2017年08月02日 [動物のこと]
未知なる細菌とか怖いやんか。
お疲れ様です。院長です。
8月2日水曜日でございます。
なつなつなつなつここなつです(笑)
まぁ、夏が暑いのは当たり前。
しかも今年は、スーパー猛暑とか言われてるし、てか毎年猛暑じゃないの?
そして、梅雨が少なくなってる気がします…
あ、これは、関西地方限定の話かもしれませんが、毎年空梅雨っっってる気がするなぁ…。
で、どっかに超まとめて降るんですよね。
その標的はどこになるか分かりませんし、備えようにもねぇ…
てな感じのはいりですが、暑い日々どうですか?
過酷な夏とか言いますが、今日はそんな「過酷」って言葉からこんな話…
どうやって生命を維持しているのか分からない「常識外れ」の細菌を、海洋研究開発機構などのチームが発見したそうです。
細菌は、太古の地球に似た環境で生息しており、生命の起源解明につながる可能性があると、英科学誌に掲載されました。
まず、「細菌」ってヤツの定義ですが、これもみなさん曖昧でしょ?
折角なんで勉強してみましょう。
これも細かくやりすぎると、ややこしくなりますんで、よくウィルスと混同されるってことでそこはおさえておきましょう。
まず大きさですが、細菌もウィルスも、どちらも非常に小さく、肉眼で見ることはできません。
細菌は細胞を持ち、自己複製能力を持った微生物です。一つの細胞しか無いので単細胞生物ですな。
「この単細胞め」とか揶揄することがありますが、つまりは「この細菌やろう!」と罵倒されてるわけです(笑)
大きさは、通常1mmの1/1000の単位【μm(マイクロメートル)】が用いられます。細菌は光学顕微鏡で見ることができます。
例)ブドウ球菌は直径約0.8〜1.0μmの球状
一方ウイルスは、蛋白質の外殻、内部に遺伝子(DNA、RNA)を持っただけの単純な構造の微生物です。
ここまでは同じようなものですが、細菌のように栄養を摂取してエネルギーを生産するような生命活動は行いません。
大きさは、細菌よりもはるかに小さく、μmの更に1/1000の単位【nm(ナノメートル)】が用いられます。ウイルスを見るには電子顕微鏡が必要となりますから、まぁ一般人は「見る」ことはないでしょう。
細胞を宿主(寄生みたいなもん)にするため、ウイルスがより小さいのは当然ですな。
例)ノロウイルスは、直径約30nm
で、細菌は、糖などの栄養と水があり、適切な環境のもとでは、生きた細胞がなくても自分自身で増殖できます。
つまり、「生殖活動」的なことが単独でできるわけです。
ですが、ウイルスはたとえ栄養と水があったとしても、細菌とは異なり、ウイルス単独では生存できません。
ウイルスは、自分自身で増殖する能力が無く、生きた細胞の中でしか増殖できませんので、他の生物を宿主にして自己を複製することでのみ増殖すると…。
ウイルスが感染した細胞は、ウイルスが増殖して多量のウイルスが細胞外に出てくるため死滅します。
そして、その増殖したウイルスがまた他の細胞に入り込んで増殖を続けます。
そのため、宿主の細胞が次々と死滅してゆくことで生物は耐えることができずに死亡に至るわけです。
すなわち、ウイルスにとって、他の個体へ感染させ続けることが生き残るための必須条件なんですな。
何となくわかったろ?
つまり、ウィルスなんかに比べると、細菌はかなり高度な生物とも言えるんです。ま、微生物やけどね(笑)
で、話を戻して、海洋研究開発機構の研究員らは、米カリフォルニア州で、地表に現れたマントル由来の岩石に湧く泉でどのような生物がいるか調べたところ、27種の微生物の遺伝子が見つかったそうです。
周辺は強アルカリ性で、約40億年前の地球に似た過酷な環境といいますから、まさしく「過酷」。
そのうち、岩石に付着した細菌では、酸素を使った呼吸など生命維持に必要とされるエネルギーを得るための遺伝子を一つも持っていなかったそうなんです。
今日のテーマはここですわ。
先ほどの細菌の定義でも「糖などの栄養と水があり、適切な環境のもとでは、生きた細胞がなくても自分自身で増殖できます。」
と解説しましたが「適切な環境」なんて、空気があることなんて前提なわけで、酸素を使った呼吸なんて定義にも入れないくらい、当たり前に行われて当然の生命維持活動なわけです。
で、この「細菌」はその遺伝子を持たないと…
ですから、この細菌が生きる仕組みは不明。
となるわけですよ。
専門家の考えでは、岩石から電子を直接得たり、未知の遺伝子が働いたりするんじゃないかと…
細菌の全遺伝子数は約400で、ウィルス等を除き、全生物で最も少なく、研究チームは「常識外れの細菌」としています。
つまりは、もはや「細菌」ではないのかもしれないってことですよね。
研究チームは「想像もしない仕組みの生物の存在に驚いた。未知のエネルギー源の解明につなげたい」と話しておられます。
ね。なかなか面白い話やったでしょ?
まぁ、こないだ「絶滅」についてもお話しましたが、こういった未知の「細菌」達から、また新しい生命体が進化を繰り返し、地球がなくなる日まで活動を続けるんかもなぁ…とか。
そんな壮大なお話でした。
ま、今の我々の過酷な暑さとは比べようもない話でした。
とりあえず…
今日を生きましょう(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月2日水曜日でございます。
なつなつなつなつここなつです(笑)
まぁ、夏が暑いのは当たり前。
しかも今年は、スーパー猛暑とか言われてるし、てか毎年猛暑じゃないの?
