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2022年07月25日 [からだのこと]

人工皮膚の未来2

お疲れ様です。院長です。

7月25日の月曜日でございます。

いよいよ7月も残り1週間となりました。

やはり、夏と言えば8月。

これからが夏本番です。

てか、今年はどっから夏やってんって感じですけどね。

では今日のネタですが、つい先日このブログでもご紹介しましたが、東京大学の研究チームにより、人間の皮膚を使った指型ロボットが開発されましたが、今日のも最新のロボット工学のお話しです。

なんと、痛みを感じとることができるロボットが開発されたんだそうです。

ロボットが人間らしさなど一切ない冷たい存在だったのは、今や昔の話と言えるでしょう。

最新のロボットには、誰かに優しく触れられればそれを感じ取り、手荒く扱われれば痛みすら感じるとることができるようなんです。

英グラスゴー大学の研究グループが開発したロボットハンドは、最新の「電子スキン(eスキン)」をまとっており、人間のような「触覚」が再現されています。

強く突かれれば、痛みで思わず手を引っ込めるくらい人間らしいんだとか…。

最近発表された電子スキンは、触覚ロボットの開発だけでなく、感覚を備えた義肢の実現にもつながると期待されるそうです。

感覚を備えた義肢…。

これは夢のようなものでしょうね。

ロボットで触覚を再現する難関の1つは、データの処理速度だといわれています。

触覚らしい触覚にするには、ロボットの全身にセンサーを散りばめておかねばならないわけです。

当然、伝わってくるデータは大量になり、処理は大変なものとなります。

コンピューターがそれを意味ある情報に翻訳するには1分もかかるのだそうです。

つまり、今の技術では、触れた感覚が伝わるのが、1分後というわけですな。

これでは感覚というにはちょっと遅いですな。

グラスゴー大学が開発した新しい皮膚センサーは、人間の末梢神経にヒントを得たものなんだそうです。

末梢神経は、接触による刺激があればそれをひとまず処理するわけですが、脳に伝えるのは本当に重要な情報だけなんです。

同じことをロボットでもやれば、通信経路を解放し、膨大な情報量でコンピューターが忙殺されるのを防ぐことができると考えたそうです。

そのための秘策が、168個の「シナプス・トランジスタ」で構成されるグリッドで、シナプス・トランジスタは酸化亜鉛製ナノワイヤーでできており、柔らかい表面にも配置できます。

とまぁ、細かい事は一般人の我々には理解しがたいものですが、今回の痛みを感じるロボットハンドは、シナプス・トランジスタが接続された皮膚センサーでおおわれています。

それによって接触の強さを判断して、痛いほど強ければ手を引っ込めるんだそうです。

ロボットに痛みを感じさせるなどちょっと可哀相な気もしなくはないですが、これは環境から学習するにはとても大切なことです。

人間もある意味では、小さい頃に痛い思いをしながら、何が危険なのか学習していくわけですからね。

熱い鉄を触っていけないとわかるのは、痛みのおかげです。

と同じことがロボットにも言えるわけですね。

「この方法で開発された電子スキンは、ハードウェアレベルで分散学習することができます。

何か行動を起こすために、中枢プロセッサとの間で情報をやりとりする必要はありません」と、グラスゴー大学のラヴィンダー・ダイヤ教授はプレスリリースで説明しています。

「必要な計算量をカットすることで、接触に反応するための処理が大幅に加速しました。

刺激に対して適切に反応する、大規模な神経形態学的プリント式電子スキンの実現へ向けた真の前進だと思います」

この技術は、周囲の環境がどのようなものか理解して、怪我を避けるようなロボットを作るためのものですが、研究グループによれば、人間の義肢にも応用できるそうです。

将来的にもっと高度な電子スキンが開発されれば、新しいやり方で世界を探索・操作するロボットだけでなく、人体と遜色ないレベルの触覚を備えた義肢などを実現できるかもしれないそうです。

まぁ、技術の進歩はめざましいです。

触覚=痛みと言えば、もはや感覚です。

近い将来、五感を持ったロボットが登場することを否定する人はもういないでしょう。

そして冒頭でもお話ししたように、人間の皮膚を持ったロボットも完成しそうですし、こりゃ思ってるよりターミネーターな世界は近いのかもしれませんね。

もちろん、五感を備えるわけですから、知能もあるんでしょうからねぇ…。

こんなロボットにAIなんか搭載されたら、もう人間ではかなわないんじゃないの(笑)

後は、わたくし院長の生きてるうちに登場するかどうかだけですな。

ではまた〜。










京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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