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2023年12月20日 [動物のこと]

ヒトデの頭

お疲れ様です。院長です。

12月20日の水曜日でございます。

12月もついに20日過ぎました。

やはり、20日をこえると完全に年末ですな。

色々な雑務は今週中に終わらせて、いい感じで年末年始を迎えたいですなぁ。

ではネタにいきましょう。

今日の主役はヒトデでございます。

ヒトデって、あれ、何者かご存知ですか?

まぁ、海水浴なんかで、見たことはくらいはあると思うんですが、生きてんのか死んでんのかもよく分からない謎の生き物ですよね。

多くの種は星型をしていて、中央の盤(ばん)と、そこから放射状に5本の腕(種によってはもっと多い)が伸びています。

最新の研究によるとヒトデには胴体がなく、腕を含めて体全てが頭なんだそうなんですよ。

これはサウサンプトン大学やスタンフォード大学などのチームがヒトデの遺伝子を調べたことで明らかとなったそうです。

つまり彼らは頭部だけで海底を這いずりまわっていると…。

ヒトデ・ウニ・ナマコといった「棘皮動物」は、魚と同じく海ではおなじみの生き物たちです。

いずれもユニークな形をしていますが、中でもヒトデは多種多様です。

人の顔ほども大きなもの、ゴム手袋みたいなものなど、ヒトデと一口に言ってもさまざまですが、共通しているのは星型であるところでしょうか。

腕の形は5本が多く、中にはもっとたくさんの腕をもつヒトデもいます。

もっとも古いヒトデの化石は、最古の恐竜より2億年以上も前のものがあるそうで、その頃から星型ですから、その体が合理的なものであろうことはわかります。

それでもなぜ星型になっているのかを理解するのは難しい。

棘皮動物の体の部位が、ほかの動物の体とどう対応しているのか、科学者にとっても謎に包まれていると研究チームの1人、英国サウサンプトン大学のジェフ・トンプソン氏はプレスリリースで説明しています。

ヒトデに近い左右相称動物ならば、その体は頭・胴体・尾に分かれているはずですがヒトデの場合、その体のどこが頭で、どこが胴体なのか判然としません。

そこで今回の研究チームは、ヒトデの遺伝子を調べることで、「棘皮動物」が「後口動物」(左右相称動物の1グループ。棘皮動物・脊索動物などが含まれる)のどこに位置しているのか特定を試みました。

分析対象となったのは、「バットスター(Patiriaminiata)」というイトマキヒトデの仲間です。

RNAトモグラフィと原位置ハイブリッド形成法という方法で、彼らのどの遺伝子のスイッチがオンになっているのかを示す3次元マップを作成し、そこから彼らの体の秘密が探られました。

まず体の前後への発達に関係する「前後軸パターン形成」の転写因子(遺伝子のスイッチを制御するタンパク質のこと)を見てみたところ、ヒトデではそれが腕の発達に関係していることがわかったそうです。

ですが、それよりも目を引いたのは、ヒトデには重要なものが欠けていたことです。

それはほかの後口動物では、胴体を発達させる遺伝子でした。

「ヒトデの遺伝子の発現を、脊椎動物などのグループと比べてみたところ、体の設計の重要な部分が欠けているようでした」と、トンプソン氏は説明しています。

胴体を作る遺伝子のスイッチが、ヒトデの外胚葉(初期胚にみられる構造の1つ)ではオフになっていたんです。

それはつまりヒトデの体全体は、ほかの動物でいう頭部に相当するということになると…。

こうした結果からは、ヒトデをはじめ棘皮動物がかつては胴体を作る設計図を持っていたにもかかわらず、どこかの時点で捨て去ってしまった可能性がうかがえるそうです。

それは大胆な戦略ですが、少なくとも棘皮動物に関して言えば、うまくいったようですね。

全て頭と言っても彼らは脳も血液ももっていません。

体に分布する感覚細胞で受けた刺激を神経で各器官に伝えています。

匂いの感覚細胞が体表全体にあるため、匂いで餌を探り当てることもできるようです。

また、中央の盤さえ残っていれば何度腕を失っても再生可能だそうです。

今回の発見は、棘皮動物がなぜあのようなユニークな姿をしているのか理解するヒントであるとともに、大昔の化石を解釈する新しい道具をももたらしています。

「この研究は、棘皮動物の体が、想像以上に複雑に進化してきており、この不思議な生き物たちについてまだまだ知らないことがたくさんあることを物語っています」と、トンプソン氏。

10年間、棘皮動物を研究してきた同氏ですが、今回の発見によって、ヒトデという動物を見る目がガラリと変わってしまったそうです。

まぁ、ヒトデの研究をねぇ…(笑)

それが何かの役にたつなら、いいんですけどね。

まぁ、ええけど(笑)

ではまた〜。









京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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