そして、梅雨が少なくなってる気がします…
あ、これは、関西地方限定の話かもしれませんが、毎年空梅雨っっってる気がするなぁ…。
で、どっかに超まとめて降るんですよね。
その標的はどこになるか分かりませんし、備えようにもねぇ…
てな感じのはいりですが、暑い日々どうですか?
過酷な夏とか言いますが、今日はそんな「過酷」って言葉からこんな話…
どうやって生命を維持しているのか分からない「常識外れ」の細菌を、海洋研究開発機構などのチームが発見したそうです。
細菌は、太古の地球に似た環境で生息しており、生命の起源解明につながる可能性があると、英科学誌に掲載されました。
まず、「細菌」ってヤツの定義ですが、これもみなさん曖昧でしょ?
折角なんで勉強してみましょう。
これも細かくやりすぎると、ややこしくなりますんで、よくウィルスと混同されるってことでそこはおさえておきましょう。
まず大きさですが、細菌もウィルスも、どちらも非常に小さく、肉眼で見ることはできません。
細菌は細胞を持ち、自己複製能力を持った微生物です。一つの細胞しか無いので単細胞生物ですな。
「この単細胞め」とか揶揄することがありますが、つまりは「この細菌やろう!」と罵倒されてるわけです(笑)
大きさは、通常1mmの1/1000の単位【μm(マイクロメートル)】が用いられます。細菌は光学顕微鏡で見ることができます。
例)ブドウ球菌は直径約0.8〜1.0μmの球状
一方ウイルスは、蛋白質の外殻、内部に遺伝子(DNA、RNA)を持っただけの単純な構造の微生物です。
ここまでは同じようなものですが、細菌のように栄養を摂取してエネルギーを生産するような生命活動は行いません。
大きさは、細菌よりもはるかに小さく、μmの更に1/1000の単位【nm(ナノメートル)】が用いられます。ウイルスを見るには電子顕微鏡が必要となりますから、まぁ一般人は「見る」ことはないでしょう。
細胞を宿主(寄生みたいなもん)にするため、ウイルスがより小さいのは当然ですな。
例)ノロウイルスは、直径約30nm
で、細菌は、糖などの栄養と水があり、適切な環境のもとでは、生きた細胞がなくても自分自身で増殖できます。
つまり、「生殖活動」的なことが単独でできるわけです。
ですが、ウイルスはたとえ栄養と水があったとしても、細菌とは異なり、ウイルス単独では生存できません。
ウイルスは、自分自身で増殖する能力が無く、生きた細胞の中でしか増殖できませんので、他の生物を宿主にして自己を複製することでのみ増殖すると…。
ウイルスが感染した細胞は、ウイルスが増殖して多量のウイルスが細胞外に出てくるため死滅します。
そして、その増殖したウイルスがまた他の細胞に入り込んで増殖を続けます。
そのため、宿主の細胞が次々と死滅してゆくことで生物は耐えることができずに死亡に至るわけです。
すなわち、ウイルスにとって、他の個体へ感染させ続けることが生き残るための必須条件なんですな。
何となくわかったろ?
つまり、ウィルスなんかに比べると、細菌はかなり高度な生物とも言えるんです。ま、微生物やけどね(笑)
で、話を戻して、海洋研究開発機構の研究員らは、米カリフォルニア州で、地表に現れたマントル由来の岩石に湧く泉でどのような生物がいるか調べたところ、27種の微生物の遺伝子が見つかったそうです。
周辺は強アルカリ性で、約40億年前の地球に似た過酷な環境といいますから、まさしく「過酷」。
そのうち、岩石に付着した細菌では、酸素を使った呼吸など生命維持に必要とされるエネルギーを得るための遺伝子を一つも持っていなかったそうなんです。
今日のテーマはここですわ。
先ほどの細菌の定義でも「糖などの栄養と水があり、適切な環境のもとでは、生きた細胞がなくても自分自身で増殖できます。」
と解説しましたが「適切な環境」なんて、空気があることなんて前提なわけで、酸素を使った呼吸なんて定義にも入れないくらい、当たり前に行われて当然の生命維持活動なわけです。
で、この「細菌」はその遺伝子を持たないと…
ですから、この細菌が生きる仕組みは不明。
となるわけですよ。
専門家の考えでは、岩石から電子を直接得たり、未知の遺伝子が働いたりするんじゃないかと…
細菌の全遺伝子数は約400で、ウィルス等を除き、全生物で最も少なく、研究チームは「常識外れの細菌」としています。
つまりは、もはや「細菌」ではないのかもしれないってことですよね。
研究チームは「想像もしない仕組みの生物の存在に驚いた。未知のエネルギー源の解明につなげたい」と話しておられます。
ね。なかなか面白い話やったでしょ?
まぁ、こないだ「絶滅」についてもお話しましたが、こういった未知の「細菌」達から、また新しい生命体が進化を繰り返し、地球がなくなる日まで活動を続けるんかもなぁ…とか。
そんな壮大なお話でした。
ま、今の我々の過酷な暑さとは比べようもない話でした。
とりあえず…
今日を生きましょう(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院