2017年11月29日 [動物のこと]
Crowにやっぱり苦労する〜言うて(笑)
お疲れ様です。院長です。
11月29日の水曜日でございますです。
ああ、11月も明日で終りだねぇ…。
寒さも本格的になってきたし、もう完全に冬色ですな。
みなさん、冬って言えば何色を思い浮かべます?
ですよね。
余程の方以外は「白」と答えるでしょう。
まぁ、雪の色ですから、その連想も当然なんですが冬は空気も白いもんね。
ってな感じで、今日のネタなんですがそんな白い世界…
とは、真逆の色。
そう黒。
全身真っ黒で、なかなかなくせ者カラス。
今日は、いきなりカラスの話でもしてみましょう。
以前に、こんなお話をブログに書きましたが覚えてる?ってか読んだ?(笑)
カラスは人気者ではないですし、どっちかというと忌み嫌われる存在であったり、不吉な存在だったり、ゴミを漁るわ世界的に見ても死や病気と結びつけられ、凶鳥とされてきました。
ですが賢い。
まずは前回に引き続き、カラスがどんだけ賢いかを、いくつか紹介してみましょう。
まず、賢い象徴として、ほとんどのカラスは実に社交的なんだそうです。
例えばアメリカガラスは、つがいか、小さな家族グループで過ごします。
そして冬になると、数百あるいは数千羽が集まり夜一緒に眠る何て事もあるそうですし、他の動物ではあまり考えられない様な、仲間の子育ての手伝いなんかもするそうです。
例えば、親カラスのかわりに巣を守ってたり、ヒナのために餌を運んだりするんやって。
しかも、中には何年もの間、子育てを手伝うヤツまでいるそうで、なかなか良いとこあるじゃないの的な…
また、カラスは何故か、カラスの遺体があると集まる傾向があるそうです。
そして、集まっても生きているカラスは遺体に触れたりはしないため、死体漁りが目的ではないそうで、これはいわゆる「葬式」的な儀式ではないかと考える学者もいるそうです。
コミュニケーション力がハンパないもう一つの例が、カラスには、さまざまな鳴き声があります。
そして、もちろんそれぞれが異なる意味を持つわけです。
しかも、カラスの言葉は一様ではないらしく、グループによって若干の違いが見られることがわかってるんだそうです。
地域によって差があり、人間の方言のように場所によってと変わるらしいです。
しかも、あるカラスが別グループに移った際、そのカラスはそのグループの方言を真似しようとまでするらしいですから、なかなかやろ?
また、カラスは霊長類に近いレベルで、道具を使える生物とも言われています。
例えば、日本のハシボソガラスは、車を調理道具のように使いこなします。
クルミなどの硬い殻のあるものを、交差点の路上に置いて車に轢かせて殻を割ったりします。
まぁ、これだけなら犬でも覚えそうですが、カラスはここで車に轢かれたりは滅多にしないそうです。
どうもカラスは信号の意味を理解しているようで、赤信号になってからクルミを置き、青信号の間はクルミが割れても近寄らないんだそうです。
そして再び赤信号になってから颯爽と中身の回収に舞い降りるなんて、かしこ過ぎる(笑)
またカレドニアガラスなどは、小枝をくちばしでJの形に曲げて、狭い隙間に潜む昆虫を捕まえたりもするそうです。
この「Jの字」に曲げてフックを作るって作業は、地球上の動物でも、霊長類とカレドニアガラスの2種しかいないとまでいわれてるんやってさ。
そして前回も触れましたが、カラスは記憶力、判断力もかなり長けていて、人の顔の区別がつけられ、また記憶するという事もできるそうです。
2011年に発表されたワシントン大学の研究では、カラスの凄まじい脳力が明らかにされています。
研究者の目的は、カラスが人間の顔を区別できるかどうか知ることで、実験では2種類の覆面マスクを使用し、ひとつはカラスをいじめる役、もうひとつは何もしない役を作りました。
5ヶ所でいじめる役のマスクを被ってカラスを捕獲して縛り、それから逃がすという行動をくりかえしました。
すると捕獲されたことのあるカラスは、このマスクに対して大きな声で威嚇するようになったそうです。
そしてこれを見た付近のカラスも、この威嚇行為に参加し、このマスクをかぶっている人に滑空しては嫌がらせをしだしたそうです。
この実験を7年間(笑)続けたそうですが、このマスクの着用者は必ずカラスから威嚇や襲撃を受けたそうです。
そして驚くことに、捕獲された経験の無いカラスまでも攻撃してくるようになったそうですから、仲間の中でヤツはキケンだという情報が回されたという事のようです。
そして7年も続けてると、実験開始時には生まれていなかった若いカラスまで攻撃に加わっていることも判明し、彼らの敵対心が世代を通じて受け継がれていることも分かったんだって。
つまり、カラスに恨まれると、他のカラスはもちろんのこと、次世代のカラスにまで狙われるというかなり恐ろしい状況に陥ってしまうわけですわ(^^ゞ
これだけ物覚えが良いって事は、それだけ情報処理能力に優れてるわけで、それを裏付けるこんなお話もございますのことよ。
カラスはあまりの賢さゆえに動物学者から「羽の生えた類人猿」とまで呼ばれてるそうなんですが、じゃ、カラスの脳ってどんなんなん?って思いますよね。
例えば、カレドニアガラスの脳はたったの7.3グラムしかありません。
ですが、体の大きさとの比率で言えば実に巨大な代物で、体重の2.7パーセントを占めているんですって。
ちなみに人間の成人で、1.9パーセントほどだそうですから、ある意味、脳の大きさで言えば人間以上ってことですよね。
実験では、彼らが類人猿に匹敵する認知能力を有していることが明らかになっていますし、それどころか前脳のニューロンの密度は霊長類のそれを上回ってるそうです。
この前脳領域のニューロンの量は、知性と相関があると考えられており、理論的にはそれが多くなれば認知的な推論の力が向上することになるってことで、もはやカラスの賢さを疑う余地はありません。
って感じで、カラス最強説を書かしていただいたわけですが、これってスゴイでしょ?
