2016年06月17日 [からだのこと]
摂食障害と自己免疫
お疲れ様です。院長です。
6月17日金曜日です。
今週も、とりあえずここまできましたねぇ…
梅雨の鬱陶しさと、一週間のお疲れが出る金曜日。
みなさん、体調には十分注意して下さいね。
そんな、体調を管理するにあたり、指標となるのが睡眠と食欲です。
このブログでも、よく睡眠のお話はしますが、今日は食欲の病気について…
食欲の病気といえば、みなさんご存知の拒食症に過食症ってのがありますよね。
あと、「私、全然食べてないのにちっとも痩せない」病とか…(笑)
これも含めて、こういった症状は「摂食障害」という括りで、今まではどちらかと言うと精神的な疾患として考えられてました。
ですが、こういった摂食障害、バクテリアが免疫システムに作用し、脳に働きかけることによって起こることがあるってことを、ランカスター大学の研究が明らかにしたんですって。
では、症状をおさらいすると同時に、詳しい研究結果を見てみましょう。
まず、これですね。
拒食症と過食症。
食べないのが拒食で、食べ過ぎるのが過食症と思われがちですが、どうもそうでもないようで…
まずは、拒食症ですね。
食べないで痩せていく<制限型>と、大食いをし嘔吐する<過食型>があります。
体重の減少が安心感を達成感を与えてくれる為、やめられないと言われています。
では、過食症とは?
過食症→ストレス発散方法が食べること
「ストレスを感じる → 食べ過ぎる → 食べ過ぎたことに罪悪感を覚えたり、ストレスを感じたりする」という悪循環が特徴です。
ですので、過食症の場合、体重増加にたいしての思いということではないようで、過食症でも、食べ過ぎた罪悪感から嘔吐して、結果痩せてしまうケースもあるようです。
ですから、摂食障害という括りを設けて、体重が標準体重の 80 %あれば過食症で、なければ拒食症に分類と言われています。
なんか微妙ですが、これも「摂食障害」というひとつの「精神疾患」というものが存在しての定義なんですよね。
で、今回の研究結果なんですが、今までは下記の様に…
何らかの原因があり、精神的疾患を引き起こす
↓
摂食障害を起こす
ていう順番だと言われていましたが、摂食障害が起こるのは下記のような順番であるとの結果が出たらしいのです。
細菌感染
↓
細菌が脳に影響を与え、その結果として精神的疾患を引き起こす
↓
摂食障害を起こす
ていう事らしいです…
まぁ、細菌感染といっても、ある日感染して、次の日から摂食障害を起こすとかってより、細菌に感染し、自己免疫のシステムが脳の辺縁系に働きかけた結果、恐怖感のような感情を誘発させるようなんですね。
つまり、もともとあった「食べたら太る」とかっていう感情を、感染した細菌が「恐怖」レベルにまで押し上げてしまうと…
こう言われると納得するような…
ですから、この「摂食障害」男女比は1:10といわれており、基本、女性が罹患するものと考えられています。
そして、いわゆる自己免疫疾患とよばれる疾患(数十種類あります)のほとんどが、女性に罹患率が高いのも頷けます。
他にも、IBS(過敏性腸症候群)や、CFS(慢性疲労性症候群)という疾患も、女性に非常に多く、「バクテリア」が影響していると言われており、消化器内の状態改善(バクテリアを退治するとか)によって症状が改善される可能性があるそうです。
つまり、もともと女性は自己免疫のシステムが弱いため、こういった細菌の侵入によって、免疫システムに問題が起こると…
こういう結論ですかね。
で、細菌感染が、摂食障害の原因とわかったことで、治療法が変わってくると言われています。
従来の、精神科メインの治療ではなく、細菌に働きかける治療薬なんかを投与するなんてことも充分考えられます。
何より、精神的な病と診断されていたものが、実は肉体的トラブルが原因だったとわかれば、自分が摂食障害であることを受け入れやすくなり、その結果、早期的解決につながるかもしれません。
とはいえ、細菌感染とは関係なく、精神的疾患を起こし摂食障害を起こしているケースももちろんあるわけで…
何事も、気持ちの持ちようが大事だなぁと、考えさせられますね。
気持ちの持ちよう一つで、辛い事も楽しくできるわけですから、どうせやらなきゃならないなら、楽しくね…
というわけで疲れが出てくる金曜日を、何とか楽しく乗り切りましょ。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月17日金曜日です。
