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2016年08月21日 [からだのこと]

焦るから汗が出るのか、汗が出て焦るのか…

おはようございます

サンデーかよです。


8月21日
まだまだ暑い日が続きますね。

今月は汗の話。


先週は体温調節のために、いかに汗が大事かをお話しました。

今日は、体温調節の汗ではない、別のタイプの汗を2つご紹介します。

まず1つ目。

『精神性発汗』

緊張、興奮など、精神的な理由が原因で発汗します。顔や手のひらなど、局所的な汗をかくことが多いです。


次に

『味覚性発汗』 

カレーや激辛ラーメンなど、辛いものを食べたときにかく汗。これはとくに鼻や額に汗をかきます。



精神性発汗の話を少しします。

精神性発汗は、もともと私たちの祖先が、狩りをしていたときの名残とされています。

ここ一番、獲物をしとめるときなど、緊張する場面で手のひらや足裏を湿らせることで、指の感覚を鋭くして、槍や地面をつかみやすくしていたそうです。


ですから、誰しも緊張する多少の汗をかくのは当たりまえ。誰にでもある生理現象です。



しかし時に、緊張しすぎて異常なほど多くの汗が出る人がいます。これを精神性多汗症といいます。


重症になると、手に持ったノートやプリントなどが濡れて破れる。靴の中に溜まった汗が靴の表面や靴底から染み出す。頭から滝のような汗が流れて、襟元やシャツがぐっしょり濡れてしまう。


こんな酷い多汗症があると、仕事や学校で日常生活を送るうえで、さまざまな支障が出てしまいます…。

この困った精神的多汗症の原因は、今のところ、まだ解明されていません。

ただ、なんらかの理由で、発汗を促す交感神経の反応が強くなりすぎていることが主な要因ではないかと考えられています。対策としては、交感神経をストップさせる薬をのんだり、気持ちをおちつかせる安定剤を飲んだりします。


ただ、精神性発汗の場合、

「汗をかいて恥ずかしい」
「汗を早くとめたい」
と気にすると、余計に緊張や興奮が高まって、ますます汗が増えてしまうという特徴があります。

なので、症状を抑えるためには、汗のことを気にしないことが一番大切なんですが・・・
難しいですね。



来週も汗の話をしていきます(^^)





doki





京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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