
2017年11月28日 [色々なこと]
CHABOは不眠症。
お疲れ様です。院長です。
11月28日の火曜日でございます。
寒さが増して、朝が辛い季節に突入してきましたねぇ…。
寒いと布団から出たくなくなるのは当たり前で、もっと寝てたいもっと寝てたいとグズグズしてしまう人も多いかと思います。
そして起きたら起きたで、寒さで体が動かず、暖房の近くでまたボーっとしてしまうなんてことないっすか?
わたしはないです(笑)
朝が特別強いというわけではないですが、あまり眠りというものに執着がないというか、寝るのがそこまで好きではないんですよね。
出来たら寝ないで過ごしたいですし、寝ずに体力回復できないもんかと日々考えてる位です(笑)
とは逆に、寝るのが大好きって人も一定数いて、もうこういう人達はひとつの「趣味」のように寝ることを楽しみにされてます。
まぁ、寝たいか寝たくないかは別としても、ある程度の睡眠は必ずとらないと人体にとんでもなく悪い影響が出ることは誰でも知ってますよね。
そしてこの「睡眠」がうまく取れない人もまた一定数存在します。
ってことで、今日のネタはこのうまく睡眠が取れない「不眠症」ってやつにスポットを当てたいと思います。
この症状は、眠りたくても眠れないわけで、当然睡眠不足に陥ります。
で、これとは別で、同じく眠りたくても眠れないんですが、眠れない事情がある場合…
これまた睡眠不足に陥ってしまうんですが、不眠症とは言わないですよね。
仕事が忙しくて眠る時間がないとか、赤ちゃんの夜泣きで眠れないとか、漫画が面白すぎて眠れないとか…。
まぁ、事情によって眠れてない場合は、結果的に同じ症状(睡眠不足)が出てても、不眠症とは無縁なわけです。
そしてなにより「不眠症」と自覚してるかどうかが大きなカギをにぎってるって事が今日のテーマなんですわ。
つまり、「不眠症で寝不足」と思ってる(思いこんでる場合も含む)人と、本当は寝れてないのに「不眠症」とは思ってない人…。
アメリカ・アラバマ大学のケネス・リヒシュタインが発表した論文「不眠症アイデンティ」では、睡眠不足と不眠症の訴えとの関係性を把握するために、それぞれを個別に測定した20本の研究をレビューしています。
400名以上のボランティアを調査した1995年の研究では、過半数が専門的には睡眠不足(6ヶ月の間、週に3日以上30分過ぎても寝付けないことがある)だったが、本人らはストレスを感じていたり、不眠症であるとは考えていなかったそうです。
つまり、「不満のない寝不足の人」は、きちんと眠っている人と比べても、日常的な疲労や不安による悪影響は出ていなかったわけですね。
睡眠ポリグラフ検査(脳波や生理学的指標で睡眠状態を測定する)と睡眠日記からも、この発見が裏付けられました。
追跡調査でも、不満のない寝不足の人は、一般の人と比べて不安やうつのレベルが高くないという結果が得られています。
1700人という大規模なデータセットでは、短時間の睡眠が高血圧を350〜500%増加させることが判明しているものの、このことは自分が不眠症であると考えていない人たちには当てはまらなかったといいますから、もう気のせいか?
従って、短時間の睡眠が必ずしも不眠症にまつわる経験を生じさせるわけではないし、それによる健康への悪影響が出るわけでもないという結論に至るわけなんですよ。
で、ここからが問題で、睡眠ポリグラフ検査と睡眠日記の研究は、睡眠パターンが臨床的な不眠症の基準を明らかに満たしていないというのに、自分が不眠症であると思い込んでいる人がいることを示しているんだそうです。
つまり不眠症ではない(つまり眠れている)にも関わらず、自分が不眠症ではないかという不満を持ってる人がいるってことですね。
そして、この「不満のあるよく寝ている人」は、日常的な疲労、不安、うつといった臨床的な不眠症を患う患者と同じ症状を経験しているってんですから、まさしく病は気からですよね。
こうした結果を踏まえて、リヒシュタインは不眠症であると訴える人の37%は「従来の基準によれば睡眠不足ではない」と結論づけました。
そうした人の睡眠に問題がないとは言わないまでも、その眠りは確かに通常の睡眠時間の範囲にはあったそうです。
その一方で、通常の睡眠レベルに当てはまらないのに、不眠症とは無縁のまま暮らしている人も存在するわけです。
これは一体どういうことなんでしょう?