多分、犬なんかでは太刀打ちできないくらいの知能はあるわけで、これを生かさない手はないなとわたくしは個人的に思うんですが…。
前回も書きましたが、カラスの天敵は大型猛禽類やキツネなどってことですから、都心部に住んでるカラスには天敵がいないわけですね。
で、人間も駆除力はさほどありません。
こうなると共存の道が一番いいんんじゃないのかねぇ…。
ってなんかアイディアがあるわけではないですが、例えばゴミを漁るのもエサが欲しいわけで、近くにエサ置き場でも設けたら、もうゴミは漁らないんじゃないかなぁとか…。
で、犬をしつけるみたいに教え込んだら、彼ら特有のコミュニケーション力で、仲間はもとより子孫まで伝えていってくれるわけでしょ?
1回やるだけで良いんですから楽だしねぇ。
こういう風に、前向きに考えたらカラスの知能を、有効に使えるかもしれんでしょ?
何か彼らに仕事を与えて、その報酬としてエサをやるとか…。
動物学者さんが、このブログを読んでるとは思えませんが、ぜひ考えてみて下さい。
では、また〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月29日の水曜日でございますです。
ああ、11月も明日で終りだねぇ…。
寒さも本格的になってきたし、もう完全に冬色ですな。
みなさん、冬って言えば何色を思い浮かべます?
ですよね。
余程の方以外は「白」と答えるでしょう。
まぁ、雪の色ですから、その連想も当然なんですが冬は空気も白いもんね。
ってな感じで、今日のネタなんですがそんな白い世界…
とは、真逆の色。
そう黒。
全身真っ黒で、なかなかなくせ者カラス。
今日は、いきなりカラスの話でもしてみましょう。
以前に、こんなお話をブログに書きましたが覚えてる?ってか読んだ?(笑)
カラスは人気者ではないですし、どっちかというと忌み嫌われる存在であったり、不吉な存在だったり、ゴミを漁るわ世界的に見ても死や病気と結びつけられ、凶鳥とされてきました。
ですが賢い。
まずは前回に引き続き、カラスがどんだけ賢いかを、いくつか紹介してみましょう。
まず、賢い象徴として、ほとんどのカラスは実に社交的なんだそうです。
例えばアメリカガラスは、つがいか、小さな家族グループで過ごします。
そして冬になると、数百あるいは数千羽が集まり夜一緒に眠る何て事もあるそうですし、他の動物ではあまり考えられない様な、仲間の子育ての手伝いなんかもするそうです。
例えば、親カラスのかわりに巣を守ってたり、ヒナのために餌を運んだりするんやって。
しかも、中には何年もの間、子育てを手伝うヤツまでいるそうで、なかなか良いとこあるじゃないの的な…
また、カラスは何故か、カラスの遺体があると集まる傾向があるそうです。
そして、集まっても生きているカラスは遺体に触れたりはしないため、死体漁りが目的ではないそうで、これはいわゆる「葬式」的な儀式ではないかと考える学者もいるそうです。
コミュニケーション力がハンパないもう一つの例が、カラスには、さまざまな鳴き声があります。
そして、もちろんそれぞれが異なる意味を持つわけです。
しかも、カラスの言葉は一様ではないらしく、グループによって若干の違いが見られることがわかってるんだそうです。
地域によって差があり、人間の方言のように場所によってと変わるらしいです。
しかも、あるカラスが別グループに移った際、そのカラスはそのグループの方言を真似しようとまでするらしいですから、なかなかやろ?
