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2024年01月16日 [色々なこと]

スフィンクスとヤルダン

お疲れ様です。院長です。

1月16日の火曜日でございます。

1月も折り返しを過ぎ、後半戦に突入です。

これから寒さが一段と厳しくなりますなぁ。

この時期は、急な大雪とか気を付けないとね。

ではネタにいきましょう。

今日は歴史とミステリー、スフィンクスについてのお話しです。

なんでも、ギザの大スフィンクスは人間だけで作ったわけではないという説が浮上してるんだとか…。

エジプト、ギザの大ピラミッド同様、大スフィンクスもまた、何世紀も考古学者を悩ませてきた謎に包まれている存在です。

まぁ、あんな建造物、謎とか言いようがないですもんね。

で、今回新たな研究によって、誰もつかんでいない答えが浮上してきたかもしれないんです。

この大建造物が造られた当時の気候条件を再現してみたところ、この記念碑の基礎形状はまずは自然の侵食によってでき、細かい部分の仕上げをやったのが人間である可能性が出てきたそうなんです。

この研究を行った、ニューヨーク大学の研究者、リーフ・リストロフ氏はこう語っています。

研究室での実験から、スフィンクスのような巨大構造物が、元となる材料が速い流れによって侵食されてできあがった可能性があることがわかりました。

これまで、ギザのスフィンクスの建造時はエジプトの青銅器時代より前であり、純銅の鑿(のみ)と石のハンマーを用いて、長い時間をかけて彫り出されたと考えられていました。

ですが、自然の浸食を利用したのであれば効率的に早く作ることができただろうと考えられます。

つまり今回の研究はかなり現実的なスフィンクスの起源説だと言えるかもしれません。

実験を行うに至ったきっかけは、世界中の砂漠には、ヤルダンと呼ばれる奇妙な形状の岩が点在しているのに気づいたことだったといいます。

ヤルダンは風による侵食によってできる奇岩で、その形がスフィンクスのような形になることが多いんだとか…。

こうした事実から、この象徴的な像は、もともとは自然にあったヤルダンから始まり、頭は人間、体はライオン、ワシの翼を持つ架空の生き物として、古代エジプト人が頭に思い描いた姿に仕上げたのではないかという今回の仮説につながったわけです。

人間がゼロから削ってスフィンクスを造り上げたのではなく、砂漠にあった既存のランドマークにうまいこと手を入れた結果なのかもしれないと…。

座ったり、寝そべっているように見える生き物に似たヤルダンが、実際に存在します。

これは、私たちの結論を裏づける大きな助けになりそうです。

これがそのヤルダンとよばれる岩たちです。

確かに、ここから仕上げをかければ、簡単にスフィンクスとか作れそうですよねぇ…。

少なくとも、一から作るよりかなり楽だと思われます。

そしてこの仮説の正当性を証明しようと、より固く侵食されにくい材料を内部に埋め込んだ、柔らかい粘土でできた塚を人工的に造り、ギザの大地を模倣してみました。

これを水の流れるトンネル内に設置し、エジプト北東部に吹き荒れる卓越風(その地域に頻繁に現れる風)を再現してさらしてみました。

水の速い流れが、表面の粘土層を削り取っていくと、侵食されにくい内部の材料が円筒形の頭部の形になり、そのせいで風陰ができて、それが体部分を保護する形になりました。

その後、スフィンクスの背中が、乱流後流(物体が通過した後の痕跡)によって削られて緩やかなカーブを描き、頭部の下の急流のせいで、この生き物の首、前肢、肢先ができたと…。

論文著者たちは、ギザにおけるヤルダンの形成が意味するものの可能性をまとめ、「この研究結果は、古代人たちがエジプトの砂漠でなにに出会ったのか、なぜ、彼らがこの空想上の生き物を想像したのかを示してくれる」と結論づけています。

この仮説、ものすごく納得させられましたよ。

大体、こういう説って、んん??ってもんが多いんですが、これはきっとそうだろうと思えます。

ま、もちろん、基本的に答えは分からないんですけどね。

ですが、この理屈ではピラミッドが説明つかない気がするんですけどね。

あの形状の正確さは、自然石から切り出すとか言うレベルじゃない気がするんですが…。

ま、そっちの謎もそのうち解明されるかもしれません。

期待しましょう。

ではまた〜。









京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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