弘泉堂ブログ
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2017年09月08日 [からだのこと]

NO!脳梗塞

お疲れ様です。院長です。

9月8日金曜日でございます。

毎日、残暑どう?系の挨拶から始まってますが、まぁまだまだ残暑ですな。

昨日は天気悪かったですが、今日は朝から快晴っすね。

ちょっと暑くなりそうな予感だわ(^^ゞ

とにかく疲れがでやすい時期なんで気をつけましょうね。

ってことで、今日も残暑どう?系な始まりですが、体調を崩しやすいってはいりから、今日は医療ネタでもぶち込んでやります(笑)

サンデーイルネス(仮)でも取り上げたことのある「脳梗塞」なんですが、この病気は意外と暑い時期にも発症が多いんです。

ですから、今のような時期は気をつけないと…

って、少々強引な切り口から、今日のネタは、その脳梗塞に画期的な治療薬が開発されそうなんです。

しかも、原料が他人の「歯」から取り出した細胞ってんですから、これまた驚きです。

製薬会社JCRファーマ帝人は、他人の歯から取り出した細胞を使った、急性期脳梗塞の治療薬を共同で開発すると発表しました。

従来の治療法では、脳梗塞発症から数時間以内が勝負と言われていて、初動治療が遅れれば、重篤な後遺症を残してしまう厄介な疾患でした。

ですから、時間との闘いになりますし、救急搬送しても間に合わない場合ももちろんあったわけです。

ましてや、高齢者の一人暮らしでの、発作なんかの場合、本人に意識がなければもうお手上げです。

しかし、今回開発されようとしているこの薬が完成すれば、数日後の投与でも後遺症を抑える効果が期待できるという素晴らしいお話。

そもそも脳梗塞では、血管が詰まることで脳細胞の一部が壊れるだけでなく、周辺の正常な細胞にも炎症が広がることで、言語障害など深刻な後遺症を残こしてしまいます。

もともと脳という器官は熱に非常に弱いです。

ですから、いくら壊れた脳細胞の周りとはいえ、炎症が起きてしまうとそれだけで機能がそこなわれてしまうわけです。

ですから、今の治療法ではこの炎症が広がらないうちに対処するってことが第一条件だったわけです。

つまり、対応できる医療機関に短時間で患者を搬送する必要があるわけです。

しかしJCRによると、開発中の薬は一定時間血流が滞っても、静脈内に入った歯髄(しずい)幹細胞が炎症を抑える役目を果たすことで、後遺症を防ぐんですって。

すでに脳梗塞状態のマウスを使った実験では、想定した結果が出たということです。

両社は2018年度中に臨床試験(治験)を開始する計画だと発表しています。


なるほど…


この歯髄細胞がいかにして炎症を抑えるかとかは、全く分かりませんが、とにかくこの薬が出来ればかなり多くの患者を救えることになると思います。

なにせ、日本人の死亡原因の総合第三位にランクされてる「脳血管障害」の中でも、発症率の高いと言われる脳梗塞です。

しかもこの脳梗塞には「かくれ脳梗塞」ってのがあって、非常に小さな脳梗塞をすでに持ってる方が非常に多いという事。

MRI検査などで発見されることが多く、40代では3人に1人、50代では2人に1人の割合でこの症状が認められるとのことですから、まぁなんなら私なんかもあっても不思議じゃない(笑)

こういう恐ろしい病気なんで、それを改善できる可能性のある薬剤の開発なんて、こりゃすごい事だと思います。

ぜひ、実現して欲しいもんだと願う、もうすぐ50歳の院長でした。

では、また〜


noukousoku



京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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