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2024年02月19日 [からだのこと]

脳メカニズム

お疲れ様です。院長です。

2月19日の月曜日でございます。

2月は日数が少ないうえに、祝日も2日あるんですよねぇ。

今週の金曜日は天皇誕生日ですから、世間じゃ三連休でございますな。

天皇誕生日…。

令和も6年目ですが、まだ覚えられませんな(笑)

ではネタにいきましょう。

なんでも、知覚から得た情報を脳に伝達して記憶する符号化メカニズムを解明したんだとか…。

これだけでは何の事だかさっぱりですが、詳しくみていきましょう。

記憶力とは人それぞれ違いますが、大体において自分の部屋や学校の教室、あるいはオフィスの様子など、私たちは普段生活している場の風景を細かいところまで鮮明に思い出すことができます。

ですが脳はそうした知覚情報をどのように記憶しているのでしょうか?

このほど発表された研究では、脳の知覚領域と記憶領域との間で情報のやり取りをするために使われる、符号化メカニズムが明らかにされたわけなんです。

ま、簡単に言うと、知覚したものを記憶させるための符号ですわね。

説明になってませんが、それによると、情報をやり取りする知覚領域と記憶領域は、お互いに対立しながらも連携するという、不思議な協力関係にあるようなんです。

これまでの説では、脳の知覚を司る領域(知覚系)は、目で見た世界を”ありのまま”に表現するとされてきました。

つまり、光が網膜に入ってくると、視覚野はその刺激に素直に反応して外の世界を描き出そうとするわけです。

一方、脳の記憶を司る領域(記憶系)は、それとは対照的と考えられていました。

つまり、記憶系は目で見た物理世界を素直に覚えようとはしないで、世界の細かい様子は省略され、かなり抽象的な形に変換されたうえで保存されると…。

ところが今回の研究チームによるなら、そのような説は、脳が情報を変換して記憶したり、思い出したりするとき、知覚系と記憶系とで何らかの共通のメカニズムがある可能性を見落としていると…。

ダートマス大学のアダム・スティール氏の解説によるなら、それはいわば「写真のネガ」のようなもので、脳は世界をネガとして記号化し、それを使って知覚系と記憶系と間で情報をやり取りしていると考えられるという話しなんですな。

今回の研究は、磁気共鳴機能画像法(fMRI)でそうした脳の働きを観察したものです。

その結果、脳内の知覚系と記憶系は、お互いに対立しながら連動するという、興味深いメカニズムで働いていることがわかったそうです。

たとえば、光が網膜に入ってくると、脳の視覚野が活発になり、その光のパターンから世界を描き出そうとします。

このとき記憶系も光に反応するのですが、視覚系とは逆にむしろ活動が少なくなるそうなんです。

つまり目で何かを見るとき、視覚野はその情報を処理するために大忙しとなるわけですが、記憶系はその間はヒマそうにしていると…。

ところが、目で見た風景の記憶を思い出そうとすると、それが逆転するわけですね。

目を閉じて風景を思い出そうとすれば、今度は記憶系が大忙しになり、知覚系の働きは抑えられるわけです。

まぁ、目を閉じてる時点で視覚系は活動がダダ下がりですわね。

今回の研究が示しているのは、脳が目で見た情報を思い出したり、注意を逸らしたりするとき、記憶系が視覚の共有情報をどのように利用しているのかということです。

研究チームは今後、こうした知覚系と記憶系のつな引きのような相互作用が、アルツハイマー病などの脳の病気を治すヒントにならないかどうか探っていく予定であるそうです。

脳の活動の中でも、この記憶に関する部分は、まだまだ解明されてない事が多いですから、この研究も今後が楽しみですねぇ。

なにより、脳の記憶領域に関することがもっとひろく解明されれば、記憶力が低下していくメカニズムも分かるでしょうし、それが分かれば記憶力を元に戻す事も可能かもしれませんしね。

どうかわたくし院長の記憶力がこれ以上低下する前に、全容解明といってもらいたいもんですな。

ではまた〜。





京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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