2016年06月02日 [からだのこと]
記憶していた記憶があるんですけど…
お疲れ様です。院長です。
6月2日木曜日。
そろそろ疲れる木曜日(笑)
あ〜眠い。
そんな気怠い木曜日ですががんばっていきましょう。
先日、と言っても何日前か忘れましたが、記憶についてお話したと思うんですが、記憶してます?
忘れちゃったっていう忘れっぽい人に、今日は忘れられない人のお話…
忘れっぽいみなさんは、ハイパーサイメシア(超記憶症候群)という疾患名を聞いたことありますか?
ハイパーサイメシア(超記憶症候群)という疾患は、見たものすべてを記憶でき、自分の生活の中で起こった些細なことでも、ほとんどすべてを覚えている、もしくは忘れられないという症状をお持ちの方をさします。
このハイパーサイメシア、さらに幼児期の頃のことまで思い出すことができ、しかも詳しくこと細かに覚えているそうなんです。例えば、両親に連れられて行った、七五三のお参りをした日の朝、何を食べたかとかまで、すぐに思い出せるのだそうです。
この超記憶の症例が最初に報告されたのは、2006年頃で、AJという女性(現在49歳)が、あらゆる出来事や日付を驚くほど正確に覚えているというので話題になりました。
サヴァン症候群(知的障害や発達障害などのある者のうち、ごく特定の分野に限ってのみ優れた能力を発揮する者の症状を指す。)にも似たような症状はありますが、サヴァン症候群の記憶能力は限定的なのに対して彼女の場合は限定されておらず、全ての場合を記憶してしまうらしいのです。
彼女の記憶は、記憶と言うより、その光景がいつでも思い出せる状態にあるようで、例えば何年何月の何日は、何曜日だったかとか、またその日の自分の来ていた洋服とか、そんな細かいことまで「記憶」されてしますそうです。
こ、これは凄い。
こんな些細なことまで記憶していったら、そのうち容量オーバーするんじゃ…
って誰しもが感じる疑問ですよね?
そうなんです。
容量オーバーというわけじゃないですが、前出のAJという女性(現在49歳)は、学校の勉強では超記憶をうまく活用することができなかったそうです。
学校の勉強の内容を、とくに機械的に丸暗記する作業には非常に苦労したらしいです。つまり、彼女の超記憶機能は、そうしたシステムになっていないということなんだそうです。要するに、覚えようとおもって覚えてるわけじゃないって事ですね。
折角の超記憶力やのに、勉強にいかせないなんて…
これはまさしく宝の持ち腐れってやつですよねぇ…
そして、意図してないどうでもいいこと(本当は意味のあることなのかもしれませんが…)は鮮明に覚えてる…
ちょっと悲しい記憶力ですねぇ…
そして自分の意志で覚えた訳ではないですから、当然忘れられるかどうかも定かじゃないんです。
この、超記憶と診断されている人は、全世界で20人しかいないとも言われるほど稀なケースなんだそうで、そのためこの症状がどのようなメカニズムで起こるのかまだ正確にはわかってないそうなんですよ。
いくつかの研究によって、脳の構造の変異ではないかということが言われてはいますが、脳の使い方の違いではないかという研究者もいたりと、なんら特定できてないのが現状です。
つまり謎だらけの状態ってわけです。
そして、この超記憶は、単に起こったことすべてを覚えているだけでなく、それがいつ起こったかをきっちり正確に思い出すことができるって特徴もあります。
例えば、2003年3月19日は何曜日? と訊くと、すぐに水曜日という答えが返ってくるし、そのうえ、その日の天気も、起きてから寝るまでその日に自分がなにをしていていたかも思い出せるそうなんですよ。
これは、「覚えている」って感覚より、なんかハードディスクにビッシリ録画したデータから、「その日」を探してみていくような作業なんだそうで…
「あらゆることを思い出せるけれど、過去のことを考えるときは、まるでその状況に自分が戻っているような感じがする。それが起きたときと、それを自分が思い出すときの差はない」
こう言ってます。つまり、記憶としてより、出来事を今感じてるって感覚なんでしょうねぇ…
当然、凡人の私にはそんな感覚、理解できませんがきっと良い事より、やなことの方が多いんだろうなぁ〜なんて想像はつきますよね。
自分にとって一刻も早く忘れたい事、もしくは忘れなきゃいけない事…
そういった事も、当然忘れられないですし、記憶が遠のく事はないわけです。
いつまでもいつまでも、昨日のことのように、いえ、まさしく今起こってることとして記憶が蘇ってしまう…
これは人間として、本当につらい事かもしれませんね。
てことで、疲れが出てくる木曜日ですが、昨日のことは忘れて、今日も一日頑張りましょう〜
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月2日木曜日。
そろそろ疲れる木曜日(笑)
あ〜眠い。
そんな気怠い木曜日ですががんばっていきましょう。
先日、と言っても何日前か忘れましたが、記憶についてお話したと思うんですが、記憶してます?
