはここで解説しておりますので、参考にしてくださったらよろしいかと思うのですが、乳がんという病気も早期発見が治癒への鍵となります。
そんな乳がんですが、検査の方法として「マンモグラフィ検査」というのがあります。
中には経験されたことのある方もいらっしゃるでしょうが、聞いたところによるとすげー痛いとか(^^;
ですが、早期発見の一次検査として広く行われている検査でございます。
で、このマンモグラフィですが、まぁ簡単に言えば、乳房をX線にかけ、白くうつるがんを発見するというものなんですが、乳腺密度が濃い場合なんかも同じように白く映ってしまいます。
最近では、MRIやCTを使って精度を上げる技術も高まっていますので、かなりの確率でリスク病変を発見することが出来るそうです。
ですが、この時点で発見される「リスク病変」が、必ず「がん化」するとは限らないわけです。
そこで、今日のネタなんですが、この「見極め」に、人工知能を利用することで、マンモグラフィ検査と生検で見つかった乳房の「高リスク病変」ががん化するかどうかを97.4%の確率で正確に予測できる可能性が新たな研究で示されたそうなんですよ。
研究を実施した米マサチューセッツ総合病院は「この人工知能システムを導入すれば、不要な手術を減らすことができるかもしれない」と話しているそうです。
現在の診断方法としては、マンモグラフィ検査で乳がんが疑われる病変に対しては生検が行われ、細胞に異常が認められる場合は高リスク病変と判定されます。
で、ここからが本題なんですが、この状態で切除に踏み切るドクターと、がん化リスクが特に高い病変のみに対して切除術を行う方針のドクターがいます。
これも当たり前の事かもしれませんが、ドクターの判断ひとつってことですね。
がんの取り逃がしを避けるためには、切除という選択肢も当然ありなんですが、こうした高リスク病変は実際には手術時には、まだがん化していないことが多いんですね。
かといって、切除しない方針となると取り逃がしのリスクが伴います。
しかしがん化する可能性が低い病変に対しても不要な手術が行われるということは、当然患者の負担も大きいですし、ドクターとしても判断が難しいところでしょう。
そこで今回、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者らと共同で、切除の必要な高リスク病変を見極める「機械学習モデル」を開発したそうなんです。
機械学習は人工知能の一種で、過去の経験に基づいて自動的に学習し、進歩していくというシステムです。
このモデルに生検で高リスク病変と判定され手術または2年以上の経過観察を受けた患者の計1,006病変のうち671病変について、その種類や患者の年齢など多岐にわたるリスク因子に関する情報のほか、生検結果のテキストデータなども組み込み、学習させました。
次に、残る335病変でこのモデルを用いてリスク予測を行ったところ、97.4%(38病変のうち37病変)の確率でがん化を正確に予測し、がん化しなかった高リスク病変の30.6%(297病変のうち91病変)で手術を回避できることが示されました。
今回の研究結果を踏まえ、研究グループは「マンモグラフィの画像と病理標本のデータを機械学習モデルに組み込み、最終的には臨床に取り入れたい」との考えを示しているそうです。
これは人工知能の使い方として、かなり素晴らしいですな。
ま、全てを人工知能に任せるとなると、ちょっと不安がありますが、この場合判断材料が格段に増えるわけですし、さらに経験値の低いドクターでも診断がつきやすいでしょう。
こういった研究は、ほんとに頑張っていただきたいですね。
そしてまた、人類は不死に一歩近づくわけですね。
ま、いつものように、わたくしの生きてる間には、何も変わらないと思いますが、そう遠くない未来には、医者って職業も全てAI化されてるかもしれませんよね。
ドクターAI(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院