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2022年10月20日 [からだのこと]

脳の再配線

お疲れ様です。院長です。

10月20日の木曜日でございます。

10月も後半戦に入り、いよいよ、秋冬へ突入ですな。

だいぶ涼しくなってますから、ここらへんから急に寒くなる日が現れて、その日から冬がはじまります。

そして年末年始と…。

一年が早い(笑)

年々、一年が早いと感じるようになってきましたが、やはりこれも歳のせいなんでしょうかね。

子供の頃は、中学、高校の3年間とか、ものすごく長い気がしたもんですがねぇ。

てな感じで、今日のネタですが、そんな加齢に伴う「脳」のお話しでもしてみたいと思います。

なんでも、我々の脳は、40代で急激な再配線が始まり、ネットワーク全体の結合が強まるんだとか…。

ちょっと何言ってるか分かりにくいんですが、話しを最初から進めると、オーストラリア、モナシュ大学の研究グループは、私たちの脳の一生を通じた変化を調べるため、関連する学術文献をレビューしました。

その結果、判明したのが冒頭で述べたネットワークの統合なんだそうです。

個々のネットワーク内の結合が低下するかわりに、ネットワーク全体の結合が強まるそうなんです。

つまり、個々のネットワークという位ですから、ここに時間の感覚とか記憶、認知機能なんかも含まれるわけです。

ですから、再配線は認知機能に影響をもたらしますが、悪い影響もある一方で良い影響もあるそうなんです。

脳は、領域・小領域・個々の神経細胞といった各種ユニットがつながり合った複雑なネットワークとみなすことができます。

こうしたユニットは構造的・機能的に結合されており、最新の脳撮像技術を使えばそれが働く様子を詳しく観察することができるんだそうです。

今回、モナシュ大学の研究グループが結論付けたのは、まず10代や20代前半の脳では、いくつものネットワークが形成され、それらは各々の内部で緊密につながり合っています。

これは専門的な処理を行う力を反映するもので、ちょうどこの頃にスポーツや言語など各種の才能が開花することとも関係があるようなんです。

ま、言わば脳の成長期みたいなもんですかね。

そこから30代の成熟期を経て、40代半ばに差し掛かると、状況は一変するわけです。

個々のネットワーク内の結合が弱まる一方で、ネットワーク全体の結合が高まるんだと…。

80代にもなると、局地的な結合はさらに低下し、より広域的な結合が進み、全体が統合されていくそうなんです。

つまり高齢者になるにつれ、新しい概念の形成、行動を抑制する力の低下、言語・数的推論といった柔軟な思考が苦手になります。

こうした実行機能の変化は、脳の再配線が始まる40代の頃からすでに現れてくるそうなんです。

ですが悪いことばかりではないようで、自動的に行われるプロセスや、十分に訓練されたプロセスは年齢による影響を受けにくく、語彙や一般的な知識などは一生を通じて向上する可能性すらあるそうなんです。

熟練の技とかはこういう原理でできてんのかもしれませんね。

では何故、そもそもこうした脳の再配線は起こるのでしょう?

これについて研究グループは、脳が非常にエネルギーを消費する器官である点を指摘しています。

脳が人体の体重に占める割合はたった2%だけですが、ブドウ糖の消費という点では供給量の20%を占めています。

ですが歳をとれば、体は衰え、脳の効率も低下します。

つまり脳はブドウ糖をあまり必要としなくなり、せっかくブドウ糖をもらっても有効に活用できなくなるわけなんですね。

だとすると、ネットワークの変化は、リソースの減少やハードウェアの老化にうまく適応するために、脳が自身の再構成をおこなった結果かもしれないとのことなんだそうです。

分かったような分からんような感じですが、少なくとも現代の技術によって、一生を通じて脳がどのように変化するのか、表面的には理解され始めてきたわけです。

人生の初期には、脳の機能的ネットワークが急激に組織され、その後30年から40年かけてさらに洗練されていき、やがて加齢によって脳が衰えると、機能低下につながる変化とそれを補うための変化が多面的に起こると…。

これが分かってるだけで、少し楽になる気もします。

もう、わたくし院長、脳の再配線が始まってるわけで、物忘れが激しくなったのも、これのせいなんだなと…。

ま、脳がそうさせてるんだから仕方ないと…(笑)

再配線され、どこが強固になったんだろ?ってのは感じますが、出来るだけ脳も若々しくいたいもんですな。

ではまた〜。









京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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