2016年08月24日 [からだのこと]
やっぱアルコールは身体に毒だわ(^^ゞ
お疲れ様です。院長です。
8月24日水曜日。
何だか身体が重いです(笑)
いや、太ったわけではないですよ。どころかどっちか言うと、夏バテってわけではないですが、夏場は痩せてしまうタイプです。
では、何故身体が重いのか…
おそらく飲み過ぎではないかと…(^^ゞ
私は肝臓が強いのか、あまり二日酔いという状態まではいきませんが、やはり飲み過ぎた次の日は何となく身体が重いです。
てことで、今日はそんなアルコールが、身体にどんな影響を及ぼして、何が悪いのかって話をしてみましょう。
食事と一緒にワインをたしなむ文化がある国があったり、日本でも、仕事帰りにビールを飲むことで仕事の疲れを癒すなんてよくある光景です。
アルコールは、人をやたら陽気にし、シラフのときには考えられないようなことをさせたりします。それはなぜなんでしょう?
アルコールを摂取すると血中に大量のエタノールが入り込むということなるんですが、それがいかに危険なことなのかを認識してない人がほとんどです。
体はアルコールを毒物とみなし、できるだけ早く排出しようと必死になります。しかし、どんな種類のアルコールでも、すぐには完全に処理できるものではなく、結局は相互に作用している脳細胞に影響を与えることになります。
たとえひと口でもアルコールには毒性エタノールが含まれていて、それらが胃の内壁や小腸によって血流に流れいります。
肝臓はアルコールを濾過して、分解する役目がありますから、酵素やほかのペプチドを使って、アルコールを安全に排出させようと頑張るわけですね。
まず、アルコールはアセトアルデヒトという毒性のある化学物質です。これが二日酔いの原因になったりするんですが、一方で別の酵素がアセトアルデヒドを、完全に無害の物質で、尿として排出されてしまうアセテートに変えちゃいます。
ここで適量のお酒(これは個人の肝臓処理能力によります)なら、まぁそれなりに処理されていくんですが、いわゆる「飲み過ぎ」状態になると過剰な量のエタノールを処理するのに、肝臓が四苦八苦するわけですな。
そして処理しきれなかった余分なエタノールは、血流を循環し、最終的に脳に達してしまいます。本来脳は、特殊な細胞と蛋白質でできたフィルターである血液脳関門のおかげで、バクテリアや毒素はを締め出す構造を持っています。
しかし、エタノールは脂肪とくっつくため、脂肪細胞膜をもつフィルターを通り抜けて、脳に到達してしまうんです。そしていったん、アルコールが脳に到達すると、ニューロン間の信号伝達をめちゃくちゃにしてしまい、調整、バランス、流暢なしゃべりなどを正常に機能させなくします。典型的な酔っぱらいの症状ですね。
ちょっと専門的になりますが、脳は二つの伝達物質を使って、細胞間の伝達をはかっています。それはガンマアミノ酪酸(GABA)とグルタミン酸塩といわれる物質です。
抑制性神経伝達物質であるGABAは、脳内でニューロンに信号をほとんど送らせず、一方のグルタミン酸塩には、逆に興奮性神経伝達物質の性質があります。エタノールは、この信号伝達に干渉して、両方の受容体にとりつき、それらが受け取るニューロンを変えてしまうわけですね。
特にGABAの量が増えて、グルタミン酸塩が減ると、脳の活動が顕著に低下します。ですから、酔っぱらった状態は脳が正常に機能していないんですね。
運動を調整する小脳の活動が抑制されることで千鳥足になり、自制や社会的抑制をつかさどる脳の部位が抑圧されると、やたらと気持ちが大きくなって、感情的になったり、危険な決断をしやすくなったり…
しかし、体がエタノールを処理し続けているため、通常なら飲酒の影響は徐々に弱まっていきます。適度なアルコール摂取なら、深刻な危険にはつながらないにもかかわらず、やはりアルコールは体にとって毒ですよね。発癌性もありますし…。
あと、短時間に大量のアルコールを摂取することにより、アルコール中毒を引き起こし、脊髄が働くのをやめてしまうという深刻な状態になり最悪、心拍や呼吸といった生命に不可欠な機能を停止させてしまう事態になったりします。
まぁ、普通に考えて酩酊したり、気持ちがハイになったりする作用があるなんて身体に悪いに決まってますよね。
いわゆる「麻薬」といわれる悪いもの(笑)の括りでも大麻に含まれるのは、テトラヒドロカンナビノール、覚醒剤に含まれるのはメタンフェタミンという物質です。
そして酒に含まれるのがアルコールってだけで、まぁ作用は麻薬の一種と考えて間違いありません。法律的にオッケーなだけですからね。
そう考えると、飲酒ってどうなんでしょうね〜…
酒は百薬の長なんていうのは、もはやかこの話ですよね(笑)
ですから、まず自分は毒を飲んでいるって自覚を持つことが必要かもしれませんねぇ…
って最近、アルコールに関して悪い話ばかり書いてますけど…
私的には、決して批判してるわけではないですよ。自分も飲みますしね。
ただ、今日の話でも頭に入ってると、これ以上飲んだら脳にアルコールがまわっちゃうとか、ちゃんと理解して自分の適量を楽しめるようにしないとね。
って自分に言い聞かせながら、今日も乗り切っていきましょう〜
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月24日水曜日。
何だか身体が重いです(笑)
いや、太ったわけではないですよ。どころかどっちか言うと、夏バテってわけではないですが、夏場は痩せてしまうタイプです。
では、何故身体が重いのか…
おそらく飲み過ぎではないかと…(^^ゞ
私は肝臓が強いのか、あまり二日酔いという状態まではいきませんが、やはり飲み過ぎた次の日は何となく身体が重いです。
てことで、今日はそんなアルコールが、身体にどんな影響を及ぼして、何が悪いのかって話をしてみましょう。
食事と一緒にワインをたしなむ文化がある国があったり、日本でも、仕事帰りにビールを飲むことで仕事の疲れを癒すなんてよくある光景です。
アルコールは、人をやたら陽気にし、シラフのときには考えられないようなことをさせたりします。それはなぜなんでしょう?
