2017年07月19日 [からだのこと]
睡眠×4 睡眠不足2。
お疲れ様です。院長です。
7月19日水曜日でございます。
最近の小学生は、いつごろから夏休みなんでしょ?
我々の頃は、ボチボチ夏休みのことしか頭になくなる時期じゃなかったかなぁ…
8月まるまる1ヶ月間と、7月の後半1週間位ですかね。
そしてこの7月中に、どんだけ宿題を終えれるかで、8月の楽しさが変わってきてた気がします。
小学生にとっては、ウキウキしかない夏休み前でしょうね。
ですが、今のわたくしには関係ありまへん。なので、日々熱帯夜と戦っておりますよ。
眠れない?
とかないですけど、やはり夏場は眠りが浅い気はします。
だって暑いもんね。
ってことで、昨日に引き続き睡眠ネタをいってみたいと思います。
なんで、睡眠ネタが多いかと言うと、基本的に朝にこのブログは書くようにしています。
ですから、眠いんじゃ(笑)
その気持ちをダイレクトに伝えようとするとこうなるわけですわ。
では、今日のネタにいきますが、今日のは睡眠とアルツハイマーの因果関係について…
睡眠の質が悪いと脳内に老廃物や病変タンパク質が蓄積し、アルツハイマー病を引き起こす原因になる可能性があるという研究結果が、このほど米神経学会誌に発表されました。
十分な睡眠が取れずにいる人って事になると、昨日のネタの続きで、「時間」ベースに考えがちですが睡眠には「質」ってもんもありますし、この「十分」って言葉がもはや十分じゃないよね(笑)
で、今回の研究は米ウィスコンシン・アルツハイマー病研究センターの研究チームが実施しました。
認知症状のない健康な大人101人(平均年齢63歳)の脊髄液を調べて、睡眠の質と、アルツハイマー病に関連するさまざまなタンパク質との関係を調査しました。
その結果、睡眠障害を訴える人ほど、タウ・タンパク質の病変や脳細胞の損傷および炎症の形跡が見られることが判明したそうです。
まぁ聞きなれない言葉…
このタウ・タンパク質とは、言葉で説明するとすんごく難しいですが、細胞の安定や構造を支えるタンパク質って感じでザックリとらえて下さい。
そして神経軸索内にあるものですから、もう微小すぎてとんでもない物質です。
で、最近の研究ではこの微小な神経軸索内にある、病変したタウ・タンパク質の蓄積が、アルツハイマー病進行の兆候であるということが分かっている様なんで、今回の研究結果について、睡眠障害はアルツハイマーに関連したタンパク質が脳内で蓄積される原因になり得るということ。
つまり、「睡眠障害=タウタンパクの病変=アルツハイマーの進行」みたいな…
睡眠と認知の関係を調べているワシントン大学の研究者は今回の研究について、「夜間の睡眠障害だけでなく、日中に感じる眠気も、アルツハイマー病の初期症状と関係があることが判明した」と話し、「今回の研究では全般的に、初期のアルツハイマー病と睡眠障害との関係が確認された」としています。
確認されたとまで言い切るのはどうかとも思いますが、アルツハイマーに何らかの形で、タウタンパクが関与していることは間違いなさそうですから、タウタンパクの病変を起こす原因となる「睡眠障害」がアルツハイマーの原因になり得る話としては筋は通ってますね。
ですが、これも「病変した」タウタンパクってとこがポイントで、病変とはこの場合、変異することを意味していますから、変異の仕方によっては、違う結果が出るかもしれません。
そして、病変したタウタンパクの蓄積と…
じゃ、どれ位蓄積したらアカンねんとか、これから様々な方向から、研究が進められていくのでしょうけど、まずは睡眠障害を訴える人に、このタウタンパクの病変があったってことが、もうアルツハイマーとの関連を決定づけてるとも言えると思います。
まぁ、睡眠障害といってもこれも程度と、種類がたくさんありますから、どこからどこまでとキッチリ線引きできるもんでもないとは思いますが…
睡眠障害自体、自己申告というか、自分比とでもいいますか、外から見えるものじゃありません。
極論、1日3時間睡眠(3時間しか眠れない)を何年も続けていたとしても、本人に疲労等の自覚がなく、社会生活を普通に営めてるのならこれまではあえて睡眠障害とは言わなかったんですよ。
ですが、こういった病変が現れるとするなら、話は変わってきます。
例えば飲酒や喫煙などの嗜好にしても、そのものの「行為」自体になにかがおこるということは少ないはずです。
つまり、飲んだり吸ったりすること自体に、問題は起こらないって事ね。
飲んでる最中からしんどかったら、もう飲まへんやろうし、タバコ吸って辛いなら吸わへんよね。
ですから、肝臓なり肺なりに病変が起こるまで気付かないし、そこまでは自己申告的なわけですよ。
こういった現象と同じく、睡眠障害にしても日常生活は普通に行えてたとしても、タウタンパクが病変を起こすとなれば、この睡眠不足などの行為自体が、飲酒や喫煙に匹敵する「行為」となっちゃうわけですよね。
こう書くと、好きで寝不足してるわけぢゃねぇよって声も聞こえてきそうですが、もう生活そのものを見直してもらうしかないもんねぇ…。
でも、お酒なら「肝臓」、煙草なら「肺」で、睡眠不足で「脳」とくるなら…
ある意味、飲酒や喫煙なんかとも比べものにならないぐらい危険な行為とも言えるわけですからね。
これを書いてる、院長自身が日頃から寝不足気味なもんですから、一番ビビってます(笑)
人間にとって、ニコチンもアルコールも必要ないですけど、睡眠は生命維持不可欠なわけですから、ここは譲っちゃダメなトコ。
ということで…
今日からみなさん、タップリ寝ましょ(笑)
では、いい夢を〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月19日水曜日でございます。
最近の小学生は、いつごろから夏休みなんでしょ?
