2016年08月25日 [色々なこと]
キメラの翼がないと大変だったもんなぁ…
お疲れ様です。院長です。
8月25日木曜日。
はぁ、夏の終わりの木曜日。
みなさんいかがお過ごしでしょうか…
いよいよ8月が終わると、秋にむかって季節は移ろいでいきますよね。
秋と言ったら、色々ありますよね。食欲だの運動だの読書だの…
これはつまり、気候がそういったもの(運動や読書ね)に適してるという事なんですが、つまりは季節的に頭や身体も冴えてくるということですね。
そりゃ〜、寒くなるまでの間は、なかなか良い季節ですし、この夏の暑さで参った身体が、また頑張ろうと思える季節ですもんね。
私個人も、秋〜冬、そしてクリスマス〜年末辺りが、一年で一番好きな季節です。
まぁ、私の個人的な意見は置いておいても、これから秋の季節は、発明や発見、研究発表などもやはり比較的多く出てくる季節なんですって。
てことで、今日のお話は、そんな研究者たちが踏み込んではいけないかもしれないゾーンが解禁されそうってお話。
それは神の領域とも言われ、倫理的な問題から禁断の科学とされているキメラ研究。これをアメリカ政府が解禁を予定しているそうなんです。
キメラ研究とは、人間と動物の遺伝物質を複合させキメラ胚というものを作る研究で、まぁ、簡単に言うとヒトとその他の動物をミックスしちゃうっていうやってはいけない研究です。
これは、新たに公表されたガイドラインから、ヒト幹細胞を動物の胚に注入するというフランケンシュタイン的なキメラ実験の解禁が検討されていることが明らかとなったことを受けてのものです。
米国立衛生研究所(NIH)のブログではその背景について説明されている。
科学政策の副ディレクターであるキャリー・ウォリネッツ(Carrie Wolinetz)氏の投稿によれば、政府からのキメラ開発資金の助成は、特定の入念な監視条件の下で与えられるという。
そして当然のごとく、このニュースについて、一部の医療専門家から倫理上の問題や収集がつかなくなることへの懸念が寄せられています。神のごとき振る舞いを伴う生物学は、人間の脳を持ち、ひょっとしたら人間の意識や思考能力が与えられた動物が誕生するといった「悪影響」を及ぼすかもしれないですからね。
またこうした細胞が人間の精子や卵細胞を持つ動物に発達するという懸念もある。そうした動物は体内でヒト胚や胎児を作るかもしれないとも言われています。
こりゃいかん。完全に怖い話やで。
人間だか何だかわからないが、力は野生動物なんて「生き物」が誕生し、その遺伝子がまたヒトを介して、新しい「生物」を作ると…
アカンに決まってますなあ(笑)
今のところ、2009年度ヒト幹細胞研究NIHガイドラインがヒト細胞をヒト以外の霊長類の胚盤胞に注入することや、動物を品種改良することは禁じています。
しかし、NIHは胚は医学研究の貴重なツールであるとともに、望ましくない結果を防止するために必要な措置は講じるともしています。
これに対して、解禁を支持する研究者は、胚を利用することで人間がかかる病気の動物モデルを作成できるようになると期待しているそうで、これは新しい病気の予防法や治療法の開発につながると…
また、羊、豚、牛の体内で人間の心臓、腎臓、肝臓、脾臓といった内臓を培養することで、臓器移植の可能性も広がるかもしれないともしています。
羊、豚、牛の体内で人間の心臓、腎臓、肝臓、脾臓といった内臓を培養…
これもアカンやろ(^^ゞ
いや、そこまでして生に執着しちゃイカンって…
科学政策の副ディレクターであるキャリー・ウォリネッツ氏は以下の様に力説しています。
「こうした変更の提案によって、NIHの研究コミュニティは責任のあるやり方でこの有望な科学領域を前進させることが可能になると確信しています」
「最終的に、私たちはこの研究を確実に進展させたいと願っています。病気の理解に非常に重要なことだからです。私たちのミッションにとって大切なことは人間の健康です。同時に多くの目がプロジェクトに向けられることを願っています。これについて倫理的な関心があるからです」
この類の生物医学研究は決してまったく目新しいものではないといえば、実はそうなんですがね…
これまでもヒト細胞を持つ動物モデルが開発され、人間の生体や病気の機序について貴重な洞察をもたらしてきましたし、例えば、ヒト腫瘍細胞は幾度となくマウスの体内で育てられ、癌ができる過程や治療法について研究が進められました。
また再生医療を進歩させるにあたって、人体のいかなる組織にもなれるヒト幹細胞の評価するために、マウスに注入することは当たり前のことですからね〜。
いや、これとキメラ胚は同じじゃないでしょう…
マウスに癌細胞を植え付け、癌の研究をするのと、牛の体内で人間の心臓を培養する実験を行うのは、全く別の次元の話のような気がしますが…
まぁ、百歩譲って他の動物で、人間の臓器を培養するまではいいとしても、そこから新しい「生物」が誕生してしまうのはどうかとおもいますよねぇ…
例えば医療用で移植可能な人間の「臓器」をもった牛の牧場とか、怖くないですか?
