2017年08月13日 [からだのこと]
(24)サンデーイルネス(仮)咽頭結膜熱(プール熱)について
お疲れ様です。院長です。
8月13日、お盆にさしかかったサンデーイルネス(仮)でございます。
当院も本日より、16日までお休みをいただきます。
夏休みをエンジョイさせていただこうかと思っております。
と言っても、特に予定はないですが…
今年のお盆は、何故かジムが11日、12日に休みってことで、お盆休み中は基本トレーニングできる状態にあります。
きっと毎日行くんやろなぁ〜(笑)
ってことで、今日のイルネス辞典なんですが、夏と言えばプール。
プールと言えば…
プール熱ってご存知?
正式名称としては「咽頭結膜熱」(いんとうけつまくねつ)と言うんですが、毎年、この時期に流行する急性のウイルス感染症です。
発熱、咽頭炎、結膜炎が主な症状で小児がプールで感染することが多いため、日本ではプール熱とも呼ばれていますが、多くは罹患者からの飛沫による感染です。
そのほかにも、手指を介した接触感染、タオルなどを共用などでも感染します。そのため、2003年以降は冬にも小流行がみられています。
原因ウイルスはアデノウイルスです。
こいつもよく聞くウィルスですよね〜…。
風邪系のヤツなんですが、まぁまぁめんどくさいウィルスです。
何がめんどいかと言うと、このアデノウイルスには51種類もの血清型があり、それぞれ違う症状を引き起こすようなんです。
そのなかでも咽頭結膜熱を起こすのは、3型が多いといわれています。そのほか、2型、1型、4型、5型、6型、7型などでもみられます。
罹患者としては1〜5歳の各年齢がそれぞれ15%前後で、5歳以下で全体の約80%を占めています。つまり、成人での発症は多くありませんが、まったく罹患しないわけでもないので注意は必要です。
症状の現れ方として、5〜7日の潜伏期ののち、まず発熱で発症します。
比較的高熱のため、熱性痙攣を起こすこともあるので注意が必要ですね。
そのほかに、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、咽頭痛、結膜充血、眼痛、羞明(しゅうめい)(まぶしさを感じる)、流涙、眼脂(がんし)(目やに)が3〜5日間程度続きます。
頸部のリンパ節のはれと痛みを認めることもあります。
熱がでますが、普通のカゼとは少々症状が異なるので、お子様が罹患した場合、慌てられるかもしれませんが、通常病院に行っても特異的な治療をすることなく自然に治ることがほとんどです。
ですが、高熱や咽頭痛のために、水分不足になることがあるので、幼児では注意が必要ですし、眼の症状が強い時は、眼科の治療が必要になることもあります。
予防としては、罹患者との接触を避ける、流行時にはうがいや手洗いを励行することが大切です。
また、治ってからしばらくの間は、便の中にウイルスが排泄されていますので、配膳前、食事前、排便後、おむつ取り替え後の手洗いの徹底が重要です。
タオルの貸し借りをやめること、症状がある時にはプールに入らないことなど、一般的な予防法の励行が大切です。
学校保健安全法では、第二種の学校感染症に規定されており、主な症状が消えてから2日を過ぎるまでは、登校・登園停止となっとります。
ざっとこんな病気ですな。
この時期子供でも普段よりは身体に負担がかかっています。
そんな時にスッと罹患しちゃうやつなんですよね。
まぁ、高熱以外は大した症状ではないですから、風邪かなんかかなと、放っておかれることも多いですがその場合、他にうつす可能性があるので注意しないとね。
てことで、今日は夏に多い疾患の一つ、プール熱を解説いたしました。
中学生以下のお子さんのいるご家庭は、まぁ、頭の片隅にこの病気の存在を知っておくだけで十分だと思います。
では、また来週のサンデーイルネス(仮)をお楽しみに〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月13日、お盆にさしかかったサンデーイルネス(仮)でございます。
当院も本日より、16日までお休みをいただきます。
夏休みをエンジョイさせていただこうかと思っております。
と言っても、特に予定はないですが…
今年のお盆は、何故かジムが11日、12日に休みってことで、お盆休み中は基本トレーニングできる状態にあります。
きっと毎日行くんやろなぁ〜(笑)
ってことで、今日のイルネス辞典なんですが、夏と言えばプール。
プールと言えば…
プール熱ってご存知?
正式名称としては「咽頭結膜熱」(いんとうけつまくねつ)と言うんですが、毎年、この時期に流行する急性のウイルス感染症です。
発熱、咽頭炎、結膜炎が主な症状で小児がプールで感染することが多いため、日本ではプール熱とも呼ばれていますが、多くは罹患者からの飛沫による感染です。
そのほかにも、手指を介した接触感染、タオルなどを共用などでも感染します。そのため、2003年以降は冬にも小流行がみられています。
原因ウイルスはアデノウイルスです。
こいつもよく聞くウィルスですよね〜…。
風邪系のヤツなんですが、まぁまぁめんどくさいウィルスです。
何がめんどいかと言うと、このアデノウイルスには51種類もの血清型があり、それぞれ違う症状を引き起こすようなんです。
そのなかでも咽頭結膜熱を起こすのは、3型が多いといわれています。そのほか、2型、1型、4型、5型、6型、7型などでもみられます。
罹患者としては1〜5歳の各年齢がそれぞれ15%前後で、5歳以下で全体の約80%を占めています。つまり、成人での発症は多くありませんが、まったく罹患しないわけでもないので注意は必要です。
症状の現れ方として、5〜7日の潜伏期ののち、まず発熱で発症します。
比較的高熱のため、熱性痙攣を起こすこともあるので注意が必要ですね。
そのほかに、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、咽頭痛、結膜充血、眼痛、羞明(しゅうめい)(まぶしさを感じる)、流涙、眼脂(がんし)(目やに)が3〜5日間程度続きます。
頸部のリンパ節のはれと痛みを認めることもあります。
熱がでますが、普通のカゼとは少々症状が異なるので、お子様が罹患した場合、慌てられるかもしれませんが、通常病院に行っても特異的な治療をすることなく自然に治ることがほとんどです。
ですが、高熱や咽頭痛のために、水分不足になることがあるので、幼児では注意が必要ですし、眼の症状が強い時は、眼科の治療が必要になることもあります。
予防としては、罹患者との接触を避ける、流行時にはうがいや手洗いを励行することが大切です。
また、治ってからしばらくの間は、便の中にウイルスが排泄されていますので、配膳前、食事前、排便後、おむつ取り替え後の手洗いの徹底が重要です。
タオルの貸し借りをやめること、症状がある時にはプールに入らないことなど、一般的な予防法の励行が大切です。
学校保健安全法では、第二種の学校感染症に規定されており、主な症状が消えてから2日を過ぎるまでは、登校・登園停止となっとります。
ざっとこんな病気ですな。
この時期子供でも普段よりは身体に負担がかかっています。
そんな時にスッと罹患しちゃうやつなんですよね。
まぁ、高熱以外は大した症状ではないですから、風邪かなんかかなと、放っておかれることも多いですがその場合、他にうつす可能性があるので注意しないとね。
てことで、今日は夏に多い疾患の一つ、プール熱を解説いたしました。
中学生以下のお子さんのいるご家庭は、まぁ、頭の片隅にこの病気の存在を知っておくだけで十分だと思います。
では、また来週のサンデーイルネス(仮)をお楽しみに〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院