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2016年07月24日 [スタッフのこと]

減りゆく味蕾と味覚と嗅覚

おはようございます

サンデーカヨです。
今日も味覚についてのお話をしてます


ヒトには甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の5つの味覚がを感じることができますが、何を食べても味が薄く感じたり、また全く味を感じなくなることがあります。


また、口の中に何も入ってないのに塩味や苦味を感じたり、もともと大好物のものを食べても、まずく感じてしまうこともあります。


これを味覚障害といいます。



…食いしん坊の私には辛い障害です笑




味覚障害の原因は、いろいろです。
基本的には加齢により、感覚が鈍ることが原因のものが多いようです。


味覚を感じるところである味蕾は、10歳〜12歳でピークの1万個になり、そこから減っていく一方です。


65歳以上になると、その数は2分の1、更には3分の1程度になってしまいます。


加齢によるもの以外には、薬を飲んでいる内に亜鉛不足になり、味蕾が形成されなくなるもの、また極端なダイエット、コンビニ弁当やスナック菓子をよく食べるなど、栄養の偏りによる亜鉛不足によることもあります。


あとは、近年増え続ける脳卒中(脳血管障害)や、アルツハイマー型認知症などの症状としても、味覚障害がでることがあります。


これらの場合は、必ず病院で治療が必要です。早めに病院にいかないと、治りにくくなってしまいす。





一方で、あまり心配しなくてよい、一時的な味覚障害もよくあります。


それは、風邪、副鼻腔炎、アレルギー性 鼻炎などの鼻腔の炎症によるものです。


だれでも一度は経験していると思います。


風邪を引いた時、何を食べてもなんだか味が変になって、食欲がなくなってしまったこと…



ありませんか?



あれも、立派な一時的な味覚障害です。




この場合の味覚障害は、舌というよりは、鼻がダメになっておこる味覚障害です。


犬や猫は、匂いに敏感で、食べ物を判断したり、好物の決めてとなるのは、味覚というより嗅覚をつかっているということは、先週お話しました。



ところが、人間もどうやら犬や猫と同じようなのです。



人が食べ物を食べた時、舌で味を判断しているのは20パーセントに過ぎなくて、そのほとんどが鼻で味を感じて判断しているのだそうです。



これはつまり、味の決め手の8割が鼻。


ちょっと意外じゃありませんか??


私は、食べ物を食べているとき、舌で「美味しいなぁ」と感じて味わっていると思ってました。



もちろん、嗅覚が味覚を左右するのは、わかります。お肉が焼けるおいしそうな香りを嗅ぐと、食欲をそそられますからね。


でも、匂いが味の8割方をも占めるとなると、毎日の食事に対する見方が変わりそうです。


もっと香りに気をつかってメニューを決めたり、調理方法を考えたほうがよいかも知れませんね。




嗅覚と味覚の関係について、次回もお話していきたいと思います。




nioi




京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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