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2022年12月26日 [からだのこと]

医療用マイクロロボット

お疲れ様です。院長です。

12月26日の月曜日でございます。

さぁ、クリスマスも終り、いよいよ年末です。

当院は今年は30日からお休みしますが、もう気分はお正月です(笑)

まぁ世の中中がそんな感じでしょうけど、まだ今年も残り5日あるからね。

最後の令和4年を満喫して下さい。

てことで、今日もネタにいきますが、今日は超最新のサイエンステクノロジーなお話しです。

なんでも、Apple、Face IDの開発者が脳に薬を運ぶワイヤレスの小型ロボットを開発したんだそうですよ。

脳に薬とか言われても、ピンときませんが、未来の病院では、小さなロボットが人体に入り込んで、外からは発見できない病気の診断や治療を行っているかもしれません。

米国の「Bionaut Labs」社は、まさにそんな医療用マイクロロボットを開発し、現在人間での治験を行う準備を進めているそうなんです。

開発者であるミハエル・シュピゲルマッハー氏とアビアド・マイゼルス氏の両名は、2013年にApple社がアップルが360億円で買収した、Face IDを開発した「PrimeSense社」の創業者でもあります。

同社はMicrosoft社のKinectを開発したことでも知られています。

「Bionaut Labs」社が開発を進めるマイクロロボットは、磁石による誘導で体内を移動して患部に薬を届けたり、ミクロスケールの医療処置を行うことを目的とした医療用ロボットです。

大きさは全長数ミリの極小サイズですので、注射器を使って、人の後頭部から体内に進入することができるんだそうです。

治療が完了すれば、注射針まで誘導されて回収されるんだとか…。

俄かには信じがたいロボットですが、こういった最先端の医療が、着々と開発されていってるんですよね。

Bionaut Labs社によれば、ロボットはいずれ中枢神経系である脳全体の病気の治療を行う「プラットフォーム」になれる可能性を秘めているとのこと。

また必要に応じて、体内の診断や生検をすることもできるだろうという話しです。

つまり、そのロボットが身体の中を隅々まで調べ上げ、病気がないか、怪しいとこはないか調べてくれるわけです。

シュピゲルマッハー氏がマイクロロボットの研究を始めたのは、部分的な症状であっても薬効成分が体全体に広がってしまうことを知ったからだそうです。

そうした薬は、無用な副作用を生じさせる恐れがあるわけです。

一方、マイクロロボットなら治療すべき患部にのみ集中できます。

また、人間ではなかなか手が届かない場所でも移動できるという強みもあります。

いずれロボットは、アルツハイマー病・パーキンソン病・ハンチントン病・脳卒中など、よくある病気の治療に使われるようになる可能性があるとのことです。

Bionaut Labs社は、動物実験を通じてロボットの大きさと速度を改良し、それが体の組織を傷つけないことも証明済みだそうです。

さらに同社は、人間での治験を行うべく、2回目の資金調達で4320万ドル(約58億円)を集めることに成功しています。

治験では、まずロボットが脳腫瘍の治療薬を運ぶ様子を観察。

さらにダンディ・ウォーカー症候群という小児神経疾患に対する処置(嚢胞に穴を開ける)を行う予定であるそうです。

なお、このロボットはすでに、米国食品医薬品局(FDA)から「人道的使用」の承認を得ています。

つまり患者の命を救う手段がほかにない状況では人間に使用できるということですな。

また希少疾病用医薬品(必要性が高いが、患者が少ないため、製薬会社が利益をあげられない医薬品)にも指定されているそうです。

まぁ、今から人体で治験していく話ですから、実用化されるのはもっと先でしょうけど、医学もこの方向に進んでいくんでしょうね。

こういった技術といいますか、道具といいますかが発達していけば、お医者さんのスキルも上げていかなきゃですよね。

わたくし院長の生きてるうちには、完成しないかもですが、楽しみなロボットですな。

ではまた〜。






京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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