忘れちゃったっていう忘れっぽい人に、今日は忘れられない人のお話…
忘れっぽいみなさんは、ハイパーサイメシア(超記憶症候群)という疾患名を聞いたことありますか?
ハイパーサイメシア(超記憶症候群)という疾患は、見たものすべてを記憶でき、自分の生活の中で起こった些細なことでも、ほとんどすべてを覚えている、もしくは忘れられないという症状をお持ちの方をさします。
このハイパーサイメシア、さらに幼児期の頃のことまで思い出すことができ、しかも詳しくこと細かに覚えているそうなんです。例えば、両親に連れられて行った、七五三のお参りをした日の朝、何を食べたかとかまで、すぐに思い出せるのだそうです。
この超記憶の症例が最初に報告されたのは、2006年頃で、AJという女性(現在49歳)が、あらゆる出来事や日付を驚くほど正確に覚えているというので話題になりました。
サヴァン症候群(知的障害や発達障害などのある者のうち、ごく特定の分野に限ってのみ優れた能力を発揮する者の症状を指す。)にも似たような症状はありますが、サヴァン症候群の記憶能力は限定的なのに対して彼女の場合は限定されておらず、全ての場合を記憶してしまうらしいのです。
彼女の記憶は、記憶と言うより、その光景がいつでも思い出せる状態にあるようで、例えば何年何月の何日は、何曜日だったかとか、またその日の自分の来ていた洋服とか、そんな細かいことまで「記憶」されてしますそうです。
こ、これは凄い。
こんな些細なことまで記憶していったら、そのうち容量オーバーするんじゃ…
って誰しもが感じる疑問ですよね?
そうなんです。
容量オーバーというわけじゃないですが、前出のAJという女性(現在49歳)は、学校の勉強では超記憶をうまく活用することができなかったそうです。
学校の勉強の内容を、とくに機械的に丸暗記する作業には非常に苦労したらしいです。つまり、彼女の超記憶機能は、そうしたシステムになっていないということなんだそうです。要するに、覚えようとおもって覚えてるわけじゃないって事ですね。
折角の超記憶力やのに、勉強にいかせないなんて…
これはまさしく宝の持ち腐れってやつですよねぇ…
そして、意図してないどうでもいいこと(本当は意味のあることなのかもしれませんが…)は鮮明に覚えてる…
ちょっと悲しい記憶力ですねぇ…
そして自分の意志で覚えた訳ではないですから、当然忘れられるかどうかも定かじゃないんです。
この、超記憶と診断されている人は、全世界で20人しかいないとも言われるほど稀なケースなんだそうで、そのためこの症状がどのようなメカニズムで起こるのかまだ正確にはわかってないそうなんですよ。
いくつかの研究によって、脳の構造の変異ではないかということが言われてはいますが、脳の使い方の違いではないかという研究者もいたりと、なんら特定できてないのが現状です。
つまり謎だらけの状態ってわけです。
そして、この超記憶は、単に起こったことすべてを覚えているだけでなく、それがいつ起こったかをきっちり正確に思い出すことができるって特徴もあります。
例えば、2003年3月19日は何曜日? と訊くと、すぐに水曜日という答えが返ってくるし、そのうえ、その日の天気も、起きてから寝るまでその日に自分がなにをしていていたかも思い出せるそうなんですよ。
これは、「覚えている」って感覚より、なんかハードディスクにビッシリ録画したデータから、「その日」を探してみていくような作業なんだそうで…
「あらゆることを思い出せるけれど、過去のことを考えるときは、まるでその状況に自分が戻っているような感じがする。それが起きたときと、それを自分が思い出すときの差はない」
こう言ってます。つまり、記憶としてより、出来事を今感じてるって感覚なんでしょうねぇ…
当然、凡人の私にはそんな感覚、理解できませんがきっと良い事より、やなことの方が多いんだろうなぁ〜なんて想像はつきますよね。
自分にとって一刻も早く忘れたい事、もしくは忘れなきゃいけない事…
そういった事も、当然忘れられないですし、記憶が遠のく事はないわけです。
いつまでもいつまでも、昨日のことのように、いえ、まさしく今起こってることとして記憶が蘇ってしまう…
これは人間として、本当につらい事かもしれませんね。
てことで、疲れが出てくる木曜日ですが、昨日のことは忘れて、今日も一日頑張りましょう〜
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院