アルコールを摂取すると血中に大量のエタノールが入り込むということなるんですが、それがいかに危険なことなのかを認識してない人がほとんどです。
体はアルコールを毒物とみなし、できるだけ早く排出しようと必死になります。しかし、どんな種類のアルコールでも、すぐには完全に処理できるものではなく、結局は相互に作用している脳細胞に影響を与えることになります。
たとえひと口でもアルコールには毒性エタノールが含まれていて、それらが胃の内壁や小腸によって血流に流れいります。
肝臓はアルコールを濾過して、分解する役目がありますから、酵素やほかのペプチドを使って、アルコールを安全に排出させようと頑張るわけですね。
まず、アルコールはアセトアルデヒトという毒性のある化学物質です。これが二日酔いの原因になったりするんですが、一方で別の酵素がアセトアルデヒドを、完全に無害の物質で、尿として排出されてしまうアセテートに変えちゃいます。
ここで適量のお酒(これは個人の肝臓処理能力によります)なら、まぁそれなりに処理されていくんですが、いわゆる「飲み過ぎ」状態になると過剰な量のエタノールを処理するのに、肝臓が四苦八苦するわけですな。
そして処理しきれなかった余分なエタノールは、血流を循環し、最終的に脳に達してしまいます。本来脳は、特殊な細胞と蛋白質でできたフィルターである血液脳関門のおかげで、バクテリアや毒素はを締め出す構造を持っています。
しかし、エタノールは脂肪とくっつくため、脂肪細胞膜をもつフィルターを通り抜けて、脳に到達してしまうんです。そしていったん、アルコールが脳に到達すると、ニューロン間の信号伝達をめちゃくちゃにしてしまい、調整、バランス、流暢なしゃべりなどを正常に機能させなくします。典型的な酔っぱらいの症状ですね。
ちょっと専門的になりますが、脳は二つの伝達物質を使って、細胞間の伝達をはかっています。それはガンマアミノ酪酸(GABA)とグルタミン酸塩といわれる物質です。
抑制性神経伝達物質であるGABAは、脳内でニューロンに信号をほとんど送らせず、一方のグルタミン酸塩には、逆に興奮性神経伝達物質の性質があります。エタノールは、この信号伝達に干渉して、両方の受容体にとりつき、それらが受け取るニューロンを変えてしまうわけですね。
特にGABAの量が増えて、グルタミン酸塩が減ると、脳の活動が顕著に低下します。ですから、酔っぱらった状態は脳が正常に機能していないんですね。
運動を調整する小脳の活動が抑制されることで千鳥足になり、自制や社会的抑制をつかさどる脳の部位が抑圧されると、やたらと気持ちが大きくなって、感情的になったり、危険な決断をしやすくなったり…
しかし、体がエタノールを処理し続けているため、通常なら飲酒の影響は徐々に弱まっていきます。適度なアルコール摂取なら、深刻な危険にはつながらないにもかかわらず、やはりアルコールは体にとって毒ですよね。発癌性もありますし…。
あと、短時間に大量のアルコールを摂取することにより、アルコール中毒を引き起こし、脊髄が働くのをやめてしまうという深刻な状態になり最悪、心拍や呼吸といった生命に不可欠な機能を停止させてしまう事態になったりします。
まぁ、普通に考えて酩酊したり、気持ちがハイになったりする作用があるなんて身体に悪いに決まってますよね。
いわゆる「麻薬」といわれる悪いもの(笑)の括りでも大麻に含まれるのは、テトラヒドロカンナビノール、覚醒剤に含まれるのはメタンフェタミンという物質です。
そして酒に含まれるのがアルコールってだけで、まぁ作用は麻薬の一種と考えて間違いありません。法律的にオッケーなだけですからね。
そう考えると、飲酒ってどうなんでしょうね〜…
酒は百薬の長なんていうのは、もはやかこの話ですよね(笑)
ですから、まず自分は毒を飲んでいるって自覚を持つことが必要かもしれませんねぇ…
って最近、アルコールに関して悪い話ばかり書いてますけど…
私的には、決して批判してるわけではないですよ。自分も飲みますしね。
ただ、今日の話でも頭に入ってると、これ以上飲んだら脳にアルコールがまわっちゃうとか、ちゃんと理解して自分の適量を楽しめるようにしないとね。
って自分に言い聞かせながら、今日も乗り切っていきましょう〜
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院