弘泉堂ブログ | 京都中のアスリートが通う、スポーツ障害なら「弘泉堂鍼灸接骨院」にお任せ下さい。痛くない骨格矯正、鍼灸治療も好評です。

弘泉堂鍼灸接骨院
その痛み…治せます!
ブログ
2017年10月26日 [ダイエットのこと]

ポップコーンをほおばって

お疲れ様です。院長です。

10月26日の木曜日です。

何か今年は台風に見舞われて、雨ばっかな感じですが、いよいよ秋の深まりが本格化してきた感じです。

そろそろ紅葉地もピークの人出を迎えるんではないのでしょうか。

まぁ、紅葉もそうですが、この季節は過ごしやすいですから、旅行シーズンでもありますよね。

京都の街は人だらけになりますので、地元民はあまり動きたくない時期だったりしないでもないですが…。

まぁ、そんな事はさておき、みなさんも秋を満喫してはりますやろか。

食欲、芸術、運動といろんな秋を楽しんでおかないと、もうすぐそこまで寒い奴らは迫ってますのことよ。

ってことで、今日はそんあ秋にふさわしい食欲のちょっと面白いデータがあるんで、ご紹介しときたいと思います。

みなさんは、ポテトチップスやポップコーンなどのスナック菓子って好きですか?

わたしは、嫌いなわけではないですが、極力食べないようにはしています。

何故なら、こういった食べ物って、食べだしたら止まらなくなりません?

ついつい無意識に手が伸びて、気付けば完食って経験、どなたにもあると思います。

で、食べちゃってから後悔するってなパターンですが、そもそも買うなって話ですが…

で、今日のネタとしては、この「食べだしたら止まらない」って現象にはちゃんと理由があるってお話なんですよ。

つまりは、この理由を知って逆手に取れば、「食べ過ぎの誘惑」を止めることが出来ると…

うんうん。

では、どんな理由があるんでしょう。


意志が弱い。


ま、これもあるでしょう(笑)

ですが、実際凄まじい罪悪感に駆られながら、ポテチを食べてるかと言われると、そこまででもなくないですか?

そう、何となく食べ続けちゃうってことが問題なんですよね。

これはどうやら「意志の力」ではないようです 

たとえばスナック菓子を食べるとき、手と口は無意識に動くんですね。

これにブレーキをかけるのは、強い意志の力が必要なのではなく、ちょっとした周囲の状況を変えるのが一番いいという論文があるんです。

コーネル大学(米国)の栄養学、消費行動心理学講座の教授によると、食べ物は多くの人を“いつでも”だますことができるのだそうです。

そしてとある実験が、シカゴの映画館で行われたそうです。

まず、昼間の上映に集まった168人の観客に、なんの予告もなくポップコーンの入ったジャンボサイズ容器とミディアムサイズの容器を無作為に渡しました。

「ご自由に召し上がれ」と…。

そして、帰り際に容器を回収します。 

もちろん、この実験には、タネも仕掛けも用意してあります。まず昼間の上映ですから、観客はランチを済ませています。つまり空腹ではありません。 

中身のポップコーンは2種類あって、作りたてのフレッシュなものと、5日前に作った古いものです。

この2種類をそれぞれ別の容器にいれ、合計4種類のポップコーンを無作為に観客に渡すわけです。

古いポップコーンと新しいポップコーンを入れることによって、上の空のつまみ食いでも、おいしさの関与度がわかるってわけです。

回収した容器を計量したところ、フレッシュ・ポップコーンが入ったジャンボサイズ容器を受け取った人は、フレッシュ・ポップコーンが入ったミディアムサイズ容器の人に比べ、45%も多く食べていました。 

おいしくない古いポップコーンが入ったジャンボサイズ容器の人でも、フレッシュ・ポップコーンが入ったミディアムサイズ容器の人よりも34%も多く食べていました。 

つまり、容器の大きさがカギなのです。研究者によると、容器の大きさは私たちに無意識の「消費ノルマ」を提示するんだそうです。

つまり、それを手に持つことで、空腹でもないのにスイッチが入って、食べるのを止められなくなってしまうらしいんですね。

つい食べ過ぎてしまうのには、周囲の状況や根強い習慣、食品の化学成分などが挙げられます。

とくに子どもが好むハンバーガーやフライドチキン、ピザやアイスクリームなどは高脂肪食品です。

ポテトチップスやベーコン、フレンチフライなどは高塩分です。そして子供は甘いものも大好きで、甘いものとは砂糖の多いものに他なりません。

この脂肪、塩、砂糖がそろうと、もう止まらなくなります。

チョコレートは脂肪と砂糖、ピーナッツは脂肪と塩分、キャラメルは砂糖と脂肪…挙げていったらきりがありませんが、食品メーカーはこの3つの味のバランスをしっかりとつかんでいるので、計算どおりに手を出すと止まらなくなるしくみになっているってわけです。

