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2015年11月09日 [日々のこと]

真田(虫)

お疲れ様です。院長です。

先日、ヤフーニュースを見ていると「激しい頭痛の原因は脳に寄生したサナダムシ」という記事がありました。

米国サクラメントに住む学生、ルイス・オーティスさん(26)の脳内に条虫の幼虫が寄生し、命の危険が迫っていたという。担当の神経外科医によれば、サナダムシはオーティスさんの脳の中で、「瓶のコルク栓」のように嚢胞(のうほう)を作り、それによって、脳室に流れる脳脊髄(せきずい)がせき止められていたという。激しい頭痛と吐き気を訴えて病院の救急治療室に運ばれたオーティスさんは、その後、昏睡状態に陥り、緊急外科手術で幼虫の摘出手術を受け一命はとりとめた。

こんな記事なんですが、一応医療人のはしくれなんで、ちょっと興味をもってしまいました。

本来、サナダムシは豚や牛の筋肉に腫瘤を作って、まぁ生きている(寄生)わけですが、その肉を調理が不十分な状態で食べた人が感染というか、体内に取り込んでしまい、人の腸の中に住み着くという虫です。サナダムシが腸内に寄生してしまうと、人間の食べた栄養をサナダムシが食べてしまうので、当然栄養障害がおこります。このサナダムシ、腸管内で成長すると10mクラスに成長することもあるそうで、なかなかの強者です。

この性質?を利用して、ダイエット目的で腸管内にサナダムシを飼うダイエット法があると聞いたことがありますが、この脳に寄生してしまうバージョンなんてことが起こるなら、そんなバカなダイエット法、実行しちゃう人もいなくなるでしょうねぇ…

そもそも、何で脳にたどり着いたん?って核心部分はちゃんと記事として書かれていなかったので、ちょっと調べてみたんですが、サナダムシの生態サイクルは、感染した人の便に虫卵が排出され、その便を食べた豚や牛がまた感染して筋肉に腫瘤をつくるというサイクルを繰り返します。なので、人間の脳に寄生するには、このサイクルから外れないといけないわけです。

で、可能性として考えられるのが、成虫としてのサナダムシではなく、卵の状態のものがなんらかの形で人間の体内に入った場合、血管内を通れるかもしれないなと…

ここからは、私の勝手な仮説なんですが、卵のまま血管内を浮遊すると、血液とともに体内を循環し、たまたま脳のあたりで孵化してしまい、脳のなかに寄生することになったんじゃないかと…


これは、サナダムシにとっても悲劇で、小腸内に寄生したなら、食物には困らないでしょうが、脳内では寄生するにも食料がたりなかったんじゃないですかねぇ…

まぁ、この被害にあった方も、とりあえず緊急手術で治ったみたいなんで、良かったといえば良かったんですが、そうそう出来る経験じゃないですねぇ。。

ちなみに、サナダムシは、形状が真田紐に似ていることからその名が付いたという説が一般的ですが、調べると都市伝説的な説がありました。

それは、その昔、徳川家康がいわゆる寄生虫による腹痛で苦しんでいたらしく、その時に「真田は虫になってまでもこの家康を苦しめる」と嘆いた事から、家康が「サナダムシ」の名付け親だという説があるそうですよ。もちろん、真意は定かじゃないですが、ちょっと人に話してみたくなるでしょ?


では、また〜

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京都 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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