今週も、とりあえずここまできましたねぇ…
梅雨の鬱陶しさと、一週間のお疲れが出る金曜日。
みなさん、体調には十分注意して下さいね。
そんな、体調を管理するにあたり、指標となるのが睡眠と食欲です。
このブログでも、よく睡眠のお話はしますが、今日は食欲の病気について…
食欲の病気といえば、みなさんご存知の拒食症に過食症ってのがありますよね。
あと、「私、全然食べてないのにちっとも痩せない」病とか…(笑)
これも含めて、こういった症状は「摂食障害」という括りで、今まではどちらかと言うと精神的な疾患として考えられてました。
ですが、こういった摂食障害、バクテリアが免疫システムに作用し、脳に働きかけることによって起こることがあるってことを、ランカスター大学の研究が明らかにしたんですって。
では、症状をおさらいすると同時に、詳しい研究結果を見てみましょう。
まず、これですね。
拒食症と過食症。
食べないのが拒食で、食べ過ぎるのが過食症と思われがちですが、どうもそうでもないようで…
まずは、拒食症ですね。
食べないで痩せていく<制限型>と、大食いをし嘔吐する<過食型>があります。
体重の減少が安心感を達成感を与えてくれる為、やめられないと言われています。
では、過食症とは?
過食症→ストレス発散方法が食べること
「ストレスを感じる → 食べ過ぎる → 食べ過ぎたことに罪悪感を覚えたり、ストレスを感じたりする」という悪循環が特徴です。
ですので、過食症の場合、体重増加にたいしての思いということではないようで、過食症でも、食べ過ぎた罪悪感から嘔吐して、結果痩せてしまうケースもあるようです。
ですから、摂食障害という括りを設けて、体重が標準体重の 80 %あれば過食症で、なければ拒食症に分類と言われています。
なんか微妙ですが、これも「摂食障害」というひとつの「精神疾患」というものが存在しての定義なんですよね。
で、今回の研究結果なんですが、今までは下記の様に…
何らかの原因があり、精神的疾患を引き起こす
↓
摂食障害を起こす
ていう順番だと言われていましたが、摂食障害が起こるのは下記のような順番であるとの結果が出たらしいのです。
細菌感染
↓
細菌が脳に影響を与え、その結果として精神的疾患を引き起こす
↓
摂食障害を起こす
ていう事らしいです…
まぁ、細菌感染といっても、ある日感染して、次の日から摂食障害を起こすとかってより、細菌に感染し、自己免疫のシステムが脳の辺縁系に働きかけた結果、恐怖感のような感情を誘発させるようなんですね。
つまり、もともとあった「食べたら太る」とかっていう感情を、感染した細菌が「恐怖」レベルにまで押し上げてしまうと…
こう言われると納得するような…
ですから、この「摂食障害」男女比は1:10といわれており、基本、女性が罹患するものと考えられています。
そして、いわゆる自己免疫疾患とよばれる疾患(数十種類あります)のほとんどが、女性に罹患率が高いのも頷けます。
他にも、IBS(過敏性腸症候群)や、CFS(慢性疲労性症候群)という疾患も、女性に非常に多く、「バクテリア」が影響していると言われており、消化器内の状態改善(バクテリアを退治するとか)によって症状が改善される可能性があるそうです。
つまり、もともと女性は自己免疫のシステムが弱いため、こういった細菌の侵入によって、免疫システムに問題が起こると…
こういう結論ですかね。
で、細菌感染が、摂食障害の原因とわかったことで、治療法が変わってくると言われています。
従来の、精神科メインの治療ではなく、細菌に働きかける治療薬なんかを投与するなんてことも充分考えられます。
何より、精神的な病と診断されていたものが、実は肉体的トラブルが原因だったとわかれば、自分が摂食障害であることを受け入れやすくなり、その結果、早期的解決につながるかもしれません。
とはいえ、細菌感染とは関係なく、精神的疾患を起こし摂食障害を起こしているケースももちろんあるわけで…
何事も、気持ちの持ちようが大事だなぁと、考えさせられますね。
気持ちの持ちよう一つで、辛い事も楽しくできるわけですから、どうせやらなきゃならないなら、楽しくね…
というわけで疲れが出てくる金曜日を、何とか楽しく乗り切りましょ。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院