これは、脂肪・塩・砂糖のトリオは脳内の快楽領域を刺激することに関連していると考えられます。

厄介なことに、食べ物にはアルコールや薬物のように完全に「断つ」という選択肢がありません。

誘惑にさらされつつ生きるために食べなくてはならないってのが、難しいとこなんですよね。

スナック食品メーカーからすると、この「やめられなくなる」ってことが、その商品を売るには必要不可欠な要素となってくるわけですよね。

ですから、いかにしてこの環境を作りだすかという事が、商品開発のポイントになってくるわけです。

ですから、メーカー戦略として、子ども時代に植えつけた好みの味を、大人になってもいかに継続させようかと努力しているという話です。

愛情に守られて楽しく過ごしていた時代の記憶に結びついた味覚は、成人しても安らぎを与えてくれます。

ストレスにつぶされそうな毎日、ふと手に取るなじみの味覚が「止まらなく」なるのも無理はないってことなんですね。

そして問題は、子供の頃は親の目もあり、好きなだけ食べられなかった、脂肪・塩・砂糖を、大人になった今では、安価という事もあり、好きなだけ食べられちゃうってことなんですよ。。

こういった食習慣は、意識しない限り正せません。

つまり、何となく食べているって状態ではいけないわけですよ。

ってことで、ここからヘルシーな食習慣を身につけるコツがあるそうなんで、それをご紹介いたしましょう。

まず、現代人は空腹だから食べたくなるのではなく、周囲から「キュー」(暗示、合図)が出るから食べるようになることを理解すること。 

研究者によると、私たちは1日に250回以上も食べ物について意思決定をしてるそうなんですよね。

たとえば、スープとサラダのどちらを選ぼうかと考えるだけでなく、サラダの種類、その量、どのドレッシングにするか、ドレッシングは少しにするか、たっぷりとかけるかなど、確かにいろいろな状況によって全てが左右されます。 

そこで「無意識に食べている物を、無意識にヘルシーに食べる」ようにしようと、次のような提案をしています。


■冷蔵庫やキッチンの食材を、ヘルシーな物が最初に目に入るように配置換えをする。

これは、とにかく目に付いたものを食べたいと思う心理を逆手に取り、ヘルシーなものを食べたくなるように仕向けるわけですね。

■買ってきた料理、食材をそのままテーブルに出さないで、必ず少量ずつ自分で皿に盛る。

この少量ってのがポイントで、これにより食べたい量が決まるんだとか…

■一回り小さな皿を選ぶこと。

これも同じ効果で、皿のサイズをダウンさせると、食べる量が減ることになると…

■無意識の飲食習慣をつけないように、食事のときはテレビを消すこと。

確かにテレビを見ながら食事してると、知らぬ間に食べちゃったりしますよねぇ…

■可能な限り少人数で食事する。

2人で夕食を楽しむと、独りで食べるときの35%も余計に食べてしまうそうで、大勢でにぎやかに盛り上がると、普段の食事の1.9倍も食べてしまうそう。

ん〜…。これは仕方ない状況の時ももちろんありますし、仲間内や家族との食事は楽しいもんですからねぇ…。

それをやめるという事より、まずこの事実を理解しておくことでしょう。

それから、特に女性の場合、友人同士が向い合って食事をしていると、一人が何かを口に入れると相方も5秒以内に必ず同じ行動をとるという研究結果もあるそうです。

つまりは、目の前に座って食事してる人につられてしまうわけです。 

てな感じで、日常生活にはこのように無意識に食べてしまう「キュー」が溢れています。

手と口が止まらなくならないように、注意しないとね。

食欲の秋が大変な事になる前にね(笑)

ではまた〜



pop



京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


  • Facebook
  • Twitter
  • はてなブックマーク

PageTop