その牛たちは、各臓器が人間に移植可能で、何かあれば「適合」する牛が解体され、必要とされる人間に移植されると…
いや、アカンやろ。アカンアカン(# ゚Д゚)
まぁ、人間は自分たちが楽しむため(少し言い方に語弊はありますが)に牛を育てて、殺して食します。
そして、その牛を自分たちの好みに作り変えていきます(主に味ですからね…)
これが許されて、臓器を培養することがダメだってのは、確かにおかしな論理かもしれませんが、やはりねぇ…
私は、もちろん、長生きしたいですし、病気にもなりたくないし、なっても治るものなら治したいと考えます。
ですから、こういった研究は進めていってもらうべきなのは分かるんですがねぇ…
てことで、今日は終わりなき倫理の話に首を突っ込んじゃいました。
結果は出ませんし、誰にも分らないんだと思います。
が、私は人間のみが万能で絶対だとは、何となく思えないんですがねぇ…
てことで、今日はこんなもんでしめておきましょう。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月25日木曜日。
はぁ、夏の終わりの木曜日。
みなさんいかがお過ごしでしょうか…
いよいよ8月が終わると、秋にむかって季節は移ろいでいきますよね。
秋と言ったら、色々ありますよね。食欲だの運動だの読書だの…
これはつまり、気候がそういったもの(運動や読書ね)に適してるという事なんですが、つまりは季節的に頭や身体も冴えてくるということですね。
そりゃ〜、寒くなるまでの間は、なかなか良い季節ですし、この夏の暑さで参った身体が、また頑張ろうと思える季節ですもんね。
私個人も、秋〜冬、そしてクリスマス〜年末辺りが、一年で一番好きな季節です。
まぁ、私の個人的な意見は置いておいても、これから秋の季節は、発明や発見、研究発表などもやはり比較的多く出てくる季節なんですって。
てことで、今日のお話は、そんな研究者たちが踏み込んではいけないかもしれないゾーンが解禁されそうってお話。
それは神の領域とも言われ、倫理的な問題から禁断の科学とされているキメラ研究。これをアメリカ政府が解禁を予定しているそうなんです。
キメラ研究とは、人間と動物の遺伝物質を複合させキメラ胚というものを作る研究で、まぁ、簡単に言うとヒトとその他の動物をミックスしちゃうっていうやってはいけない研究です。
これは、新たに公表されたガイドラインから、ヒト幹細胞を動物の胚に注入するというフランケンシュタイン的なキメラ実験の解禁が検討されていることが明らかとなったことを受けてのものです。
米国立衛生研究所(NIH)のブログではその背景について説明されている。
科学政策の副ディレクターであるキャリー・ウォリネッツ(Carrie Wolinetz)氏の投稿によれば、政府からのキメラ開発資金の助成は、特定の入念な監視条件の下で与えられるという。
そして当然のごとく、このニュースについて、一部の医療専門家から倫理上の問題や収集がつかなくなることへの懸念が寄せられています。神のごとき振る舞いを伴う生物学は、人間の脳を持ち、ひょっとしたら人間の意識や思考能力が与えられた動物が誕生するといった「悪影響」を及ぼすかもしれないですからね。
またこうした細胞が人間の精子や卵細胞を持つ動物に発達するという懸念もある。そうした動物は体内でヒト胚や胎児を作るかもしれないとも言われています。
こりゃいかん。完全に怖い話やで。
人間だか何だかわからないが、力は野生動物なんて「生き物」が誕生し、その遺伝子がまたヒトを介して、新しい「生物」を作ると…
