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2017年04月09日 [からだのこと]

(6)サンデーイルネス(仮)高血圧について

お疲れ様です。院長です
4月9日となりました。

なんとわたくし明日が誕生日だったり(笑)

そして4月9日にちなんで、明日で49歳とか(笑)

ま、明日は明日で、今日が誕生日とか書くんですが(笑)

そんなめでたい日曜日ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

昨日まで天気も悪かったですが、今日は晴れっぽいので、花見もピークじゃないですかね。

来週はどうかなぁ〜って感じなんで、今日はかなりの人出になるんじゃないですかね。

そんな春爛漫にもってこいのイルネス辞典(仮)いきましょうか。

先週まで、3回に分けて脳血管障害、いわゆる脳卒中を解説してまいりました。

そして今日は先週までの「脳卒中」それから「糖尿病」とならんで三大生活習慣病とよばれる「高血圧」を特集します。


まず、高血圧とは、どんな状態かといいますと、複数回の各来院時に、座位で測定された血圧が、常に最高血圧140oHg以上、あるいは最低血圧90oHg以上である状態が高血圧と定義されています。

現在の基準では、正常血圧は最高血圧が120oHg未満、かつ最低血圧が80oHg未満とされています。

で、日本人の高血圧の患者さんは3000万人以上にも及ぶとされ、全体では成人男性の約45%、成人女性の約35%が高血圧になっており、年齢とともにその罹患率は上昇しています。

高血圧は心血管病の主たる危険因子であり、生命予後に大きな影響を与えることが明らかになっています。

ってことですが、そうなんですよね。

高血圧ってだけじゃ、なにも起らないんですよ。あっても軽い頭痛くらいのもんで、これも因果関係は明らかではありません。

じゃ、なんで悪いんやって言うと、ここから二次的な疾患に進行する危険因子だからですよね。

じゃ、まずは何で高血圧になるかって事ですが、高血圧には大きく分けて2つの種類があります。

本態性高血圧と二次性高血圧といわれるタイプ。

90%程度が原因不明の本態性高血圧で、残りの約10%が何らかの原因で高血圧になっている二次性高血圧です。

二次性高血圧には、腎血管性高血圧、腎実質性高血圧、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、クッシング症候群、大動脈炎症候群、大動脈縮窄症などにより、血圧があがるっていう状態です。

本態性高血圧は、生活習慣の乱れや遺伝素因、加齢などが相互に関連し合って発症すると考えられていますので、まぁいわゆる原因が特定しにくいって言葉が「本態性」と言えるかもしれません。

では、症状の現れ方ですが、先ほども書いた通り、一般に高血圧自体が何らかの症状を引き起こすことはないと考えられていますが、軽度の頭痛、頭重感や倦怠感などを訴えることがよくあります。

これらの症状と血圧の因果関係は明らかではありませんが、ある程度前駆症状ととらえても構わないかと思います。

ただし、放置すると致命的になる状態の高血圧(高血圧緊急症)では、激しい頭痛、意識障害、けいれん発作、呼吸困難など重い症状を示します。

このような状態では、通常、最低血圧が120oHgを超えています。二次性高血圧では、原因により特徴的な症状を示すものもあります。

では血圧測定なんですが、正確な測定のためには、水銀血圧計を用いて聴診法で測定します。

最低5分間、座位安静にして足を床におき、腕を心臓の高さに保って測定します。少なくとも2回の測定を行います。

これ、最近やらないですよね。

デジタルの血圧計で済ませちゃうんで、ちょっとたまには正確に計測してもらった方が良いかと思います。

高血圧と診断されれば、生活習慣のチェック、脂質異常症や糖尿病などの他の心血管危険因子の合併確認、二次性高血圧の精密検査、心臓・脳・腎臓・眼(網膜)といった高血圧の影響を強く受ける臓器の障害の程度を評価するための検査が行われるわけです。

つまり、高血圧が故に起り得ることをあらかじめ調べていくって事ですね。

これらの評価は、治療方針を決めるうえで非常に重要となりますからね。

こう書くと、いかに「高血圧」ってものが悪いか分かるでしょ?