また、カラスは霊長類に近いレベルで、道具を使える生物とも言われています。
例えば、日本のハシボソガラスは、車を調理道具のように使いこなします。
クルミなどの硬い殻のあるものを、交差点の路上に置いて車に轢かせて殻を割ったりします。
まぁ、これだけなら犬でも覚えそうですが、カラスはここで車に轢かれたりは滅多にしないそうです。
どうもカラスは信号の意味を理解しているようで、赤信号になってからクルミを置き、青信号の間はクルミが割れても近寄らないんだそうです。
そして再び赤信号になってから颯爽と中身の回収に舞い降りるなんて、かしこ過ぎる(笑)
またカレドニアガラスなどは、小枝をくちばしでJの形に曲げて、狭い隙間に潜む昆虫を捕まえたりもするそうです。
この「Jの字」に曲げてフックを作るって作業は、地球上の動物でも、霊長類とカレドニアガラスの2種しかいないとまでいわれてるんやってさ。
そして前回も触れましたが、カラスは記憶力、判断力もかなり長けていて、人の顔の区別がつけられ、また記憶するという事もできるそうです。
2011年に発表されたワシントン大学の研究では、カラスの凄まじい脳力が明らかにされています。
研究者の目的は、カラスが人間の顔を区別できるかどうか知ることで、実験では2種類の覆面マスクを使用し、ひとつはカラスをいじめる役、もうひとつは何もしない役を作りました。
5ヶ所でいじめる役のマスクを被ってカラスを捕獲して縛り、それから逃がすという行動をくりかえしました。
すると捕獲されたことのあるカラスは、このマスクに対して大きな声で威嚇するようになったそうです。
そしてこれを見た付近のカラスも、この威嚇行為に参加し、このマスクをかぶっている人に滑空しては嫌がらせをしだしたそうです。
この実験を7年間(笑)続けたそうですが、このマスクの着用者は必ずカラスから威嚇や襲撃を受けたそうです。
そして驚くことに、捕獲された経験の無いカラスまでも攻撃してくるようになったそうですから、仲間の中でヤツはキケンだという情報が回されたという事のようです。
そして7年も続けてると、実験開始時には生まれていなかった若いカラスまで攻撃に加わっていることも判明し、彼らの敵対心が世代を通じて受け継がれていることも分かったんだって。
つまり、カラスに恨まれると、他のカラスはもちろんのこと、次世代のカラスにまで狙われるというかなり恐ろしい状況に陥ってしまうわけですわ(^^ゞ
これだけ物覚えが良いって事は、それだけ情報処理能力に優れてるわけで、それを裏付けるこんなお話もございますのことよ。
カラスはあまりの賢さゆえに動物学者から「羽の生えた類人猿」とまで呼ばれてるそうなんですが、じゃ、カラスの脳ってどんなんなん?って思いますよね。
例えば、カレドニアガラスの脳はたったの7.3グラムしかありません。
ですが、体の大きさとの比率で言えば実に巨大な代物で、体重の2.7パーセントを占めているんですって。
ちなみに人間の成人で、1.9パーセントほどだそうですから、ある意味、脳の大きさで言えば人間以上ってことですよね。
実験では、彼らが類人猿に匹敵する認知能力を有していることが明らかになっていますし、それどころか前脳のニューロンの密度は霊長類のそれを上回ってるそうです。
この前脳領域のニューロンの量は、知性と相関があると考えられており、理論的にはそれが多くなれば認知的な推論の力が向上することになるってことで、もはやカラスの賢さを疑う余地はありません。
って感じで、カラス最強説を書かしていただいたわけですが、これってスゴイでしょ?
多分、犬なんかでは太刀打ちできないくらいの知能はあるわけで、これを生かさない手はないなとわたくしは個人的に思うんですが…。
前回も書きましたが、カラスの天敵は大型猛禽類やキツネなどってことですから、都心部に住んでるカラスには天敵がいないわけですね。
で、人間も駆除力はさほどありません。
こうなると共存の道が一番いいんんじゃないのかねぇ…。
ってなんかアイディアがあるわけではないですが、例えばゴミを漁るのもエサが欲しいわけで、近くにエサ置き場でも設けたら、もうゴミは漁らないんじゃないかなぁとか…。
で、犬をしつけるみたいに教え込んだら、彼ら特有のコミュニケーション力で、仲間はもとより子孫まで伝えていってくれるわけでしょ?
1回やるだけで良いんですから楽だしねぇ。
こういう風に、前向きに考えたらカラスの知能を、有効に使えるかもしれんでしょ?
何か彼らに仕事を与えて、その報酬としてエサをやるとか…。
動物学者さんが、このブログを読んでるとは思えませんが、ぜひ考えてみて下さい。
では、また〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院