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2015年11月05日 [からだのこと]

脱水とポカリ

お疲れ様です。院長です。

完全に冬に近づいてきましたねぇ〜

さすがに短パンでうろついてると、変人扱いされそうですが、実はまだ短パンです(笑)
しかし、そろそろ冬仕様にチェンジしないとなぁ〜って、今日この頃です。

え〜、人間は忘れやすい生き物で、寒くなってきたら暑かった夏のことは忘れてしまいます。
今年の夏は、とてつもなく暑く、脱水、熱中症ってキーワードが踊ってましたよね。

その夏の教訓をもう一度記憶させるためにも、今日のお話は「水分補給」についてです。

今年は暑すぎて、熱中症で搬送される方が毎日おられたのですが、この脱水を防ぐ、唯一といっても過言じゃない手段が「水分補給」です。

そして、なにより脱水はなにも暑い夏場だけに限っておこるものじゃありません。
冬でも当然起こりえます。

「水分補給」は健康への近道って事で、ちょっと考えてみましょう。

ご存知だと思いますが、人の身体の構成は約60%が水分です。残りは蛋白質、脂肪、カルシウムなどで構成されています。
そして忘れてならないのは、人の身体の水分(体液)は、ただの水ではなく、イオン(電解質)が含まれているということです。

つまり体液とは = 水分 + イオンという構成になってます。で、イオンにはカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、クロール、カリウムなどがあります。

このことを踏まえたうえで、脱水について考えてみましょう。

そもそも、なんで脱水なんてことがおこるのか?
水分がなくなれば、水を飲めばいいやん…

こう考えるのは普通ですし、そして人は水を飲むわけです。

でも、先ほど説明したように、人間の体液は水だけで構成されているわけではありませんので、暑いからと水を飲み続けてると、ある現象が体内で起こります。

それは、体液が水分により、薄まってしまうという事です。

分かりやすく言うと、塩水のなかに、水だけドンドンいれていくと、塩分濃度はさがっていきますよね?

この現象です。こうなると人の身体は濃度を一定に保つために (体液が薄まるのを 防ぐために)喉の渇きを止めてしまう(喉が渇いたという信号を送るのを止める)ことがあるわけです。

で、喉が渇いていない。イコール水飲まない。でも、身体は水分を欲している…

これが、自発的脱水と呼ばれる脱水のメカニズムです。

これを防ぐのに、一番手っ取り早いのは、イオンウォーター、つまり「ポカリ系」の飲み物を飲むのが一番です。
水分とイオン(電解質)を同時に摂取できますし、しかも吸収もグー。

特に、運動される方は、意外と陥ってる人多いですよ。

私は毎日、ジムにいってトレーニングしますので、他の方の水分補給なんかにも目がいっちゃいます。

大汗をダラダラ流しながら、頻繁にジムに設置してあるウォーターサーバーの水を飲んでいる人とかいますけど、まさしく脱水への道一直線です。

汗とともに、体内のミネラルは抜けていくし、さらに水分で薄められるし…

まぁ、何でこのタイミングで、脱水の話かというと、「アルコール飲料」も多飲すると脱水します。

アルコールは「水分」と「毒」で出来ているので、ただただイオン濃度をさげ、肝臓に毒を溜めていきます。

これからの季節、飲酒の機会が増えると思いますので、ちょっと心に留めて置いてください。

飲んだら「ポカリ」

では、また〜
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