ヒリシュタインの考えでは、きちんと寝ているのに自分が睡眠不足だと考える人は、思い込みのバイアスによって作られる「不眠症アイデンティティ」ってもんがあるって言っとられます。
例えば、不眠症アイデンティティのある人には、15分経っても眠りに落ちないのは異常であるというような考えをもっていたり、そこから「眠れない」と自己暗示をかけてしまっていたりするらしいんです。
また傾向として、ちょっとした出来事を大げさに受け止めてしまう事が多く、不眠が和らぎつつあるタイミングで、たまたま眠れない日があったとしたら、またぶり返したと思い悩んじゃったり…
こうした不安がますます眠りにくくさせていて、実際の睡眠不足が大したことのないものであっても、不眠症だと思わせてしまい、特有の症状まででてしまうわけです。
思いこみ恐るべし。
まぁ、この睡眠と言うもの自体、人によって時間も質もバラバラですから、難しい問題なんでしょうけどね…。
わたくし院長は、冒頭でもお話した通り、あまり寝ることに欲がないので、おそらく「不満のない寝不足の人」にカテゴライズされると思いますが、それでも寝不足がたまると、どこかで帳尻は合わすんですけどね。
休日に昼まで寝たりとか、30分仮眠するとか、何等かの方法でバランスは取れてると思うんですよね。
要は自分が大丈夫って思えれば大丈夫って事だとするなら、睡眠時間はあえて気にせず、必要なだけ寝ればいいんじゃないですかねぇ…。
それと、この研究でも分かるように「大丈夫!」って思いこむことも大事なんじゃないですかね?
みなさんも経験あると思いますけど、何となくダルイな〜って時に、そういや寝不足だなぁなんて思っちゃうと余計にしんどくなったりしません?
逆に、よく寝たぜぃ!位に思ってれば、それなりに身体が動いたり(笑)
まぁ、もちろんやり過ぎはあきまへんけど、気の持ちようでどうにかなる範囲なら、良い風に考えないとね。
これからますます寒くなり、布団から出にくい時…
嘘でも、「よく寝たぜぃ!」って叫んでみましょう。
きっと1日がうまくいくぜぃ。
ではまた〜

京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月28日の火曜日でございます。
寒さが増して、朝が辛い季節に突入してきましたねぇ…。
寒いと布団から出たくなくなるのは当たり前で、もっと寝てたいもっと寝てたいとグズグズしてしまう人も多いかと思います。
そして起きたら起きたで、寒さで体が動かず、暖房の近くでまたボーっとしてしまうなんてことないっすか?
わたしはないです(笑)
朝が特別強いというわけではないですが、あまり眠りというものに執着がないというか、寝るのがそこまで好きではないんですよね。
出来たら寝ないで過ごしたいですし、寝ずに体力回復できないもんかと日々考えてる位です(笑)
とは逆に、寝るのが大好きって人も一定数いて、もうこういう人達はひとつの「趣味」のように寝ることを楽しみにされてます。
まぁ、寝たいか寝たくないかは別としても、ある程度の睡眠は必ずとらないと人体にとんでもなく悪い影響が出ることは誰でも知ってますよね。
そしてこの「睡眠」がうまく取れない人もまた一定数存在します。
ってことで、今日のネタはこのうまく睡眠が取れない「不眠症」ってやつにスポットを当てたいと思います。
この症状は、眠りたくても眠れないわけで、当然睡眠不足に陥ります。
で、これとは別で、同じく眠りたくても眠れないんですが、眠れない事情がある場合…
これまた睡眠不足に陥ってしまうんですが、不眠症とは言わないですよね。
仕事が忙しくて眠る時間がないとか、赤ちゃんの夜泣きで眠れないとか、漫画が面白すぎて眠れないとか…。
まぁ、事情によって眠れてない場合は、結果的に同じ症状(睡眠不足)が出てても、不眠症とは無縁なわけです。
そしてなにより「不眠症」と自覚してるかどうかが大きなカギをにぎってるって事が今日のテーマなんですわ。
つまり、「不眠症で寝不足」と思ってる(思いこんでる場合も含む)人と、本当は寝れてないのに「不眠症」とは思ってない人…。
アメリカ・アラバマ大学のケネス・リヒシュタインが発表した論文「不眠症アイデンティ」では、睡眠不足と不眠症の訴えとの関係性を把握するために、それぞれを個別に測定した20本の研究をレビューしています。
400名以上のボランティアを調査した1995年の研究では、過半数が専門的には睡眠不足(6ヶ月の間、週に3日以上30分過ぎても寝付けないことがある)だったが、本人らはストレスを感じていたり、不眠症であるとは考えていなかったそうです。
つまり、「不満のない寝不足の人」は、きちんと眠っている人と比べても、日常的な疲労や不安による悪影響は出ていなかったわけですね。
睡眠ポリグラフ検査(脳波や生理学的指標で睡眠状態を測定する)と睡眠日記からも、この発見が裏付けられました。
追跡調査でも、不満のない寝不足の人は、一般の人と比べて不安やうつのレベルが高くないという結果が得られています。
1700人という大規模なデータセットでは、短時間の睡眠が高血圧を350〜500%増加させることが判明しているものの、このことは自分が不眠症であると考えていない人たちには当てはまらなかったといいますから、もう気のせいか?