そう。そりゃ確かに「高血圧」ってだけでは何もおこりません。

しかし、二次的に脂質異常症、糖尿病、心臓・脳・腎臓・眼(網膜)の疾患まで考えられるわけですから…

あらゆる疾患の「前触れ」的にとらえて頂いて問題ないです。ほんと。

では、高血圧治療の方法なんですが、まず本態性高血圧と二次性高血圧とでは治療法が大きく異なるんですね。

前者では、重症度に応じて、生活習慣を改善して経過観察するものから、降圧薬を中心とした薬物療法に生活習慣の改善を加えたものになります。

後者では、高血圧の原因(腎血管性高血圧、腎実質性高血圧、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、クッシング症候群、大動脈炎症候群、大動脈縮窄症等)を除去することが主体になります。

では、まぁ二次性はそれなりの専門治療を要すわけですが本態性高血圧の場合、基本は生活週間の乱れからくるものではないかと言うのが、今の主流な考え方です。

まぁ、これも100%の因果関係が突き止められてるわけではありません。

ですが、これらの環境(生活習慣)を変えることにより血圧が下がることも事実なので、とにかく高血圧である以上、血圧を下げるしかありません。

では、以下にそういった「血圧を下げる効果が期待できる」ことをあげてみました。


◎塩分を抑える。

高血圧の代表的な改善法、予防法が塩分摂取を抑える事です。塩分を多く取りすぎてしまうと、体が血液の中の塩分濃度(浸透圧)が上がらないようにと水分で薄める作用が働きます。

そのため体内の水分量が増え、血液の量が全体的に増え、結果血管を圧迫し血圧が上昇してしまうのです。

ですので塩分摂取を抑えることは血圧上昇の改善、予防になるというわけですね。これは浮腫み等にも関係ありますし、日本人は基本的に塩分の取り過ぎと言われてますから、注意しなきゃね。

現在、日本人の1日の塩分摂取量として推奨されているのは10g未満です。高血圧の場合は1日6g未満が推奨されてますので参考までに。


◎しっかりと睡眠時間を確保する。

統計によると睡眠が少ない人ほど、高血圧の割合が多いそうです。夜に寝ているときは血圧が下がりますので、夜は十分な睡眠をとってできるだけ心臓や血管の負担を減らすことは大事かもしれません。


◎タバコを控える

タバコは急激に血管を収縮させてしまいます。血管を収縮させるということは、血液の流れが悪くなり、血管にかかる圧力が増してしまうのです。

ですのでなるべく禁煙に努めましょう。ま、ここに関しては「控える」ではなく「やめる」で良いと思います。

タバコによる血管収縮は、血圧以外にも色々弊害がありますんで、気をつけましょ。


◎肥満を解消する

肥満と高血圧には深い関係があります。

とくに皮下脂肪よりも内臓に脂肪が蓄えられてしまうと高血圧のリスクが高まりますので肥満の方は痩せるように努めましょう。


◎血圧が下がるのを助けてくれる食事を摂る

血圧を下げてくれる食べ物には、ミネラルが多く含まれる海藻類や、カリウムを多く含むほうれん草や小松菜、ココアやコーヒーなどがあります。

しかしいくら血圧を下げてくれるからといって、味付けを濃いめにしたり甘くしすぎたりすると全く意味がありませんので、あくまでも薄味を心がけましょう。


あと、運動なんかも血圧を下げる効果が期待できます。

ただ、運動の場合、状況に応じてかなり微妙なんで、全ての運動が血圧降下に効果があるとは言い切れません。

ので、この辺は医師、もしくはトレーナーもしくは、わたしに質問してください(笑)

とまぁ、書き出しましたが、基本的には規則正しい生活をし、食べるものは薄味というだけでかなり改善されるはずなんで、まずはそこに気をつけて下さい。

特にやはり日本人は塩分摂取が非常に多い気がします。

身体のために美味しいものを我慢するっていうのも辛い事でしょうけど、それ以上に高血圧は恐ろしい疾患です。

本当に気をつけましょうね。

血圧が高いと正直、他の疾患の罹患率も飛躍的にアップしてしまいますので、まずはキッチリ血圧を下げましょう。




ketuatu




京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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