我々の頃は、ボチボチ夏休みのことしか頭になくなる時期じゃなかったかなぁ…
8月まるまる1ヶ月間と、7月の後半1週間位ですかね。
そしてこの7月中に、どんだけ宿題を終えれるかで、8月の楽しさが変わってきてた気がします。
小学生にとっては、ウキウキしかない夏休み前でしょうね。
ですが、今のわたくしには関係ありまへん。なので、日々熱帯夜と戦っておりますよ。
眠れない?
とかないですけど、やはり夏場は眠りが浅い気はします。
だって暑いもんね。
ってことで、昨日に引き続き睡眠ネタをいってみたいと思います。
なんで、睡眠ネタが多いかと言うと、基本的に朝にこのブログは書くようにしています。
ですから、眠いんじゃ(笑)
その気持ちをダイレクトに伝えようとするとこうなるわけですわ。
では、今日のネタにいきますが、今日のは睡眠とアルツハイマーの因果関係について…
睡眠の質が悪いと脳内に老廃物や病変タンパク質が蓄積し、アルツハイマー病を引き起こす原因になる可能性があるという研究結果が、このほど米神経学会誌に発表されました。
十分な睡眠が取れずにいる人って事になると、昨日のネタの続きで、「時間」ベースに考えがちですが睡眠には「質」ってもんもありますし、この「十分」って言葉がもはや十分じゃないよね(笑)
で、今回の研究は米ウィスコンシン・アルツハイマー病研究センターの研究チームが実施しました。
認知症状のない健康な大人101人(平均年齢63歳)の脊髄液を調べて、睡眠の質と、アルツハイマー病に関連するさまざまなタンパク質との関係を調査しました。
その結果、睡眠障害を訴える人ほど、タウ・タンパク質の病変や脳細胞の損傷および炎症の形跡が見られることが判明したそうです。
まぁ聞きなれない言葉…
このタウ・タンパク質とは、言葉で説明するとすんごく難しいですが、細胞の安定や構造を支えるタンパク質って感じでザックリとらえて下さい。
そして神経軸索内にあるものですから、もう微小すぎてとんでもない物質です。
で、最近の研究ではこの微小な神経軸索内にある、病変したタウ・タンパク質の蓄積が、アルツハイマー病進行の兆候であるということが分かっている様なんで、今回の研究結果について、睡眠障害はアルツハイマーに関連したタンパク質が脳内で蓄積される原因になり得るということ。
つまり、「睡眠障害=タウタンパクの病変=アルツハイマーの進行」みたいな…
睡眠と認知の関係を調べているワシントン大学の研究者は今回の研究について、「夜間の睡眠障害だけでなく、日中に感じる眠気も、アルツハイマー病の初期症状と関係があることが判明した」と話し、「今回の研究では全般的に、初期のアルツハイマー病と睡眠障害との関係が確認された」としています。
確認されたとまで言い切るのはどうかとも思いますが、アルツハイマーに何らかの形で、タウタンパクが関与していることは間違いなさそうですから、タウタンパクの病変を起こす原因となる「睡眠障害」がアルツハイマーの原因になり得る話としては筋は通ってますね。
ですが、これも「病変した」タウタンパクってとこがポイントで、病変とはこの場合、変異することを意味していますから、変異の仕方によっては、違う結果が出るかもしれません。
そして、病変したタウタンパクの蓄積と…
じゃ、どれ位蓄積したらアカンねんとか、これから様々な方向から、研究が進められていくのでしょうけど、まずは睡眠障害を訴える人に、このタウタンパクの病変があったってことが、もうアルツハイマーとの関連を決定づけてるとも言えると思います。
まぁ、睡眠障害といってもこれも程度と、種類がたくさんありますから、どこからどこまでとキッチリ線引きできるもんでもないとは思いますが…
睡眠障害自体、自己申告というか、自分比とでもいいますか、外から見えるものじゃありません。
極論、1日3時間睡眠(3時間しか眠れない)を何年も続けていたとしても、本人に疲労等の自覚がなく、社会生活を普通に営めてるのならこれまではあえて睡眠障害とは言わなかったんですよ。
ですが、こういった病変が現れるとするなら、話は変わってきます。
例えば飲酒や喫煙などの嗜好にしても、そのものの「行為」自体になにかがおこるということは少ないはずです。
つまり、飲んだり吸ったりすること自体に、問題は起こらないって事ね。
飲んでる最中からしんどかったら、もう飲まへんやろうし、タバコ吸って辛いなら吸わへんよね。
ですから、肝臓なり肺なりに病変が起こるまで気付かないし、そこまでは自己申告的なわけですよ。
こういった現象と同じく、睡眠障害にしても日常生活は普通に行えてたとしても、タウタンパクが病変を起こすとなれば、この睡眠不足などの行為自体が、飲酒や喫煙に匹敵する「行為」となっちゃうわけですよね。
こう書くと、好きで寝不足してるわけぢゃねぇよって声も聞こえてきそうですが、もう生活そのものを見直してもらうしかないもんねぇ…。
でも、お酒なら「肝臓」、煙草なら「肺」で、睡眠不足で「脳」とくるなら…
ある意味、飲酒や喫煙なんかとも比べものにならないぐらい危険な行為とも言えるわけですからね。
これを書いてる、院長自身が日頃から寝不足気味なもんですから、一番ビビってます(笑)
人間にとって、ニコチンもアルコールも必要ないですけど、睡眠は生命維持不可欠なわけですから、ここは譲っちゃダメなトコ。
ということで…
今日からみなさん、タップリ寝ましょ(笑)
では、いい夢を〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院