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2022年11月13日 [からだのこと]

(298)サンデーイルネス(仮)単純性肥満について

お疲れ様です。院長です。

11月13日のサンデーイルネスでございます。

11月も前半が終わり、中盤に差し掛かってきましたよ。

もうそこそこ冬ですな。

朝晩はかなり寒いですし、昼間に暖かい日もありますが、それでも冬の空気に変わってきてますよね。

当分、寒さとの戦いですな。

毎年、暑いよりはいいですよ〜とか言うてたんですが、ここ数年、寒さが堪えるようになってきました。

特に、手足の冷えがつらくて、これも歳のせいかと思う毎日ですわ(笑)

今から、4月半ばまで…。

何とか耐えましょう。

ってことで、今日も本題に入りましょう。

今日のイルネス辞典は、「子供の単純性肥満」について解説していきたいと思います。

ま、こう書くと病気のようですが、体脂肪が異常に蓄積した状態を肥満といいます。

その原因として、ホルモンや生まれつきの異常などの特別な理由がなく、食事で摂取したエネルギーが、消費するエネルギー(基礎代謝、運動、成長)よりも多いために起きた状態を単純性肥満というわけです。

単に「肥満」という場合は、単純性肥満を指します。

それに対して、何らかの疾病が原因で肥満した場合を症候性肥満(しょうこうせいひまん)といいます。

肥満の判定には、肥満度を用います。

肥満度とは標準体重よりも何%重いかを表した指標で、(実測体重‐標準体重)÷標準体重×100(%)の式で算出します。

標準体重は、性別、年齢別に身長から計算されます。肥満度+20%以上を肥満と判定します。

現在の小中学生の約10%は肥満で、最近30年間で約3倍に増加してるんだそうです。

では原因は何かと言う事ですが、生活習慣と体質ですが、生活習慣が重要です。

高度経済成長により(1)体を動かすこともできないし、動かす必要もない(運動不足)、(2)いつでも、どこでも、誰でもものを食べることができる(食生活の乱れ)、好きなものを、好きな時に、好きなだけ食べることができる(過食、摂取栄養素の偏り)、(3)夜型の生活習慣、夜食の習慣、朝寝坊(生活リズムの乱れ)。(4)ストレスが多い、という生活が多くなったためです。

症状の現れ方としては、肥満のなかで、医学的に問題がある場合を「肥満症(ひまんしよう)」といいます。

医学的問題とは、内臓脂肪蓄積(ないぞうしぼうちくせき)(腹囲80p以上)、糖尿病、脂質異常症(ししついじょうしょう)、高血圧、肝機能障害、高尿酸血症(こうにょうさんけっしょう)、睡眠時無呼吸、運動ができない、皮膚の変化(皮膚線状や黒色表皮症)、心理社会的問題(不登校、いじめなど)等です。

また、腹囲80p以上(小学生75p)であり、(1)空腹時血糖100r/dl以上、(2)血圧125/70oHg以上、(3)中性脂肪120r/dl以上あるいはHDLコレステロール40r/dl未満、のうち2項目を満たせば、小児のメタボリックシンドロームと診断します。

子どもの肥満は、成人と同様に、糖尿病や動脈硬化の危険因子です。

さらに、子どもに特徴的なことは、(1)心理社会的問題、(2)身長が早く止まる傾向がある、(3)次世代も肥満になる傾向があることです。

子どもの肥満は、大人の肥満よりもより多くの問題を抱えています。

肥満症やメタボリックシンドロームの場合は治療が必要です。

食事、運動、遊び、生活リズムを見直します。

特に食事管理は大事で、間食をなくし、規則正しくバランスのいい食事を心がけましょう。

また、テレビゲームを減らし、外遊び、身体を動かす習慣をつけるようにしましょう。

最初の目標は、体重増加に歯止めをかけることです。

毎日体重を測定し、体重が増加しないように食事に気をつけると効果的です。

日常生活の見直しには、家族の協力とがんばったことへの賞賛が必要です。

あせらず継続することが重要です。

成長曲線を作成し、最近の身長、体重の変化を確認しましょう。

また、腹囲/身長比0.5以上の場合は要注意です。

気づいた時から毎日の体重測定を開始しましょう。

いかがでしたか。

では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。










京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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