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2016年08月19日 [からだのこと]

二度寝ってのは二回寝る事をさすんですよ。

お疲れ様です。院長です。


8月19日金曜日。

やたらと疲れてる金曜日(笑)

今週は月、火とお盆休みで少なかったにも関わらず、このダルさ(;^ω^)

オリンピック中継を何となく見ちゃうってのもありますが、どうも寝不足気味な気が…

そこで、今日はそんな睡眠のお話。

まず、みなさんも経験あると思うんですが、8時間寝たのにダル重〜とか、逆に6時間しか寝てないのにシャッキリしてるなぁ〜とか…

この現象、基本的に眠りの「質」ってことで括られていましたが、意外とそれだけではないのかもしれませんってお話。



人に必要な睡眠量には個人差がありますが、一般的には7〜8時間の場合が多いと言われています。

また日本人の場合だと、7時間前後の睡眠が、平均余命を長くするとの研究報告もあるようですが、その睡眠パターンはずっと眠り続けるのではなく、一度起きてまた寝るという「二度寝(二峰性の分割型睡眠)」こそが科学的にも歴史的にも適しているという研究結果があるそうなんですよね。


あ〜…


私は結構これかもしれません。

しかも、もっと分割する感じ。二度寝というより、1時間の仮眠を3回とっても、3時間とカウント出来る位、バラバラに寝ても大丈夫なタイプです。

って、これは二度寝とは言わないですね(^^ゞ



1990年代初頭、精神科医のトーマス・ベーアは被験者グループを毎日14時間、暗闇状態の部屋に入れるという実験を1ヶ月間続けました。

その結果、被験者らの睡眠パターンは4週間目で分割型睡眠に変化していったそうです。

被験者らは例外なく、4時間寝たところで目を覚まし、起きた状態が1、2時間続いた後でまた再び4時間寝るという特異な睡眠パターンとなったらしいのです。



2001年、バージニア工科大学の歴史学者ロジャー・エキリッチは、過去16年にわたる研究により、人間は本来「二度寝」をしていたという歴史的証拠を大量に集めた著書「At Day's Close: Night in Times Past」を出版。これによれば昔の人は夜中に起き出してトイレに行ったり、タバコを吸ったり、なかには近所の人に会うために出かけていく人もいたそうで、寝ている途中で起き出して活動することは昔は「ごく当たり前に」行われていたのだそうです。


現在のような照明器具がなかった時代、人々は夕暮れ2時間後に就寝し、一旦起きて1.2時間過ごし、また寝るというパターンを繰り返していたといいます。

この分割型睡眠の習慣は、街灯及び家庭用照明の発達により、17世紀後半頃から徐々になくなり始め、1920年代には社会意識から完全に消滅してしまったそうなんですが…


人間の睡眠サイクルは60〜100分を1サイクルとし、それを数回繰り返して行われると言われています。

サイクルの終わりに一旦目が醒めることはそう珍しいことではありません。

8時間近くずっと寝ていることが困難な、持続型不眠症などの睡眠障害の多くは、元来人の体が二度寝に適していることに起因しているのではないかとエキリッチ氏は分析しています。



なるほど…


そういうDNAが発動してるわけだね。


年齢を重ねると、この持続型不眠症と呼ばれる「途中覚醒」の入る睡眠障害を訴える方は増えてきます。

これは、今までの説だと、年齢的にそこまでの睡眠(安静状態)が必要でなくなったからという説明だったんですが、この睡眠サイクルに当てはめれば、途中覚醒も自然の事と考えられますもんね。

じゃ、逆に若い人(もちろん若くても持続型不眠の方はいますが…)は何故4時間以上続けて寝れる(寝る必要がある)のか?


この睡眠サイクルのDNAが本当なら、この若い人たちのほうが問題だという事になりますよね。

つまり本来、4時間寝て1、2時間起きて、また寝るってサイクルが適切なのに、これでは身体が(脳も含め)休まらないから、長時間継続して寝てしまうんじゃないかと…

「頭」と「身体」の使い過ぎ現象が起こってるというわけです。


ですから、一つの目安として4時間ほど眠って、目が覚めない場合、脳を含めた身体が限界を超えてる可能性があるかもしれませんね〜。


私は結構目覚めるタイプで、途中覚醒とまではいきませんが、ひどい時は1時間ごとに目覚めたりもします。

でも、合計時間でそれなりに寝れてれば、まぁ普通に過ごせるんですが…


という細切れ睡眠は別としても、この「途中覚醒サイクル」というDNAは本当に残ってるようなので、これを踏まえてこれからは夜中、朝方に目覚めてしまっても、「本来の姿」と思えれば「寝なきゃ!」と焦る事はないですもんね。


ってなことで、睡眠の新しいパターンについてのお話でしたが、いかがでしたか?


ま、私の場合、朝は普通に起きられても、昼間も眠くて仕方ないんですがね(^^ゞ


てことで、今日も快眠を求めて、一日頑張りましょう〜






nihiki





京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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