アカンに決まってますなあ(笑)
今のところ、2009年度ヒト幹細胞研究NIHガイドラインがヒト細胞をヒト以外の霊長類の胚盤胞に注入することや、動物を品種改良することは禁じています。
しかし、NIHは胚は医学研究の貴重なツールであるとともに、望ましくない結果を防止するために必要な措置は講じるともしています。
これに対して、解禁を支持する研究者は、胚を利用することで人間がかかる病気の動物モデルを作成できるようになると期待しているそうで、これは新しい病気の予防法や治療法の開発につながると…
また、羊、豚、牛の体内で人間の心臓、腎臓、肝臓、脾臓といった内臓を培養することで、臓器移植の可能性も広がるかもしれないともしています。
羊、豚、牛の体内で人間の心臓、腎臓、肝臓、脾臓といった内臓を培養…
これもアカンやろ(^^ゞ
いや、そこまでして生に執着しちゃイカンって…
科学政策の副ディレクターであるキャリー・ウォリネッツ氏は以下の様に力説しています。
「こうした変更の提案によって、NIHの研究コミュニティは責任のあるやり方でこの有望な科学領域を前進させることが可能になると確信しています」
「最終的に、私たちはこの研究を確実に進展させたいと願っています。病気の理解に非常に重要なことだからです。私たちのミッションにとって大切なことは人間の健康です。同時に多くの目がプロジェクトに向けられることを願っています。これについて倫理的な関心があるからです」
この類の生物医学研究は決してまったく目新しいものではないといえば、実はそうなんですがね…
これまでもヒト細胞を持つ動物モデルが開発され、人間の生体や病気の機序について貴重な洞察をもたらしてきましたし、例えば、ヒト腫瘍細胞は幾度となくマウスの体内で育てられ、癌ができる過程や治療法について研究が進められました。
また再生医療を進歩させるにあたって、人体のいかなる組織にもなれるヒト幹細胞の評価するために、マウスに注入することは当たり前のことですからね〜。
いや、これとキメラ胚は同じじゃないでしょう…
マウスに癌細胞を植え付け、癌の研究をするのと、牛の体内で人間の心臓を培養する実験を行うのは、全く別の次元の話のような気がしますが…
まぁ、百歩譲って他の動物で、人間の臓器を培養するまではいいとしても、そこから新しい「生物」が誕生してしまうのはどうかとおもいますよねぇ…
例えば医療用で移植可能な人間の「臓器」をもった牛の牧場とか、怖くないですか?
その牛たちは、各臓器が人間に移植可能で、何かあれば「適合」する牛が解体され、必要とされる人間に移植されると…
いや、アカンやろ。アカンアカン(# ゚Д゚)
まぁ、人間は自分たちが楽しむため(少し言い方に語弊はありますが)に牛を育てて、殺して食します。
そして、その牛を自分たちの好みに作り変えていきます(主に味ですからね…)
これが許されて、臓器を培養することがダメだってのは、確かにおかしな論理かもしれませんが、やはりねぇ…
私は、もちろん、長生きしたいですし、病気にもなりたくないし、なっても治るものなら治したいと考えます。
ですから、こういった研究は進めていってもらうべきなのは分かるんですがねぇ…
てことで、今日は終わりなき倫理の話に首を突っ込んじゃいました。
結果は出ませんし、誰にも分らないんだと思います。
が、私は人間のみが万能で絶対だとは、何となく思えないんですがねぇ…
てことで、今日はこんなもんでしめておきましょう。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院