従って、短時間の睡眠が必ずしも不眠症にまつわる経験を生じさせるわけではないし、それによる健康への悪影響が出るわけでもないという結論に至るわけなんですよ。
で、ここからが問題で、睡眠ポリグラフ検査と睡眠日記の研究は、睡眠パターンが臨床的な不眠症の基準を明らかに満たしていないというのに、自分が不眠症であると思い込んでいる人がいることを示しているんだそうです。
つまり不眠症ではない(つまり眠れている)にも関わらず、自分が不眠症ではないかという不満を持ってる人がいるってことですね。
そして、この「不満のあるよく寝ている人」は、日常的な疲労、不安、うつといった臨床的な不眠症を患う患者と同じ症状を経験しているってんですから、まさしく病は気からですよね。
こうした結果を踏まえて、リヒシュタインは不眠症であると訴える人の37%は「従来の基準によれば睡眠不足ではない」と結論づけました。
そうした人の睡眠に問題がないとは言わないまでも、その眠りは確かに通常の睡眠時間の範囲にはあったそうです。
その一方で、通常の睡眠レベルに当てはまらないのに、不眠症とは無縁のまま暮らしている人も存在するわけです。
これは一体どういうことなんでしょう?
ヒリシュタインの考えでは、きちんと寝ているのに自分が睡眠不足だと考える人は、思い込みのバイアスによって作られる「不眠症アイデンティティ」ってもんがあるって言っとられます。
例えば、不眠症アイデンティティのある人には、15分経っても眠りに落ちないのは異常であるというような考えをもっていたり、そこから「眠れない」と自己暗示をかけてしまっていたりするらしいんです。
また傾向として、ちょっとした出来事を大げさに受け止めてしまう事が多く、不眠が和らぎつつあるタイミングで、たまたま眠れない日があったとしたら、またぶり返したと思い悩んじゃったり…
こうした不安がますます眠りにくくさせていて、実際の睡眠不足が大したことのないものであっても、不眠症だと思わせてしまい、特有の症状まででてしまうわけです。
思いこみ恐るべし。
まぁ、この睡眠と言うもの自体、人によって時間も質もバラバラですから、難しい問題なんでしょうけどね…。
わたくし院長は、冒頭でもお話した通り、あまり寝ることに欲がないので、おそらく「不満のない寝不足の人」にカテゴライズされると思いますが、それでも寝不足がたまると、どこかで帳尻は合わすんですけどね。
休日に昼まで寝たりとか、30分仮眠するとか、何等かの方法でバランスは取れてると思うんですよね。
要は自分が大丈夫って思えれば大丈夫って事だとするなら、睡眠時間はあえて気にせず、必要なだけ寝ればいいんじゃないですかねぇ…。
それと、この研究でも分かるように「大丈夫!」って思いこむことも大事なんじゃないですかね?
みなさんも経験あると思いますけど、何となくダルイな〜って時に、そういや寝不足だなぁなんて思っちゃうと余計にしんどくなったりしません?
逆に、よく寝たぜぃ!位に思ってれば、それなりに身体が動いたり(笑)
まぁ、もちろんやり過ぎはあきまへんけど、気の持ちようでどうにかなる範囲なら、良い風に考えないとね。
これからますます寒くなり、布団から出にくい時…
嘘でも、「よく寝たぜぃ!」って叫んでみましょう。
きっと1日がうまくいくぜぃ。
ではまた〜

京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院