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2023年03月10日 [色々なこと]

ダ・ヴィンチと引力とニュートンと…

お疲れ様です。院長です。

3月10日の金曜日でございます。

気付けば、3月も1/3が過ぎましたね。

まだ朝晩は寒いですが、昼間は春を思わせますねぇ。

服装選びなんかで悩まされる頃ですが、すぐに暑くなりますよ。

てことで、今日もネタにいきましょう。

今日は歴史が変わるかもってなロマンあるお話しです。

主役は、あのレオナルド・ダ・ヴィンチです。

あらゆる分野に精通し、比類なき万能の天才として知られている、レオナルド・ダ・ヴィンチが没して5世紀が過ぎましたが、いまだ彼の残した偉業は完全には解明されていません。

新たな研究で、ダ・ヴィンチは、万有引力の法則を発見したといわれているニュートンよりも100年以上前に、重力の存在に気が付いていたことが、彼の残したスケッチから明らかになったとんだとか…。

アイザック・ニュートン(1643年1月4日 - 1727年3月31日)は17世紀後半に、木から落ちるリンゴを目にして、重力の概念をひらめいたとされています。

ですが、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年4月15日 - 1519年5月2日)は、その100年以上前から、重力について理解していたようなんです。

最新の研究では、「アランデル手稿」というダ・ヴィンチのノートに描かれた三角形を分析しています。

それによると、彼のスケッチは「重力による物体の運動」と「実験者が作り出した運動」とが「等価」であることを表しており、重力がある種の加速度であることをダ・ヴィンチが認識していたことがうかがえるそうなんです。

ダ・ヴィンチが思案していたのは、リンゴではなく、水瓶なんだったそうです。

水瓶を真横に倒せば、もちろん中から水が流れ出てきます。

そのとき、落下する水の速度に合わせて、水瓶を水平に引いたらどうなるか?と…

落下する水滴を「斜辺」、それが落下した距離と水瓶の動きを「底辺」や「高さ」と見立てると、そこに「二等辺三角形」が出現します。

ダ・ヴィンチはスケッチでこのことを指摘しています。

これがそのスケッチです。

ダ・ヴィンチは、水の落下速度が一定ではなく、だんだんと加速することや、もはや水瓶の動きによって影響されないことに気づいていました。

つまり水瓶を等速で動かしても落下物は直線にならず、水瓶を加速させることで落下物が直線になることを指摘したようなんです。

じつは、このような落下する物体の速度が時間とともに変化するという認識は、地球の「万有引力定数」を求めるうえで重要な一歩だったものです。

カリフォルニア工科大学のモルテザ・ガーリブ氏らは、今回の研究でこう述べています。

約500年前、レオナルド・ダ・ヴィンチは、重力の謎と加速度との関係を明らかにするべく、想像力と卓越した実験技術による独創的な実験を行いました。

傑出した頭脳を持つダ・ヴィンチは、この落下する物体の加速度を数学的に表そうとしていたようなんですが、完璧にはできなかったようです。

もしかしたら、当時はまだ正確に時間を測定する手段がなかったことや、のちにニュートンが考案する微積分学もなかったことが原因かもしれない。と…。

それでもダ・ヴィンチの手法からは、現代知られている万有引力定数の97%の値が算出されることがわかっています。

ガーリブ氏らによると、もし彼が手稿に描かれていた実験を実際にやっていたのであれば、意図的に重力の効果を発生させた人類最初の人間がダ・ヴィンチだったとしてもおかしくないという事らしいです。

同氏らは、幾何学のような当時でも使えたものを駆使して、未知の謎を探求したダ・ヴィンチのやり方に感動したとのこと。

そうした創意工夫は、現代の科学でも有効なものです。

ガーリブ氏は、「ダ・ヴィンチがさらなる実験をしたのか、この問題をさらに深く探究したのかどうかはわかりません」と語っています。

ですが1500年代初頭に、早くもこの問題に取り組んでいたという事実が、ダ・ヴィンチがいかに先進的な人間だったのか実証しているとのことです。

さすが、天才と呼ばれる人は違いますねぇ…。

何気ない事に疑問を感じ、それを追求してしまう…。

ま、何とかと紙一重的な匂いも感じますがね(笑)

ではまた〜。






京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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