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2022年12月11日 [からだのこと]

(302)サンデーイルネス(仮)内耳奇形について

お疲れ様です。院長です。

12月11日のサンデーイルネスでございます。

12月も1/3が過ぎてしまいました。

もう日曜日はあと2回しかありません。

ちなみに、来年は元日から日曜日ですが…。

2022年、令和4年を振り返り、どんな一年でしたでしょう。

このサンデーイルネス、基本的に病気のお話しですから、この一年、とりあえず健康に過ごせたなとは思います。

特にコロナの影響から、感染症対策を行っていた事もあり、去年に引き続き、風邪ひとつひいてないですねぇ。

特に疲れた感もないですし、そう言う意味ではいい一年だった気がします。

ですが、やはりコロナの影響から、当院も患者さんが激減しておりまして、そちらの方は来年こそはって感じですけど、またコロナも増えたりしちゃってますから、もういい加減にしてくれ的な感じはしますね。

まぁ、ここまで感染症が流行したことって、おそらくみんな初体験だったでしょうし、何が正しいのか分からないってのはあると思いますが、同じ事を繰り返すのもねぇ…。

繰り返すうちに慣れるというのはありますが、何ら状況は変わってないってのもどうかと思いますけどね。

てことで、今日も本題にいきましょう。

今日のイルネス辞典は、「内耳奇形」について解説していきたいと思います。

まずはどんな病気かってことですが、内耳は、胎生5カ月でほぼ完成しますが、さまざまな原因で内耳の形成がうまくいかないことがあります。

これらの形成不全の状態には、内耳の発育が欠如したもの(ミッシェル型)、蝸牛(かぎゅう)の回転数が少なく前庭(ぜんてい)や半規管(はんきかん)も形成不全を起こしているもの(モンディーニ型)、蝸牛・球形嚢(きゅうけいのう)に変性が認められるもの(シャイベ型)、蝸牛の形成不全(アレクサンダー型)、前庭の形成不全(ビング‐シーベンマン型)などがあり、このなかではモンディーニ型の頻度が高いようです。

また、最近わかってきた新しい型の奇形として、前庭水管拡大(ぜんていすいかんかくだい)症候群があります。

では原因は何かってことですが、母体内で体が発育する時に、耳の発育が停止してしまったことが原因です。

内耳には蝸牛と前庭がありますが、その全部がうまく発育しなかった人もいれば、細胞、あるいは骨のなかの内耳器官のみが発達していない人などもいます。

しかし、耳以外の体のほかの部分は、正常に発育していることがほとんどです。

胎児の耳の発育不全の原因は不明で、母体内の外因要素(サリドマイドなどの薬剤や風疹(ふうしん)などの感染)や、突然変異による染色体異常(せんしょくたいいじょう)などが考えられています。

症状の現れ方としては、先天性あるいは小児期からの聴力障害を伴うことが多くあります。

また、めまいもみられます。

診断にはCT、MRIなどの画像検査が行われます。

現在はCTの解像力が向上し、蝸牛・前庭・半規管や内耳道・前庭水管・頸静脈球などもかなり詳細に描出可能になっており、MRIを用いればリンパ腔そのものも描出でき、内耳奇形の多くが診断できます。

治療の方法は、多くの原因が胎児の時のものです。

この内耳奇形は手術でも治らず、今の医学では一方の聞こえる耳を大切にするほかしかたありません。

まれに、両耳の内耳奇形で乳幼児から両耳とも高度難聴で、将来的にコミュニケーションができないと考えられる時は、乳幼児から補聴器の聴能訓練を行います。

最近では人工内耳をつけることもありますが、本質的な治療にはならないことが現状です。

生まれつき、あるいは小さい時に聞こえが悪いことに気がついたら、早めに専門医を受診します。

両方の聞こえが悪い時には、早い時期に適切な検査と治療が必要です。

また、先天性の難聴には奇形だけでなく他の原因のものもあるので、早いうちに専門医の診察を受けることが重要です。

いかがでしたか。

では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。









京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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