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2023年11月07日 [色々なこと]

海水から真水

お疲れ様です。院長です。

11月7日の火曜日でございます。

11月も1週間が過ぎ、徐々に冬になっていくのと、年末も近付いてきてます。

またひとつ歳とっちゃいますねぇ(笑)

てことで、今日もネタにいきましょう。

よく、日本人は水はタダだと思ってる、なんて言われますが、世界中には飲料水が足りなくて困っている国や地域がたくさんあります。

そこで今日のネタですが、なんでも海水から水道水より安いコストで、飲料水を生成するシステムが開発されたんだとか…。

海と太陽の恵みを利用して、電気を使うことなく、海水を真水に変えることができる、超効率的な淡水化システムが開発されたそうなんです。

マサチューセッツ工科大学と上海交通大学の研究チームが開発したこのシステムは、海が広大な「循環を起こす仕組み」と「太陽の光」を利用して、海水から塩分を取り除きます。

このシステムを、小ぶりのスーツケースほどサイズにすれば、1時間に4〜6リットルの飲料水を作れるほど効率が良く、そのコストはなんと水道水よりも安いといいますから、これが世界のスタンダードになるんでしょうか。

この新しい淡水化システムは、海の広大な循環がヒントになっているそうなんです。

一見止まっているかのような海なんですが、じつは地球規模の大きな循環が起きているそうなんです。

海面の海水は風に吹かれることで蒸発し、あとには塩分が残されます。

すると海面の海水は塩分が濃くなるとともに、水温が低くなることもあわさって密度が高くなるんだと…。

そのために海水は下へ沈んでいくそうなんです。

下?

下と言われても、ちょっと意味は分かりませんが、そういう仕組みになってるそうなんです(笑)

この海水の温度と塩分濃度の違いを原動力として生じる海の循環を「熱塩循環」というそうです。

今回の淡水化システムは、こうした海水が循環する仕組みを再現したものなんだそうです。

システムは、「ステージ」という複数の層で構成されています。

各ステージは上半分が「蒸発器」となっており、太陽光の熱で海水を蒸発させ、塩分を取り除いていきます。

立ち上った水蒸気は、「凝縮器」であるステージの下半分に移動していきます。

水蒸気はここで冷やされて、また液体に戻るわけです。

そしてそれは、普通に飲料水として飲むことができる、ただの真水になってるわけです。

研究チームが過去に作った淡水化システムでは、取り除かれた塩がたまって、たった数日で詰まってしまうという欠陥があったそうなんです。

最新の淡水化システムは、塩をシステム内を流れる水の循環に利用することで、この問題を克服しているそうです。

しかも、この水は水道水よりも安いってんですから、スゴイ発明といえるでしょうねぇ。

このシステムを試作して実験した結果、各ステージを1平方メートルまで広げれば、1時間に最大5リットルの飲料水を作れることがわかったそうです。

しかもそれだけでなく、特にメンテナンスをしなくても、数年間は安定して働いてくれるそうなんですよ。

そのおかげで、スーツケースくらいの大きさにすれば、水道水よりも安く飲料水を作れると考えられるそうです。

研究チームによると、水道水よりも安い淡水化システムが完成したのは、史上初めてのことだということです。

自然の力だけで海水を真水に変えるので、電気がきていない地域でも使えるという特長もあります。

研究チームは、近い将来この淡水化システムをスケールアップすることで、家族が少ない家庭の1日の需要を満たせるだけの水を作れるようにしたいと考えているそうです。

電力を使わないってのも素晴らしいですよねぇ。

サイズもスーツケースくらいって話ですし、本当に完成すれば使い道は無限にあるんじゃないんでしょうかね。

この研究は今後に期待大ですな。

ではまた〜。









京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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